2017/05/28

第84回日本ダービーを生観戦する

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子供の運動会の翌日に馬の運動会。例年通りに第84回日本ダービーを生観戦してきた。ウイニングチケットのダービーから24年。数々のダービー馬を観てきたが、今年は群雄割拠。青葉賞馬のアドミラブルが3倍台で一番人気となっていた。

この日の馬券。午前中は見。午後に入ってブライトンロックを本命にした5Rで中穴を買い逃し、そこから運に見放された。続く6Rは当たったものの、堅い決着。こういう日は何をやってもダメだ。

ダービーは能力的にアドミラブルと思っていたが、多頭数の競馬が未経験な事が気になった。ノド鳴り手術明けなんかより、改修後に大外枠が勝った事が無いというのも何とも。ただ事前のペース読みでは中からハイペースと思っていたから、流れればこの馬と馬連で勝負。ただこういう日は何をやってもダメだ。

レースは事前の予想と違い、横山典のマイスタイルが逃げる展開でスローに流れた。アドミラブルは大外枠が響き、中団につけるのがやっと。我慢できないルメールのレイデオロは向正面で進出、直線手前で先頭に立つ勢いとなった。後は33秒台の上りで押し切って決着。先週のオークスは2分24秒台であったが、今週のダービーは2分26秒9。いわゆるスローで上がりの競馬。エイシンフラッシュのダービーの時と同じ脱力感に襲われた。3週連続G1勝利とは、ルメールの神騎乗ならぬ神^3騎乗には恐れ入る。

アドミラブルは能力が高くとも、上がり最速33.3秒を繰り出そうとも、2着に届かず馬券は撃沈。余計に買ったペルシアンナイトの流しで傷口を広げてしまった。追加馬券に当たりなしの格言。こういう日は何をやってもダメだ。

それにしても外枠不利の今の芝2400メートルコースとは如何なものか。今やあの芝2000メートル以上に不利が明確となった。最高レベルの能力検定レースであるダービーの意義が問われる。もう7枠より外は一点も買わないつもり。

最終レースに組まれた目黒記念は、ダービーで神騎乗した四位のサラトガスピリットに期待したが、同じくスローを先行せずに後方待機。上がりの勝負でついていけなかった。勝ったのはトップハンデ、ルメールのフェイムゲーム。もはや神^3騎乗には敵わない。

東京競馬G1ウイークラストは安田記念。ルメールは皐月賞馬イスラボニータで臨む。4度目もあるのか。ルメールの笑いは止まらない?

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2016/12/31

2016年総決算「競馬篇」

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今年の中央競馬は前年のダービー馬ドゥラメンテが期待されたが、ドバイは落鉄もあってポストポンドの2着、宝塚記念は2着入線後に脚部不安を発症で電撃引退。凱旋門賞制覇は今年のダービー馬マカヒキに託された。マカヒキは前哨戦を勝ったものの、オブライエン厩舎の作戦の前に惨敗。ただ日本馬一頭で臨んだ世界最高峰のレースを勝たせてくれる程、本場は甘くない。

その一方で昨年香港カップを勝ったエイシンヒカリがイスパーン賞を快勝。レーティング世界一となった。そして連覇のかかった香港カップをぶっちぎったのがモーリス。香港帰りの安田記念は差し届かず2着だったが、年間通して堅実な成績を残した。引退は残念だが、記録だけでなく記憶に残る名馬だと思う。

日本国内に限れば、年間通して活躍したのはキタサンブラック。王道路線を進み、春は天皇賞・春、秋はジャパンカップを勝った。今年の成績だけでいけば、全レース馬券圏内を確保。ファン投票1位となった有馬記念はサトノダイヤモンドのマークに屈したが、両馬共に来年はシャンティイの大一番が大目標というのは楽しみ。

通年免許でルメール、デムーロが頭角を現す一方、エイシンヒカリ、キタサンブラックの鞍上武豊の活躍は嬉しかった。勝ち星はまだまだ全盛期に及ばないが、競馬ファンだけでなく世間が目を向ける存在として今年も目立った存在だった。やっぱり競馬は武豊で無ければ、と思う。

総じて振り返ると、日本馬にとって海外競馬はより身近になったと実感する。特に今年は海外馬券元年であり、凱旋門賞と香港国際競走と馬券共々楽しんだ。馬券となれば必ずしも日本馬だけを応援する訳でない。中心はマカヒキでは無くファウンド、ビッグアーサーでは無くエアロヴェロシティなのである。来年はドバイも買えそうだし、開催日の深夜は眠らせてもらえそうにない。

年間を通した馬券は取って取られてを繰り返し、プラスに転じる事は無かった。余計に勝った馬券が敗因。勝負レースを絞り切れなかった事も大きい。来年は効果の高かったローリスク・ハイリターンなら中穴中心、連対馬体重内の馬を軸とする事を推し進めたい。今年の福島記念のような予想ドンピシャな馬券に出会いたいなぁ。


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2016/12/11

「2016香港国際競走」の馬券を買う

 日曜行われた「2016香港国際競走」の馬券を買ってみた。日本ではG1阪神ジュベナイルフィリーズと同日に、香港は4つのG1が施行されるという豪華さ。日本のレースを観戦しつつ、合間に香港からの映像が入ってくる。ただ地上波、グリーンチャンネル共に日本のみリアルタイム、香港は遅れて放送となっていた。ネットでの馬券売り上げは想定を下回ったそうだが、両国のレース間の忙しさにカオス状態。現場の情報が入り難い香港側のレースがファンから軽視されるのは仕方あるまい。

 まずは香港ヴァーズ。ムーア騎乗のハイランドリールが中心。ただ圧倒的な人気で馬単流しか、ワンフットインヘヴンとの3連複流しかで最後まで迷い、1着付けの馬単流しに落ち着いた。レースは先行するハイランドリールをモレイラ騎乗のサトノクラウンが差し切り勝ち。日本のレースとの混乱で3連複を買っていたと勘違いでぬか喜び。第1戦目は敗戦。

 続く第2戦香港スプリント。日本馬応援といきたいところだが、やはり地の利。また日本の国際G1で実証されている通り、香港馬の短距離路線での強さは忘れてはならない。という事でおなじみ高齢ながらエアロヴェロシティと前哨戦を勝ったラッキーバブルズの3連複総流し。結果は復活したエアロヴェロシティにラッキーバブルズと予想通り。配当が高くなかったのは皆同じ事を考えていたからかなぁ。

 第3戦香港マイルはパートン騎乗の地元香港ビューティーオンリーから馬連、ワイド総流しを狙う。JRAホームページの出馬表、グリーンチャンネルの前哨戦解説等から導き出した予想だ。結果ビューティーオンリーが勝って2、3着は香港勢で占めたため、香港4レース中で最も良い配当を得た。日本馬は総崩れ。やはりスプリント同様、短距離戦ではシャティンを乗り慣れた騎手の巧拙が大きい。

 第4戦香港カップはモーリスとエイシンヒカリ、どちらから買うかを迷ったが、発表された馬体重からモーリスを選んだ。エイシンは国内連対時に比べ馬体重が重く軽視。全般最悪トントンになるように馬連流しで購入した。結果は出遅れたモーリスが直線エイシンヒカリを捉え、後続を引き離して圧勝。特に直線に入る際のすり抜け方、繰り出した瞬発力に驚かされた。

 香港馬券は4戦3勝。ただ日本のレースで惨敗したためにトータルでトントン。でも競馬ファンにはとても楽しい一日であった。やっぱJRAも同日G1を作るべきだよ(ゴールデンジュビリーデーみたいなJCとJCダート同日開催を復活希望!)。

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2016/11/27

東京競馬場で「第36回ジャパンカップ」を生観戦する

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 今日は馬組合の面々と会うために東京競馬場を訪れた。午前10時着となるよう準備。いつも同様、組長は前乗りして朝から席をとっておいてくれた。本当に感謝以外の言葉はない。こちらもいつも通り、飲み物とお菓子の差し入れを用意させていただいた。

 ジャパンカップ当日は特にイベントらしきものが無かった。ただ昼、組長に誘われるままについていくと、谷桃子、津田麻莉奈、須田鷹雄という競馬界有名人のトークショーを観る事ができた。須田節の炸裂ぶりに思わず笑ってしまう。途中、須田さんはモニタに映る京都の雨のドカ降りに驚いていた様子だった。

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 あと4R2歳新馬戦ゴにールドシップの全妹が出走という事でパドックへ。須貝厩舎で鞍上は武豊。ただ結果は着外。牝馬のため、お兄さんに比べ線が細くこれからの馬だろう。とりあえず1勝上げて欲しい。

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 さて馬券の方は3R、一番人気マイネルスフェーンから的中、ただ安めでガミってしまう。昼休みを挟んでの7Rは1番枠の蛯名騎乗のステイゴールド産駒レッドローゼスから狙うが縦目。8Rは穴目でシメシメと思っていたトーセンラムセスが2番人気まで上がり、ワイド総流しでかつ人気サイドで再びガミる。9Rは見、10Rは福永騎乗の一番人気メートルダールが3着に惜敗したため、自信の馬連は撃沈。

 そしてメインであり最終レースのジャパンカップだ。実は馬体重的に狙い目だと思ったのはサウンズオブアースだった。今年馬券圏外だった時も馬体重で過去連対が無かったものだ。そして今回は506キロ。去年、今年の好調時、連対時と同じ。迷わず馬連とワイド総流しを賭ける。

 一方でダメだと思ったのは皐月賞馬ディーマジェスティ。連対を外した菊花賞は重め。そして今日も馬体重変わらず、しかも調教で遅れるという消える要素は揃っていた。

 判断がつかなかったのがキタサンブラックとルージュバック。いずれも連対馬体重の条件は満たしており、しかもペースが平均か、少し遅くなる程度なら馬券になりそう。これとゴールドアクターと怖いムーアのリアルスティールらだけ馬連を少し厚めに買っておいた。

 レースはキタサンがハナを切るとすぐに判るスローペース。武豊の逃げで誰も首に鈴を掛けにいけない。直線に入るまで明らかなセフティリードが築かれた。一方で4コーナー、外に出し易いよう位置取りに気をつけるデムーロが見えていた。後は「デムーロ!」と絶叫するだけだった。レース序盤まで写真を撮り続けるも、直線の攻防は観戦に切り替わっていた。ただキタサンとサウンズオブアースの着差は最後まで変わらずにゴールイン。3着に福永のシュヴァルグランが入った。

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 馬券的には東京のレースだけでいけばトントン。ジャパンカップ以外の負けが大き過ぎた。しかも京都の準メイン、メインも惨敗。トータルでは明らかな負けである。ただジャパンカップは馬券を取った大きな満足感に浸れた。

 とりあえず換金をすませると、表彰式の北島三郎、武豊の御両人を写真に納める。表彰式の後、「まつり」を唄ったのだろうか。東秀での反省会が控えているため、早々に東京競馬場を後にした。東秀では半チャーハンと半ラーメンのセットに中生ビールで組合員同士で乾杯。これで25年目?のジャパンカップ。早々に忘年会での再会を約束したのだった。

おしまい。

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2016/10/03

第95回凱旋門賞を振り返る

 どうにか寝落ちせず10時半を迎えた頃、フジテレビの中継ではユーイチ騎手が解説。蒼白な表情は気のせいか。見てられなくてグリーンチャンネルに変えたら武豊騎手が出ていた。こちらのほうがいろんな意味で安心して見られる。パドックで周回を終えた各馬が馬場入り。しきりにMCが馬券締め切りが11時1分と繰り返す。寝落ちする前に買ったのはポストポンドとファウンドからの三連複総流しとファウンドからのワイド総流し。ファウンドを選んだのは凱旋門賞で牝馬が有利な事、そして鞍上ムーアに尽きる。

 レースは終始緩みのないペースに外枠が祟ったマカヒキ。ポストポンドも先団につける。うちに潜んだファウンドは中団からコーナーに差し掛かる辺りから進出。直線では先頭に立つ勢いだった。先行してペースを作った一頭だったハイランドリール、オーダーオブセントジョージが迫る中、ファウンドはゴールを突き抜けていた。ハイペースに2:23.61の速い勝ちタイムはスピードだけでなくスタミナを要求した事を物語る。スピードの勝ったマカヒキには未経験で展開共々不向きなレースとなった。

 これまでなら海外のレースを観ていて純粋に日本馬の応援に徹していた。しかしそのレースの馬券を買うとなれば話は違う。最後の直線で立つファウンドを見て「そのまま!」と叫んでいた。妻に「マカヒキじゃないの?」と言われたが、心はここに在らず。ゴール後は2、3着によるワイドの配当ばかり気になっていた。ただスピード決着だったからか、ポストポンドが残らなかったのは残念。三連複も当てたかったが、欲を言えばキリがない。

 今は初めての海外競馬の馬券を当てられて嬉しい。かつて地の利が通用しなかった頃のジャパンカップのような競馬。というより、1頭を除けば皆外国馬。言うなれば逆ジャパンカップ状態。これまでの馬券購入とは違った感覚、経験である。41億円の売り上げがあったそうだが、購入した競馬ファンは同じ思いだろう。なお年末に向けメルボルンC、香港と続くとの事。果たして秋のGIシリーズが終わるまで財布の中身が保つだろうか。

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2016/10/02

第95回凱旋門賞の馬券を考える

 ご存知の通り、JRAは今年から外国のG1レースの馬券を発売する。その第一弾がフランス凱旋門賞だ。欧州No.1であり、世界最高峰のレースと言っていい。日本馬は4回の連対を数えるが、優勝はない。そもそも欧州調教馬以外の勝ち馬がいない。

 欧州独特のタフな馬場はスピード重視の日本馬には本来不向き。ただ今年は工事のため、高低の激しくトリッキーなロンシャンからシャンティイ競馬場での開催となった。エイシンヒカリがシャンティイのイスパーン賞を勝った事からも、多少なりにも日本馬にあった馬場なのだろう。

 注目は今年の日本ダービー馬マカヒキの参戦であるが、指数的にはダービー共々キズナクラスまでの能力とみている。渡仏、前哨戦を使った点も同じだが、後は適性と夏を越してパワーアップがあるかどうか。ちなみに過去の参戦馬ではオルフェーヴルがダントツ。又はエルコンドルパサーのような長期遠征ではないとなかなか難しい。

 世界トップクラスのポストポンドの取捨が馬券のポイント。約2ヶ月ぶりのレースだが、前々走から同じ間隔で関係ないだろう。4歳以上の牡馬に不利な凱旋門賞とはいえ馬連、三連複で攻めるなら絡める必要はある。あとは3歳馬か牝馬という凱旋門賞王道の買い方しかない。

 馬券はポストポンド、ムーアの乗るファウンドの2頭軸での三連複総流し。ファウンドからのワイドも買いたいが、人気馬からはちと安め過ぎるので穴目のヒモに期待。心配は23時まで起きていられるか位かなぁ。寝落ちの前に馬券だけは買っておこう。

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2016/05/29

第83回日本ダービー、では無く有村架純と藤田菜七子を観に行く

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 今日は第83回日本ダービーを東京競馬場で生観戦してきた。それが一番なのだが、それ以外にも次の目的があった。
(1) 昨年に続いて有村架純を見る(撮る)事。
(2) ダービーコラボの「コップのフチ子」こと「お馬のフチ子と日本ダービー」を手に入れる事。
(3) パドックで藤田菜七子騎手を撮る事。
 今年、有村架純は瑛太、鶴瓶師匠と登場との事前情報。藤田騎手は第2、3、12レースに乗る事が前日判っていた。パドックに現れるのは最初の2レースと12レースになる。ダービーの事を考えれば、先に済ませておいたほうがいい。前入りした馬組合のメンバーと今年は早めに合流。ネタ撮りの名目で第2レースのパドックを待った。

 間も無く出走馬が現れ、レースが近づくと騎乗命令が掛かった。そして藤田騎手の登場にいつも以上にパドックに集まる人が多かったように思う。しかしここで大トラブル発生。1枚撮ったところでカメラのEye-Fiカードが一杯になってしまった。急いで対処するも、本馬場に行った後だった。一応写真は撮れても消化不良に終わったのだった。

 続いて「お馬のフチ子と日本ダービー」 。競馬場正門近くで長い行列がいくつもあった。その一つがコップのフチ子。ダービーコラボという事で馬にしがみつくフチ子がフィギュア化された。本来ならフチ子はパッケージ通りに勝負服であるべきだが、一様にJRA職員の出で立ち。コスト面と馬主の許可が下りなかったのでは、と推測。

 コップのフチ子らしく、100円玉5枚で一回引かせるという念の入れ方。予算と土産数の都合で3回トライすると、ナリタブライアン、ミスターシービー、キズナを手に入れた。ただ馬単体の出来はペケ。もしターフィーショップで売っていたら買わないだろうな。

 馬券のほうは最初に買った5レース以外はさっぱり。本番ダービーも道中で中だるみ、スローペースがたたり、本命ディーマジェスティは3着まで。道中の位置取りの差で直線坂を上ってマカヒキとサトノダイヤモンドの争いになった。結果、個人馬主としては出色のダービー3勝目となる金子真人オーナーのマカヒキがハナ差制した。高馬として有名なサトノダイヤモンドも僅差に楽鉄のアクシデント。やっぱりダービーオーナーの座は金で買えないのかもしれない。

 個人的には007馬券と銘打ってディーマジェスティとヴァンキッシュランから総流しを掛け撃沈(なぜ007馬券かは解る人にはわかる)。毎年ゴール前を冷静に撮るはずが、シャッターを押す事すら無かった程放心。今年こそはエビショウと思っていたのに…それでもマカヒキのウイニングランの頃にやっと正気に戻っていた。

 馬券がダメなら有村架純頼み。表彰式に向かってカメラ片手に向かう。マカヒキの偉業よりも写真が大事。しかしまたしても不幸が起こる。
「カードが一杯です」
ここのところEye-Fiカード、エンドレスモードの調子が悪すぎる。いろいろと諦めきれず、11レースと最終12レース目黒記念の馬券を買ったのはいうまでもない。そして終わってみると土産の、コップのフチ子3体が随分と高くついたなぁと。あとその道中、元祖馬ドル、鈴木淑子さんを見掛けた。それ位かなぁ、良かったことって。おしまい。

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2015/12/29

2015年総決算「競馬篇」

 今年の競馬を題するなら、喪失と再生だろう。まるで「エヴァ」のようだが、特にジョッキー界ではそんな一年だったように思う。後藤の死、藤田の引退、福永の落馬事故。これまでどんなにシステムが変わろうと彼らは代えられない存在であり、個性派としてレースを紡いできた。もう後藤と藤田はターフヘ帰ってこない。特に後藤は騎手という仕事の難しさを伝える。同様に福永の復帰が待たれるが、焦りや葛藤、今の心中を察する。

 一方でデムーロ、ルメールのJRA騎手免許取得は大激震となった。デムーロのGIでの暴れっぷり、ルメールの堅実さは通年となる来年以降、大躍進は必至。ただ彼らの場合、ファンの感覚としてこれまでの実績と貢献もあり、日本人と同義ではある。今後ここまで日本競馬、文化に精通する外国人ジョッキーの追随はしばらくないだろうが、日本人ジョッキーの勝ち星を侵食していくだろう。

 若手の中で注目しているのが、2年目の石川裕紀人君だ。もう君付けすら恥ずかしいが、我が年の差を考えればそんなところ。しかし実績は2015年シーズン終了時、全国27位と立派。有馬記念に初騎乗し、今最も注目される若手ジョッキーだ。9月の中山遠征、そして年末に掛けて随分と馬券に貢献してもらった。目は外国人やベテランに行きがちだが、今後を見据え、若手の台頭にも注意したい。

 競走馬ではディープ、キンカメ、スクリーンヒーロー産駒が活躍。ただ高額繁殖馬ばかりが相手のディープ産駒はさておき、確変に入ると止まらないキンカメ産駒が凄い。今年はタマモクロス級に上り詰めたラブリーデイ。中でも底知れないダービー馬ドゥラメンテのリタイアは来年への復活が期待される。スクリーンヒーロー産駒はマイル完全制覇のモーリス、GP馬ゴールドアクターと名優が揃う。ゴールドシップがターフを去り、個性あるスターホースの登場を待ちたい。

 馬券的には年末に向かって尻上がりに当たりは増えた。ただ今年前半から夏までの停滞期の逆転には至らず。ただ光明は見えている。馬券スタイルも固まり、あとは実践のみ。来年の競馬が楽しみだ。

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2015/11/29

-さよならジャパンカップ-2015ジャパンカップを観る。

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 ジャパンカップ当日、昼前11時に着いた東京競馬場。天気晴れやかに富士山が良く見える。着いて競馬組長S氏たちに合流。8レースまで見と決めていたため、始動は9レースとなった。連軸に推した戸崎の馬が伸びあねぐ。連対馬体重を超えていたのが良くなかったか。京都10レースはシンデレラボーイから買っていたが、全く歯が立たず。東京10レースはムーア、ノリの馬からの3連複が当たっただけの安目トリガミ。本番はジャパンカップ、大本命馬ビッグアーサーの出る京阪杯と割りきっていた。

 ジャパンカップの買い目は誰も同じと思うが、ラブリーデイ本命。ただ頭は出し抜けを喰らう危険があったため馬連止まり。3連複は熟考の末、ショウナンパンドラを単穴に下げ、ラブリーデイとミッキークイーンとの2頭軸とした。結局この判断が勝敗を分けた。もちろんラストインパクトもヒモに買っているから悔しさもひとしお。

 ペースも平均で想定内。誤算はラブリーデイが早め先頭になった事。確かに一番人気だからという擁護論もある。だがG1での鞍上川田の成績を振り返ってみれば疑問も出てくる。彼がG1一番人気で勝ったのは桜花賞のハープスターのみ。後は惜敗の連続だ。川田はここ一番の騎乗が素晴らしいが、G1での一番人気、その重みを跳ね返すのはまだ早いのかも。

 一方、今日ジャパンカップデー、ひとり気を吐いていたのはラストインパクトに乗っていたムーアだろう。この日4勝で迎えたジャパンカップで1着にクビ差まで迫る大金星の2着。一旦先頭に立ったラブリーデイをゴールまで保たせなかった川田とは対照的。先週のモーリスの伸びも素晴らしかったが、それもムーアあってのもの。確かに馬は世界レベルだろう。だが去年のエピファネイアといい、ジャパンカップは世界の一流騎手の腕披露の場に変わったのかもしれない。さよならジャパンカップ。来年からワールドスーパージョッキーズカップに改名した方が良いのでは。

 なおビッグアーサーから馬単で勝負した京阪杯もアタマ差届かず泣かされ、踏んだり蹴ったりなジャパンカップデーだった。

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2015/10/25

武豊性悪説

 先週、賑やかした武豊のスキャンダル報道。話の中身はどうでもいい。彼自身へのイメージダウンが叫ばれているが、実際はどうだろう。そもそも武豊に対するイメージとは?天才、クレバー、紳士、爽やかなど等、どちらかというと好印象寄りが世間の評価。日本競馬界を代表する騎手に対する見方である。それを支えているのは世間が勝手に持った、武豊に対する性善説だ。

 まず彼の競馬はクリーンである。馬に負担を掛けない騎乗、レース中の妨害行為はほとんど無く、正攻法、時に大胆にレースを進め、勝ち星を重ねる。落馬事故とエージェント制の煽りを受け、リーディング争いから離れた時期もあったが、ダービー馬キズナとの復活以降、輝きを取り戻し始めている。今年は離されているものの、上位におり、重賞300勝目をあげた。名馬との出会い、ドラマチックなレースは武豊自身も輝かせる。ターフのヒーローだからこそ、存在はクリーンに見えてくる。

 有名個人馬主、某調教師との確執に大手オーナーブリーダーとの関係悪化が取り沙汰されたが、今ではその勝ち星から大手オーナーブリーダーとの関係は改善した。あるレースの騎乗に対し、有名個人馬主と某調教師を相手に持論を翻さなかったのは、プロフェッショナルを突き通した武豊の流儀だろう。ただ彼の復活までの心中を考えると、単に流儀だけが支えていたとは思えない。競馬界で生きるのはそんなに容易くないからだ。

 武豊のインタビューは面白い。単に面白いだけでなく、言葉に毒が散りばめられているから面白い。その矛先はその番組の出演者、競馬界、ファンと毒牙に掛かっていく。そしてその根源は、やはり武豊自身の中にあると考える。30年近く日本競馬界でトップに君臨、少なくとも競馬に対する世間の認知度で武豊を超える人材を知らない。ライバルから有力な騎乗馬を奪い、勝ち星を重ねる。デビュー以降、アンチ武豊が台頭した頃、そんな事を感じた事も少なからずあった。彼を支える図太さ、本性とは実はブラックだったのではないか。

 さて世間の声など何処吹く風。そんな昨日、週末の土曜、京都で武は3勝をあげた。何を言われようが競馬で結果を出す、それが武豊。以上は全て、私の勝手な想像ですけど。

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