2026/05/24

NHK夜ドラ「ラジオスター」を観る(完走)

NHK夜ドラ「ラジオスター」(全32回)を観終わりました。奥能登を舞台にある街の地域FM局を中心に繰り広げられる人間ドラマです。福地桃子が演じる主人公のカナデがパーソナリティーとして成長していく姿を中心に描かれていきます。

ドラマの紹介動画でも言及されていましたが、災害を扱う=避けられてしまう可能性あるテーマです。実際、ドラマ中盤では生死を扱った描写が出てきます。ただそれを乗り越えての現在、しかしながらご存知の通り、地震のあとで豪雨と被災は続いています。

そこに生きる人々の姿を描きながら、大阪から能登を訪れたカナデ、彼女のラジオ番組を通してリスナーの心を開いていく様が印象的です。そしてドラマタイトルはカナデ、そして繋がれるバトンを表しています。決して可能性を潰さなかった松本の決断は感情に訴えてきましたね。

私は今の境遇をラジオに救われていると感じていますから、このドラマのテーマに共感しました。だからといってラジオが全てを解決するとは思いません。その点もドラマの中で描かれていました。現実、星の数ほどあるラジオ番組、ラジオ局それぞれが重荷を背負っているわけではありませんが、心に寄り添う番組で出会えたら幸せかもしれません。

このドラマはテーマを支えるキャストの魅力が大きいです。カナデ以上に悩む松本を演じた甲本雅裕(昨日観た「PERFECT DAYS」のノリの良い飲み屋のアンちゃんが良かった)に目下人気バイプレイヤーの消防士西川を演じた渋川清彦、”お母さん”役が板についた常盤貴子と分厚いです。

もちろんカナデを演じた福地桃子の魅力に尽きます。元気の湧き出る声はこのドラマの根幹。本当にラジオ番組やって欲しいですね。ニッポン放送あたりはオールナイトニッポン(クロスとかゼロ)のお試し枠で起用するかもしれません。いずれこのドラマ、スペシャルやスピンオフあるかも。

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2026/05/18

Netflixドラマ「九条の大罪」を観る

Netflixドラマ「九条の大罪」(全10話)を観終わりました。柳楽優弥、松村北斗共演のリーガルサスペンス。内容は「愚か者の身分」を彷彿とさせるヤングレ、ヤクザたちの暗躍に彼らの依頼を受けるのが、柳楽演じる弁護士の九条。冒頭からヒリヒリするエピソードが続きます。

しかも「九条の大罪」はマンガが原作とあって多様なキャラクターが物語を彩ります。第1話から売人の金本のイカれ具合に圧倒されました。ラップと暴力、そして巨体を揺らす姿、そして顛末。演じたのがビスケットブラザーズの原田と知ったのはエンドクレジットでした。

正直、このドラマで金本は小物です。出てくる悪は回を追ってエスカレートしていきます。これは見てのお楽しみという感じ。むしろ半グレをまとめる壬生の凄みのほうが怖い。背中のタトゥーの文字は優しさの表れ、その反面でやる事はえげつない、しかも知略家です。

壬生を演じたのが町田啓太でフィジカル面も含め、役作りが凄い。このドラマは彼の代表作になったと思います。壬生は単にヤクザ、その弁護士という構図に限らない物語を形作っていく腹に一物あるキャラクター。そんな壬生が頼るのが”九条先生”です。

善悪の区別する事なく依頼を受けるのが九条の信条。依頼者にはカンモクを徹しさせ、テキパキと仕事をこなし、警察や仲間内からも悪徳弁護士のレッテルを貼られています。柳楽優弥の落ち着いた演技がいいですね。そして言葉も重い。九条の境遇には若干シンパシーも感じてしまいます。

烏丸弁護士を演じる松村北斗もいいです。九条とのちょっとしたバディ感、池田エライザ演じる薬師前との掛け合いも面白い。烏丸と九条、過去の対峙とこの後の展開を控えつつ、シーズン1は終わっていきます…えっここで終わり?!クリフハンガーの極致。早くシーズン2を見せてくれ!

このドラマはTBSが総力を賭けたといっても過言ではありません。実はこのNetflixドラマ、TBSスパークル製作(TBSの子会社、ドラマのエンドクレジットでおなじみ)です。地上波向けではなく、ネトフリ専用で作られたようです。

少なくともそのまま地上波で流せるドラマではありません。介護経験者にはキツイ描写もありました。でも観てしまう、そんな吸引力が本作にあります。

OPにEDもカッコいい。羊文学による主題歌「Dogs」も含めてCoolでドラマも世界観に合っています。本当はもっと他のキャラの深堀りをしたいけどネタバレになるので割愛。遅ればせながら、今Netflixで最も観るべきドラマだと思います。

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2026/05/15

お悔やみ:大葉健二さんと日本のヒーローのこと

宇宙刑事ギャバンを演じた大葉健二さんが亡くなりました。現在新作が放送されているギャバンですが、東映メタルヒーローシリーズの祖、やはり初代に尽きます。蒸着前の一条寺烈を演じた大葉さんですが、普段シーンと殺陣の時のメリハリがいいんです。

これは大葉さんが出演したバトルフィーバーJに遡ります。この作品ではバトルケニアを演じていました。まるで仮面ライダーアマゾンの山本大介のように普段はワイルドは風貌。しかもどちらかといえばお笑い担当でユーモアのあるキャラでした。

日本の子供番組、ヒーローものの系譜としてシリアス一辺倒はあり得ません。ただユーモアシーンと殺陣のギャップこそ日本のヒーローの真骨頂です。とにかく殺陣はカッコ良く、だからこそ観ている子供はヒーローを真似したいし、そのヒーローのおもちゃが欲しくなる。ズバリ大人の事情。

ただそれに限らず、日本の特撮ヒーローの原点は歌舞伎、時代劇です。マーベルのような海外ヒーローは必殺技名を叫ばないし、変身のあとで見得を切らない。見得は歌舞伎からの系譜。殺陣のシーンは大江戸捜査網や桃太郎侍の斬られ役がそのまま戦闘員に置き換わります。

そしてギャバンなんですよね。必殺技ギャバンダイナミックは眠狂四郎の円月殺法からの系譜です。思わず「よっ!待ってました」と言いたくなるような、そして子供たちが真似したくなるシーンです。ギャバンでコミカル度は程々でしたが、魅せるべきところは魅せる。

そこが日本のヒーローであり、大葉さんの真骨頂だったのだと思います。最後に大葉健二さんの御冥福をお祈り致します。

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2026/05/10

NHK土曜ドラマ「まぐだら屋のマリア」を観る

昨夜、NHKONEで土曜ドラマ「まぐだら屋のマリア」(全4話)を観終わりました。ある事件ののち、命を絶とうとした青年紫文が辿り着いた最果ての街、そこにある食堂と雇われ店主の有馬りあとの出来事を描いたドラマです。店の名前がまぐだら屋、店主の愛称がマリア、モチーフは推して知るべしです。

紫紋の下に起きた事件と愛憎。ただ憎しみというより悲しみが強い出来事。まぐだら屋で働く事になった紫紋ですが、ある日の店の外で若者が倒れている事に気づきます。その若者はかつて裏切ってしまった後輩と瓜二つ。やがて運命の出来事と真実が明らかになっていきます。

物語は並行してマリアの過去が明かされていきます。それこそ紫紋のエピソードよりも過酷かもしれません。先日観た映画「未来」を彷彿とさせるような面もありました(両作とも坂東龍汰も出てきましたし)。店のオーナー桐江がマリアに冷淡な理由とそんな彼女の下に謎の男世羽がやってきます。

物語はそのモチーフが示す通り、心が傷ついた登場人物たちの救済、再生が描かれていきます。尽果(ついはて)という名の街の雪景色、吹雪が作中に登場する過去のエピソードを想起させます。しかもこの街、ケータイの電波が届かないという設定なのです。

個人的にはこのドラマ、この世とあの世の狭間を描いた作品だと勝手に解釈しました。紫紋の顛末も救済を経て現世に戻っていくような…一方、マリアも一つの区切りを経て店(自分の役割)に戻っていくような。このドラマのテーマ曲、中島みゆきの「一樹」の力強い歌声と歌詞も印象に残りました。

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2026/05/05

Netflixドラマ「地獄に堕ちるわよ」を観る

Netflixドラマ「地獄に堕ちるわよ」(全9話)を観終わりました。六星占術と自身のテレビ番組で一世を風靡した細木数子の半生を描いたドラマです。歯に衣着せぬ言動で人気となった彼女ですが、今回は戸田恵梨香を主演に迎え、激動の生き様を描いています。

戸田恵梨香=細木数子とはイメージに違い、戸田本人のインタビューも含め、誰もが思ったかもしれません。でも最終話まで観ると、その太々(ふてぶて)しさを含め、貫禄は細木数子になっていましたね。この主人公を演じるには戸田恵梨香の個性が最適解だったと作品が証明しています。

物語は細木と自伝ライターとして参加する魚澄(伊藤沙莉)の女の戰いです。冒頭は過酷な戦後を生き抜き、騙されつつのし上がっていく細木に魅了される魚澄ですが、やがて騙す事で強欲さを増していく様に真実と虚飾の間で悩んでいきます。この戰いの部分はドラマの脚色ですが、最終話の見応えとなりました。

観ている我々も魚澄と同じ心情、過程を辿ります。現実、何となく2006年当時の事は覚えていますが、その後も降板時以上に収入を得ていたのはある意味、凄いです。バブルが弾けて人々の心が何かを頼ろうとした時、絶妙な語り口で世に現れた人なのです。

その占いは”統計的”とする通り、予防線も張っていますが、細木がマスコミ操作も含めて掌の上で弄んでいたところも見えてきます。何せその成り上がりぶりは裏の世界も含め、政界にまで及んでいくのです。婚姻届の件には唖然とさせられました。

やはり印象的だったのは島倉千代子とのエピソードです。先に挙げた現実と虚飾の違い、細木と別離の後に島倉がリリースする大ヒット曲「人生いろいろ」の歌の重みが今となっては違って聞こえてきます。島倉を演じた三浦透子の歌声も含めて大きな見どころでした。

キャストの中で最も印象的だったのは須藤を演じた中島歩ですね。「いとみち」のいいアンちゃん”店長”が今週の大河で斬首され、この作品ではこれまでと違う役柄を演じていました。彼に限らず、どのキャスティングも良かったです。

そしてこのドラマの凄みは何よりNetflixクオリティに尽きます。戦後から90年代までの街並みの再現に圧倒されました。VFXだけでなく、街の空気までも再現してドラマ性を高めていました。これで皆ほとんど実名(HGを含めて)なんで、そりゃ地上波は太刀打ちできませんよ。

冷静になれば、”占いなんて…”と思ってしまいますが、心が弱い時にはそうはいきません。何事も裏がある、このドラマを見て反面教師にするのもアリかもしれませんね。

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2026/05/04

初心者だけどアコギで弾きたい:アルペジオからの「北の国から〜遥かなる大地より〜」

指アルペジオが楽しいです。最初は手元がおぼつかなかったのですが、段々と指の動きが最適化されてきました。ストロークで弾くのは専ら「Layla」だけですが、この曲さえもたまにアルペジオで弾いてしまいます。そのおかげで8ビート、16ビートストロークの弾き方を忘れてしまいました。

「Wonderful Tonight」「Nobody knows you when you're down and out」「Old love」の3曲はアルペジオで弾いてこその曲だと思います。日々、「Wonderful Tonight」を軸に「Layla」を含めた3曲が入れ替わり朝練課題曲になって早朝から悦に浸っています。

指アルペジオといえばあのテーマ曲を忘れてはなりません。そう国民的ドラマの「北の国から〜遥かなる大地より〜」です。さだまさしさんが突然、脚本の倉本聡さんに呼び出されて作った逸話がありますが、実際シンプルなコード進行で弾きやすい曲です。

序盤からG、Am7、D7、G、G7、C、G、D7…と続いていきますが、見ての通りにいずれも簡単なコードです。ギターを始めて10ヶ月の身に難易度は低め。全編一部変調を含めて同じようなコードが続きます。ただ途中でD7sus4やBm7が入ってくる箇所(Uフレットより)がある意味が数少ない壁です。

クラプトンの曲は英詞だけに弾き語りのハードル(っていうか一度もしてない)がメチャ高いけど、この曲は歌詞がないところがいいです。昔から沁みついたさださんのコーラスを真似て、始めて弾き語ってみましたけどいいですね。もっと弾き慣れていってレパートリーにしたい一曲です。

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2026/04/25

NHKドラマ10「魯山人のかまど」を観る

NHKドラマ10「魯山人のかまど」(全4回)を観終わりました。藤竜也主演、食と芸術を愛した北大路魯山人の姿を描いたドラマ。魯山人といえば、漫画「美味しんぼ」海原雄山のモデルとしても知られていますが、確かに偏屈な追求者である点は確かに共通していると思います。

魯山人の孤高ぶりもドラマの中で垣間見えます。既に大物政治家、セレブリティの間ではその名を知られ、彼の食と美を求めるのです。ただ彼の個性、偏屈ぶりが衝突を生み、色々な面で苦しい活動を強いられた事も語られていきます。

特に第3回「秋編」では彼を尊敬していたスタッフが離れていく物語です。そのきっかけ、そこまで彼に従属していた者たちに振り下ろされる”魯山人のかま(鎌)”といったところでしょうか。年齢の成せる事なのか。そんな彼の言動を見ていて、正直引いてしまいました。

そんな彼に寄り添うのが、古川琴音演じる取材記者ヨネ子です。彼のスタッフと違い、節度を持ちつつも正直な気持をぶつけます。魯山人にとって、離縁した娘の姿を見たのかもしれません。そんな二人の交流(藤、古川の演技も)もこのドラマの見どころだと思います。

もちろん大きな見どころは食と美のこだわり、器と料理のコントラストが作る日本の美です。映画、ドラマ問わず、視聴者の胃袋を掴むのは大事。しかも魯山人の原点は奉公時代の彼にある事も語られていきます。そこにただの偏屈ではない、魯山人の人物像と背景が見えてきます。

最終回では「MI」シリーズのベンジーことサイモン・ペッグが出演、ロックフェラー3世を演じています。魯山人の空間(茶室や家屋、初雪など)に重なる彼の姿、出演映画と違った静かな演技も見どころ。映画ファンにとって特別なドラマですね。

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2026/04/13

NHK Eテレ「未来へのプレイリスト」を見始める

NHK Eテレ「未来へのプレイリスト」が面白いです。毎週金曜夜10:30の放送ですが、私が観るのは配信NHK ONEで民放のTVer同様、専ら地上波はほぼ見ていません。端末上なら何処でも見れるのがNHK ONEの強みですが、BSの番組はほぼ排除されてるんですよね。

ちょっと横道に逸れてしまいましたが、「未来へのプレイリスト」はピーター・バラカンさんがホストを務める音楽ドキュメンタリーです。ゲストを迎え、ワンテーマで音楽ジャンル、アーティスト等にスポットを当ててその歴史、道程を紐解いていく番組となっています。

第一回はモータウン、第二回はボブ・ディランを特集していました。ピーターさんの番組なので一般的にみれば渋めのセレクションかもしれませんが、週末ラジオでバラカン詣をする身には興味深い内容です。ちなみにディランの特集であっても他者によるカヴァーが掛かるバラカン方式は健在です(ちょっと意味違うか!?)。

番組で採り上げる曲の歌詞はバラカンさんによる和訳が付いて理解が深まります。モータウンの回で一番心に響いた曲はマーヴィン・ゲイの「What’s Going On」ですね。ムーディーな曲調ながら歌詞の内容はプロテストソング。今まで何もわかっていませんでした。またリリースまでの紆余曲折等の解説もあって当時の事情も窺い知れます。

ボブ・ディランの回では映画「名もなき者」でフィーチャーされた「Like A Rolling Stone」を解説。あのニューポート・フォーク・フェスティバルでの出来事と当時のディランの心情、音楽シーンを分析していました。驚きはバーズの「Mr. Tambourine Man」ですね。ディランの曲と知らず、かつ美しいハーモニーから別物だと思ってました。

ピーター・バラカンさんのテレビ番組、特に音楽番組だけで貴重なんです。NHK ONEだけでなく一週間以降ならNHKオンデマンドでも見られますが、音楽番組の場合は権利関係で永遠に見られるわけではありません。私情で録画ができなかった事が悔やまれますが、週末の楽しみが一つ増えました。

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2026/04/12

NHK土曜ドラマ「お別れホスピタル2」を観る

先週、今週と前後編で放送されたNHK土曜ドラマ「お別れホスピタル2」を観ました。生と死が交錯する医療現場での看護師、医師と入院患者とその家族らを描くヒューマンドラマです。前回の連続ドラマ(全4回)の時に視聴し、物語の重みと真摯で正直な描き方に心打たれました。今回待望の第2弾です。

今回、感想を書くにあたり、ウィキを見たら漫画原作だったんですね。脚本は安達奈緒子さんで「コード・ブルー」(3rd season等)や「透明なゆりかご」等、命の現場を描いてきた方。特に今回の「お別れホスピタル」(劇中、終末医療と明言していません)はより重篤な患者が登場し、物語の核となって様々に展開していきます。

主演の岸井ゆきのと松山ケンイチがお気に入りの二人ですので、それがこのドラマを観る大きな理由なのですが、さらに円井わんちゃんに加え、内田慈さんという最強バイプレイヤーが配していて、もちろんドラマの核となっていきます。特に内田さん演じる赤根涼子が大きな岐路に立ちます。息子役の丈太郎も好演してました。

そうした前回との繋がり、岸井演じる辺見歩の家族のエピソードを絡めつつ、今回のドラマが展開されました。前回同様に患者、家族に好キャストを配していますが、今回でいえば伊東四朗、柄本明、松岡依都美、阿川佐和子、YOU、そして渡辺えりと物語もさることながら、どの演技も素晴らしかったです。

命の現場で医療従事者、患者、家族と彼らが紡ぎ出す答えに正解はありません。ただ「最後はみんな一人」の意味するもの、命に対峙する中で問い掛け続ける事の大切さがこのドラマに込められています。介護する立場なのでシンパシーを感じているところも。未見の方は是非、前作から観て欲しいドラマです。

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2026/03/31

2026年冬ドラマを一刀両断してみる

今期のドラマは気になったものも多く色々と観てました。でも期待に応えてくれたものもあれば、失速気味に終わっていったドラマもあります。それら観たドラマを短評していきたいと思います。ちなみにほとんどのドラマはギター片手にTVerでながら見ですのであしからず。

月曜
「夫に間違いありません」フジ(ながら見)採点7/10
松下奈緒主演。死んだ夫が生きており、様々なトラブルに遭遇していく妻の姿を描いたサスペンス。そもそもそんな間違いってある?展開なのですが、ミスリードも絶妙で結構最後まで観てしまいました。NHK「しあわせは食べて寝て待て」の桜井ユキと宮沢氷魚が全く立場を変えて共演しているところも興味深かったです。

火曜
「再会~Silent Truth~」テレ朝(ながら見)採点6.5/10
竹内涼真、井上真央共演、幼馴染の4人に隠された過去と今を結びつける拳銃を巡る事件を描くサスペンス。現代での事件の顛末はあまり意外性は無かったです。この物語のキモは最終話。23年前に何が起きていたのか、という一点。後半は事件を解決に導いていく江口のりこの一人舞台でしたね。「替え玉ブラヴォー!」の北香那ちゃん、これにも出てました。

「未来のムスコ」TBS(ながら見)採点7.5/10
志田未来主演のSFラブコメ。タイトル通りに未来からやって来た息子と過ごす姿を描いています。「まーくん」と呼ぶ子の父親とか、諸々謎を含ませながらも火曜ドラマらしいほのぼのした感じが良かったです。何しろ颯太役の天野優くんも上手かったし、この手のドラマは安定の志田未来。藤原さくらちゃんが出てたけど初回?と最終回だけってところは不満。

「テミスの不確かな法廷」NHK 採点9/10
松山ケンイチ主演の法廷ドラマ。「未来のムスコ」はリヤタイでながら見。でもこのドラマは翌水曜にじっくり構えて観ていました。発達障害の裁判官が事件と自らに真摯に向き合う姿が描かれます。様々な事件と対峙する中、父親との関係性が明らかになっていきます。とにかく今注目の鳴海唯ちゃんがいいんですよ。今期No.1ドラマだと思います。

「ラムネモンキー」フジ 採点8.5/10
反町隆史主演、「リーガルハイ」等の古沢良太脚本の厨二病気味の50代3人を描いたコメディ。彼らの中学時代のクラブ顧問の女教師マチルダの失踪の謎を追い掛けつつ、過去の記憶と青春を取り戻していきます。アニメに映画ネタ、電化製品に文化、風俗等、同じ時代を生きただけにどハマり。謎解きの部分もラストも爽快でした。

「冬のなんかさ、春のなんかね」日テレ(ながら見)採点7/10
「ちひろさん」の今泉力哉監督が脚本を手掛け、杉咲花を主演に迎えた恋愛ドラマ。ふとした二人の出会いにその一人、杉咲演じる文菜の姿が描かれていきます。しかもその出会いの裏で彼女の男性遍歴と今が…セリフと一人の女性の恋愛観にある意味リアリティを感じますが、その分ラストはほろ苦いお話でした。

「おコメの女-国税局資料調査課・雑国室-」テレ朝(ながら見)採点3/10
松嶋菜々子主演、東京国税局・資料調査課の国税調査官を活躍を描くサスペンス。とはいうものの「マルサの女」の面白さに遠く及ばないストーリー展開で内容ほぼ記憶無し。長濱ねるちゃん見たさだったけど、内容は散々でした。

「DREAM STAGE」TBS(ながら見)採点6/10
中村倫也主演のK-POPサクセスストーリー。中村演じるプロデューサーの下、ボーイズグループ「TORINNER」の姿が描かれていきます。ほぼ韓国ドラマの韻を踏む、ひと昔前ならTBS金曜9時台のドラマの作り。個人的にはかつてのような大人の金曜ドラマが観たいです。

「リブート」TBS(ながら見)採点7/10
鈴木亮平、戸田恵梨香共演の日曜劇場、再起動サスペンス。妻殺しの罪を着せられたパティシエが顔を変え、妻の死の真相に近づいていきます。演技のクオリティは高く、かつキャスティングは豪華。でも物語は初回の期待が中盤から失速した感は否めませんでした。合六を演じた北村有起哉は去年テレ朝の日曜ドラマで似た思想の政治家を演じていたのを思い出しました。

「パンチドランク・ウーマン −脱獄まであと××日−」日テレ(ながら見)採点3/10
篠原涼子主演、女性刑務官と投獄された殺人犯の禁じられた愛と脱獄を描いたサスペンス。結構無理な展開が多いドラマでどうやってスマホを持ち込ませたかが謎、まるでJRA並みの漏洩ぶり。それより何より、最終話の後、続きはHuluで!って視聴者を舐めているドラマ。

番外「替え玉ブラヴォー!」NHK 採点8/10
北香那主演、幼馴染同士の女子の姿を描いた夜ドラ。そもそも夜ドラってあまり肩肘張って見るものじゃないんです。北演じる主人公の虚(うつろ)いは「冬のなんかさ…」よりもある意味リアルかも。北香那ちゃんのコメディエンヌぶりは見事でした。「ラムネモンキー」の裏でもう一人のマチルダの登場にSNS上が沸いた事も思い出されます。

やっぱ今期は「テミス」「ラムネモンキー」「未来のムスコ」、そして「替え玉ブラヴォー!」が楽しめたかなぁ。

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