「孤独のグルメ」原作者・久住昌之の「ふらっとグルメ沼津」を観に行く@沼津市民文化センター
イベントの前週に沼津を訪れた久住さん。冒頭、沼津駅北口にある謎のモニュメントが映され、どっと湧くほぼ沼津市民の観客。だしの自販機はオレも知らなかったぁ。その後、レンタル電動自転車で移動、飛び込みでいろんなお店に入っていくスタイル。最初に紹介された富士宮焼きそば屋さん、甘味どころは知らなかったが、これはまた遠くまで行ったのだなぁと。


ただ久住さん自身も冒頭「意外に広い」と沼津のことを言っていたし、取材で距離とかはあまり考えていないらしい。それにテレビ番組(例えば「バナナマンのせっかくグルメ!!」とかそう巡るの?と思う編集多し)と違って実際の行程通りの話の流れで地元民にはイメージし易い。一旦西に行った久住さんは駅に向かって戻っていく。
そんな店探しで床屋さんを使うという久住さん(雑誌連載もあり)。だが沼津駅前には老舗の床屋が見つからず、「ディスカウント理容店」と書かれた意中から外れたお店へ。だがココが久住さんにとって大ヒット。店の中の逸品(オブジェ)とご主人との話にノックアウト。屋台と網焼肉の2軒のお店をご一緒に。

八王子出身の床屋のご主人と話があった上「90分その話でも」というくらい人物ゆえに濃密だったのだろう。ちなみにそのご主人が今日のイベントに「北口亭」の餃子を持ってきてくれたという。ここはシン沼津人に微妙なところなのだが、「中央亭」「北口亭」の餃子は見た目、包み紙まで同じ。だが「中央亭」が元祖で暖簾分けを認めてない。でも「北口亭」も美味しいんだけどね。

その翌日は朝から南口の新仲見世にある喫茶店ケルン。最新著書「勝負の店」の帯の如く覚悟を決めて店に入ったという。その後の展開、天井、ピンク電話、サンドウィッチのオチが可笑しい。そして驚きの戦前からの開業。お店を仕切るおかみさんと映る久住さんはほのぼのと。
その次に沼津市民があまり立ち寄らない沼津港(と久住さんも床屋のご主人?から聞いた)だが推薦されたお店ずうへ。やっぱ沼津といえば鯵(アジ)。久住さん曰くここのフライと刺身で「沼津の海鮮は充分」と言わしめた。その後、大岡のさなだ食堂へ。カオス気味な店内、沼津の冷やし中華を楽しんだという。最後は県外の方お約束の「どんぐり」で締めた。
沼津編を終えると、これまで地方を回った際のおもしろ写真ネタやドラマ「孤独のグルメ」のこぼれ話を披露。おそらく全国を回る際に披露されるはずなのでここでは割愛。ただ質問の中で出た話、ドラマが五郎さんが食べる1店舗の収録で6時間掛かる事、ロケハン等で1シーズンの間で14キロ体重が増えたスタッフの話には驚いた。
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