2024/06/16

「志村けんは正しい」母の介護のため、実家住まいに戻る(番外編1)

今日は番外編。父母とジェネレーションギャップはあるが、それ以上に困る事がある。話が通じないのだ。特に父。通じないというか中身が聴こえていない。だから話を振った時の第一声は「はぁーっ!」(「はぁ」は”は”と”へ”の中間)。それが物忘れ症状の無い父だから非常に困る。

ミライスピーカーのCMじゃないが、耳の聴き取り難さは高齢になる程高くなる。かくいう自分も加齢で聴き取り難いなぁと実感する事が多くなってきた。さらに30近く年上の父であるから、父本人の状況は想像に難くない。そんな父のリアクションは志村けんのひとみばあさんそのものだと気づいた。

改めて志村けんさんの観察力に驚かされる。笑いに重要な要素は共感。番組を観ていた当時はそんな事微塵も感じなかったけど、笑いの背景で高齢者に対するイメージが働いていた。ただ過去、所詮は対岸の火事。それが今、リアルに目の前で展開されている。

そんな話を妻に話したところ、笑いのツボに嵌ったようだ。妻のご両親は若くして亡くなったのでこの話は未経験。しかも(俺の記憶では確かひょうきん族でなく)ドリフ派だったのでどうにも可笑しかったらしい。改めて志村けんさんの影響力に驚かされる。

「人生は喜劇」とはチャップリン(いやシェイクスピアかも)の言葉だが、言い得て妙。「笑い」は全ての出来事を克服できないけど、克服のカギになり得るとは思っている。その気概だけは忘れないようにしたいなぁ。

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2024/06/15

「HOW TO BLOW UP」を観る

今日は盟友N氏の誘いで「HOW TO BLOW UP」を観てきた。原題は「How to Blow Up a Pipeline」でズバリ「パイプラインを爆破する方法」なのであるが、あえて 邦題がPipelineを外した意味は結末まで観ると解らない事は無い。

物語は主人公たちがある理由から石油会社に対する抵抗としてパイプライン爆破を思い立ち、その計画と背景を追いかけるスリラー。しかもこの映画はインディペンデント系。B級、いやC級感プンプンで進んでいく。ただ1時間44分が少し長く感じる程に散漫で中盤までややパンチ不足な印象だった。

その理由に実話でもなく、スター不在で観る動機を見失いつつ物語が進んでいく点にある。エンターテイメント色はあまりない。序盤を観て同じように犯罪プロセスを追う日本映画「太陽を盗んだ男」を想起したが、リアルとエンターテイメントの匙加減が絶妙だった。本作は全般ドキドキがなく、正直に作り過ぎたような気もする。

それでいてタランティーノ映画のオマージュなのか、現在進行形と過去を交錯させる作りが消化不良に思えた。彼らがグループを組む過程が語られつつもキャラの造詣の甘さ、計画実施の中で一体感が無かったのもマイナス。送油プラントでのあのカップルの一件は余計だよなぁ。

結局、言わんとしている事は環境問題悪化への警鐘、主人公ソチのそれを達成するための真の目的。邦題ではソチの破壊したかったのはPipelineに限らないのだと言いたかったのだろう。でももっとエンターテイメントしてテーマを語って欲しかった。

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2024/06/12

母の介護のため、実家住まいに戻る(その2):台所対策

実家暮らしに戻ってから最初の一ヶ月注力したのは日常生活の改善。自室があるとはいえ、身ひとつで戻ってきたために何も環境が整っていない。ただそれ以前に両親の住む家が半世紀以上とあまりに古く、食住のレベルは遥か、妻のマンションの比にない。特に酷いのは台所。

父は水道、電気工事の資格があるので自分でせっせと買い足し変更してきた。だが水回り、調理環境は雑然と自己流。さらにグリルと換気フードは設置後ノーメンテ。そこで水切りカゴ、スポンジ、洗剤置きと再構築から始まった。Amazonの履歴は台所グッズが並び、人生で毎日100均に通ったのは初めて。

台所はシンプル化を進め、まな板など場所をとるものは立てて置くようにスペース確保を狙った。100均グッズは採寸してみていけるものを買ったが、現実失敗も多い。打率6割かなぁ。なお無駄なスポンジ、たわしは捨てて置き場を集約。それでも母が捨てないので、目を離した隙に黙って処分する。

おかげで個人的に使い勝手は良くなったが、両親は同じ使い方をできない。何せ昭和初期生まれの彼らは自己流。酷い時は調理に使用済の菜箸をそのまま水切りカゴに置く始末。とにかく慣れてもらうのには時間が掛かる。特に母は症状のせいか難しい面はある。

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残るは汚れ落とし。換気フードは半日掛で手強かった。フードを大まかに分解、ネットの情報を参考に重曹水のスプレーのラップ巻きを繰り返し丁寧に油汚れを処理していく。それなりには綺麗になった。ただシミ状の冷蔵庫の汚れだけは何をやっても落ち無かった。数十年の蓄積ゆえ妥協は必要。

父は「やる事がないから」と台所での調理はお任せの中。これで多少、気分良く料理してもらえればいいなと思う。

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2024/06/09

WOWOWオリジナルドラマ「TOKYO VICE Season2」を観る

WOWOWオリジナルドラマ「TOKYO VICE Season2」(全10話)を観終わった。マイケル・マン製作、ジェイク・エーデルスタインの手記を原案としたドラマシリーズ第2弾。主演はアンセル・エルゴートと渡辺謙で二人は製作陣に名を連ねている。

物語は前シーズンで東京進出を狙う戸澤が突然雲隠れの後、別人の如く復活。勢力を拡大する戸澤、抵抗する千原会、ヤクザ撲滅を画策する警視庁、そして戸澤が近づく権力とある事件の関連をジェイクたちが探っていく。

日本と東京、その時代(ミレニアム前後)を魅力的にかつアンダーグラウンドの世界まで映す。漂う緊張感、旧来ヤクザ独特の世界と戸澤の画策するビジネスヤクザのぶつかり合い。これらをエンターテイメントに昇華し最後まで力強い。本シーズンラストにクリフハンガー要素は無く完結編というべき潔さ。

ジェイクによる原作本で言及されたヤクザ幹部のエピソードがベース。結末はこのドラマと違うようだが、それでも反社会勢力(ヤクザ)と政治の関係性を描く事に手抜きはない。原作本を読めば実際もっと根深い事を知るが、このドラマのエンターテイメント性がある種の可能性としてオブラートしてくれている。

もちろんこのドラマの軸はジェイクと片桐刑事の絆。それぞれに大きな山場を迎え、家族と対峙していく。ジェイクは記者としての成長、片桐刑事は時代の狭間で警察組織の中で翻弄される。そんな中で”諦めない”長田警視との信頼、片桐刑事との相棒感が良かった。長田役には真矢みきがマッチしている。

行き届いたストーリー、英語のセリフ、スタイリッシュな映像とか適度なハリウッド感を押さえつつ、「将軍 SHŌGUN」と同様に日本製作陣、キャストの底力も感じた。ZX(ゼクロス)こと石田組長を演じた菅田俊、若手リーダーの佐藤を演じた笠松将の堂の入った演技、戸澤を演じた谷田歩のコワモテな存在感。

先の真矢みきに限らず、シーズン2全般で爪痕を残したのが若頭葉山を演じた窪塚洋介。戸澤ほどの知性はない暴走ヤクザ。何をやらかすか解らない怖さが伝わってくる。きっとこのドラマを起点に世界へ飛び出していく人材も少なくないだろう。

なおドラマに魅せられた方は是非原作本を読んで欲しい。できればジェイク自身が日本語で改訂したKindle版がオススメ。出版社を通さない強み、今ある日本の政治の混沌が透けて見えてくるはず。本シーズンの最終話、明調新聞の丸山に上司の社会部長が語る本音が今の現実と重なる。こういう点もこのドラマの魅力なのだろう。

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2024/06/08

「あんのこと」を観る

今日は「あんのこと」を観てきた。覚醒剤使用容疑で逮捕された少女がそれを脱するも過酷な過去に翻弄される姿を描く実話ベースの物語。「22年目の告白 -私が殺人犯です-」の入江悠監督・脚本、ドラマ「不適切にもほどがある!」で注目された河合優実が主演を務める。

予告から予想はついたが、「ミッシング」を観た後だから余計に堪える。毒親の下、子供の頃から体を売って金を貢がされてきた主人公。刑事との出会い、セフティーネットで光明が見えてきた人生。だがしつこい毒親はそれを許さない。さらにある出来事と相まって心身共に追い詰められていく。

物語全体は「あんのこと」であり、時に佐藤二朗演じる「多々羅のこと」でもある。ラストで多々羅の発する言葉に物語の救いを求めたくなるが、それ以上に社会の歪みばかりが浮かび上がり、その大海にのまれていくような主人公の顛末。泣く事よりも考えさせられてしまった。

特に追い討ちを掛けるコロナ禍以降、行き場を失っていくあんに癒しを与える幼児との交流。それが絶たれた時、上空を飛ぶブルーインパルスの無力感。いや多くの人にとってあの行為は無力感しか無かった。ズバリ監督はその象徴として描きたかったのだろう。

事件性ある物語ゆえドキュメンタリータッチの映像。登場からしばらく暗く表情もよく見えない(メガネを忘れたのも要因だけど)。そんな彼女も職に着くと表情が現れる。そして再びあんが実家のアパートの中を歩いた時の音のリアルさにドキッとするのだ。

過酷な役であったろう河合の熱演、ひと癖ある佐藤二朗に安定の稲垣吾郎。出色はあんの母を演じた河井青葉。怖い、最悪。出てくるたび観ていて嫌になってしまう程に強烈。河井の演技があったからこそ、あんの逃避そして服従、依存の強さに気付かされる。お気楽御法度、覚悟して観るべし。

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2024/06/01

「マッドマックス:フュリオサ【IMAXレーザー字幕】」を観る

今日は映画の日。そこで盟友N氏と「マッドマックス:フュリオサ【IMAXレーザー字幕】」を観てきた。2015年公開「怒りのデス・ロード」で人気を博したキャラクター、フュリオサを主人公としたスピンオフ作。主演はアニャ・テイラー=ジョイ、もちろん監督は御大ジョージ・ミラー。

幼いフュリオサが辿る流転の運命、母との別れ、宿敵ディメンタスへの復讐。原題サブタイトルに「A Mad Max Saga」とあるように過去のシリーズと同じ世界観、地続きの物語。ジョージ・ミラーの生んだ世紀末感とバイオレンスはこの作品でも描かれる。

さて世界観とアクションを極めた「マッドマックス2」前作「怒りのデス・ロード」を越えたかと言われれば否。オマージュ(セルフパロディ)的シーンと焼き直しも多く、CG臭は無いものの「マッドマックス2」のような生死を賭けた狂気は後退した感がある。それは昨今映像のインフレで麻痺した我々観客側の反動が少なからずあり…

とはいえ、148分怒涛のシーンの連続。しかもビークル(車両)の面白さと言ったら。何でトレーラーに腕が付いてるの?トレーラー後端の飛び道具とか。ワーゲンバスでさえ武器車両になる。空からの連続攻撃はジャイロキャプテン以来、度肝を抜くアクションがあったり。今年79歳となるジョージ・ミラーの創造力に恐れ入る。

クールなフュリオサ=シャーリーズ・セロンから若さの中での成長をアニャ・テイラー=ジョイが担う。彼女がほぼ無口な一方、サブキャラや宿敵ディメンタス、さらにイモータン・ジョーの存在感かつアクションで物語る。それもマッドマックスらしい作り。

あるワンシーンにあのショットガンとシリーズを紐づける要素が出てくると嬉しい。この作品を観ると前作「怒りのデス・ロード」を改めて観たくなる。どうせならIMAXでリバイバル上映してくれないかなぁ。

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2024/05/30

「ミッシング」を観る

今日は映画「ミッシング」を観て来た。女児失踪で奔走する夫婦と彼らを中心とした人間模様とその波紋を描く。𠮷田恵輔監督・脚本による石原さとみ主演、青木崇高、中村倫也らが脇を固めたSNS時代と報道、社会を抉る問題作。

映画ファンならこの作品に求めるものは始まって間もなく気付くはず。その推測は正しい。劇中、石原さとみはほぼ9割9分は笑う事はない。救いようがない展開が待っており、石原、青木演じる夫婦を追い詰めていく。そのキャラ設定、愛娘への負い目が常に付き纏い、助け合うはずの夫婦に微妙な空気が漂う事も。

マスコミを描く対象としてテレビ局記者砂田を演じたのが中村倫也。正しい報道を信条に取材を続ける砂田だったが、局の圧力と後輩の台頭によって偏向報道の片棒を担ぐ事になってしまう。石原演じる沙織里のロングインタビューにカメラマンが入れるツッコミは僅かに笑える(かもしれない)シーン。

そんな本作だが沙織里の弟、圭吾を演じる森優作の存在感が良かった。失踪の直前まで一緒だった圭吾は偏向報道によって周囲から叩かれていく。後半、誤認逮捕された圭吾を引き取りに行く沙織里と帰路の途中、亀裂の入った姉弟関係に血の通う瞬間が生まれ、そのやるせなさが琴線に触れる。

この作品はそんなやるせなさの塊、社会の澱みと細やかな救いを描いている。やるせなさの連続が今、プライベートと仕事が滅茶苦茶な俺の心に染み入ってくる。追い討ちを掛けるようなエピソードの数々に沙織里を待つラストシーン。かつての笑い声が響くエンドロールは細やかな救いの一つかもしれない。

追伸.
この映画の舞台はズバリ我が街沼津。劇場を出れば目の前は聖地巡礼。特にマクドナルドにtimesレンタカーをバックに沼津駅北口が多くのシーンで映る。沙織里たちの住む西浦地区ではみかん山に漁港、圭吾は門池地区でスーパー門池、加えて仲見世商店街とほぼオール沼津ロケ。

しかもロケ地間の点がストーリー展開で正しく結ばれ、地元民が観ても全く違和感がない。しっかりとロケハンがなされた成果だと思う。

ちょうど一年前、エキストラ募集があったのを思い出し、参加してたら馬組合のST君(南野陽子主演の「菩提樹」)以来の映画出演者だったのになぁと妄想。余談ですけど。

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2024/05/26

第91回日本ダービーを生観戦する

今日は東京競馬場で行われた第91回日本ダービーを生観戦してきました。絶好の晴天のダービーデー。皐月賞馬ジャスティンミラノが一番人気に押されて無敗二冠なるかの様相。ただ戦前、(競馬)組長と話したのですよ。ジャスティンミラノの取捨についてね。

そもそもメイショウタバル出走除外で逃げ馬不在、スローないし平均ペースで展開するであろうと。外枠のジャスティンはスタートがカギでそれなりに行かざるを得ない。そしてヨーイドンの競馬になるだろう。イメージしたのはエイシンフラッシュのダービー、まさにあれ。

前につけて直線で切れ味を用いて凌ぐ。ジャスティンミラノもできるだろうけど人気馬の宿命。馬券は3連複だけと決めていたけど、ジャスティン一頭軸は危険と察知。切れ味のある馬、皐月賞上位組を中心にセレクト。買ったのは内枠から△レガレイラ、▲コスモキュランダ、△アーバンシック、△シュガークン、○シンエンペラー、そして◎ジャスティンミラノのボックスとした。

レースが始まると、ジャスティンは五分のスタート、早め前目につけてレースは展開。逃げたのはエコロヴァルツ。その直後につけたのがダノンデサイルだった。鞍上は横山典弘。そこから先はほとんど覚えていない。何せ今年は4コーナー付近での観戦だったので、ターフビジョンも見難い。でも4コーナー立ち上がりの興奮は凄く伝わってきた(写真の通り)。

それでもゴール直後、2、3着が7枠なのは確認できた。でも1着がわからない。ただ赤い帽子、5番、そしてダノンの勝負服に気付くのに時間は掛からなかった。ダノンデサイル、ノリだ。まもなく後悔の念に晒されることになる。

戦前、エイシンフラッシュのダービーの話をしていたが、エイシンフラッシュは京成杯勝ち馬。今年の京成杯馬といえばダノンデサイル。しかもスタートを決めたノリは折り合いをつけてじっと先行待機。実はこういう時のノリが一番怖い(一方ポツンはダメだけど)。

例えば今年の中山記念(1着)、京都新聞杯(2着)もそれで凌いで勝ち負け。しかもあれだけ馬券でお世話になったのに。でも脚部不安、違和感から直前除外した皐月賞。一線級との競馬をしていない点でダノンデサイルは割り引き、外してしまった。こういうステップレースになることもあるのね。

ウイナーズサークルのノリへ賛辞が送られるのを横目に早々と退散。しかも今日の馬券はヤキトリ(イコール全敗)。そして目黒記念もPATでしっかりヤラれてしまうドツボ状態。印は◎ジャスティン、○シンエンペラーだったのに買い方ホント下手だよね。

ただ馬組合の面々と話ができた事は収穫。そのためだけに府中に来ている(ウソ)。登戸の日高屋で全員惨敗で残念会を催して解散。秋のジャパンカップ、また再会できるといいなぁと思います(おしまい)

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2024/05/25

「関心領域」を観る

今日は「関心領域」を観てきた。今年の米アカデミー賞で「国際長編映画賞」を受賞した米英ポーランド合作映画。1945年ある家族の日常、そして壁を隔ててあるのはアウシュビッツ収容所。ドイツ将校ヘスとその家族を通して描く歴史劇。

主観性を配し、徹底して望遠気味の画角で客観性を狙った映像。それでいて抽象的な表現も少なくなく、骨子となる日常と地獄(壁、煙突、煙)の対比以外は非常に解り難い作品。アイヒマンやヒムラーらの名前が何度も出てくるのはヘスが上級将校である証し。ヘスはアウシュビッツの惨劇の礎を作っていく。

とはいえ、そこまで詳しい描写はあまり無い。映画全般はヘスとその妻、家族がどのように周りの人々と接していたかを描いている。恵まれた環境を謳歌し、使用人を差別する妻。挙句の果てにヘスの異動に帯同せず、自分たちは残ると言い出す始末。

とにかく完璧なくらいに辟易するヘス一家の描写。その間に様々な映像が挿入されるが、途中から観ていく導引を失って気づいたらエンドロールになっていた。ラスト前のワンシーンにホロコーストへの抗議は感じたのだが….

思わせぶりな予告編で期待値を上げたせいもあって、映画本編はそこまで面白くなかった。一方でこの作品、その事実が面白くあって困る面は多々ある。ただオレの知識、見識ではどこが「The Zone of Interest」(原題)か解らなかった。

追伸.
唯一、興味を持ったのはヘスの乗る馬。ドイツといえば95年JCを勝ったランドを思い出すが、この映画に出てくる馬の何と大きいこと。立派な馬で500キロ中盤くらいはありそう。異動で馬との別れを惜しむヘスが描かれるが、その対極に大虐殺とは恐れ入る。

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2024/05/24

「モンタレー・ポップ」を観る

今夜は「モンタレー・ポップ」を観てきた。1967年スイス、モンタレー国際ポップフェスティバルの模様を収めた音楽ドキュメンタリー映画。今回4K+5.1chでレストアされたものが上映された。音楽ドキュメンタリーではあるが、曲間には当時のファッション等が映し出され、記録映画的な意味合いも持つ。

出演アーティストは「宮治淳一のラジオ名盤アワー」か「ウィークエンドサンシャイン」を彷彿とさせる面々。「ママス&パパス」のジョン・フィリップスが主催者で冒頭、出演者交渉をする姿も映る。もちろん彼らは大ヒット曲「夢のカリフォルニア」を聴かせてくれる。

多くのアーティストが登場(といっても78分なのでかなり割愛されている)するが、その中でも個人的な見どころだったのはジャニス・ジョプリン、オーティス・レディング、ジミー・ヘンドリックスの3人。それぞれに圧巻のパフォーマンスを見せてくれる。

ジャニスは魂のこもった歌声に惹き込まれ、疲れた体にエネルギーを注入されているよう。オーティスはとにかくキレのいいボーカルで2曲だけと勿体無い。そしてジミーヘンはあの伝説のパフォーマンス。最後にギターをステージに置き、ライターオイルを注いで火を点ける。その姿が神々しい。

この他、サイモン&ガーファンクル、ジェファーソン・エアプレイン、ザ・フー等。特にザ・フーは「COUNT ME IN 魂のリズム」を観た直後だったから、まずキース・ムーンに目が行ったが、いやそれ以上にピート・タウンゼントもギター振りかざしてメチャクチャやってたよ。

レストアされた映像、音も良かったなぁ。ただ惜しむらくは仕事帰り、体調のせいか少しお眠になってしまった事。最後、ラヴィ・シャンカールのシタール演奏が別の意味で心地よく感じてしまったから。

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