2020/08/02

「ハウス・オブ・カード 野望の階段 シーズン3 」(吹替版)を観る

Netflixで「ハウス・オブ・カード 野望の階段 シーズン3 」(吹替版)を観終えた。

弾劾裁判の末、辞職を強いられたウォーカーの後を受け、大統領職に就いたフランシス・アンダーウッド。だが国民に選ばれていないゆえに党の支持を得られずにいた。フランシスは高まる失業率に注目し、FEMA(連邦緊急事態管理庁)の予算を国内雇用創生、アメリカンワークスに使おうと画策する。

今回のシーズンは主に選挙と大統領職での攻防が描かれる。シーズン2までのささやかな謙虚さは鳴りを潜め、アメリカにおける絶対的権力=大統領の力を見せつけるフランシス。ただしアメとムチは健在。強権で政権内、スタッフに牙を剥く。

ただそんなフランシスも、ロシアのペドロフ大統領との折衝には苦労。KGB出身、まるでプーチンをモデルにしたような切れ者。
ペドロフの「人を殺した事があるか?ありそうだ」
このセリフはこれまでの経緯を知る者にとって重く深い。

自らを国連大使に指名するようフランシスに進言するクレア。その顛末が本シーズンで描かれる。先のペドロフとフランシスの駆け引き。そしてフランシスとクレアの闇。フランシスから本執筆を依頼されたトムがその内容を以て二人の闇、その壁に亀裂を与えていく。

フランシス・アンダーウッド。昨日の「サバイバー: 宿命の大統領」と対局の存在感。フランシスに垣間見える権力、悪の権化。フィンチャー色というより、もはやスペイシー色。そこに流れる物語の重み。この作品のオープニングテーマ曲がいい。「スキップの必要がない。飛ばす奴の気が知れない」(フランシス風の台詞回しで)

前シーズンで重傷を負わされたダグとその行方。やるせない。そして参謀の復活。

ダンバーとの大統領選は決着は、そしてフランシスとクレアは...物語はシーズン4へ。

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2020/08/01

「サバイバー: 宿命の大統領 シーズン1」(吹替版)を観る

Netflixで「サバイバー: 宿命の大統領 シーズン1」を吹替版で観終えた。突然、大統領就任を命じられたトム・カークマンをキーファー・サザーランドが演じる。原題の「Designated Survivor」とは指定生存者の意味。

一般教書演説の日、民間出身で住宅都市開発長官のカークマンは大統領から解任された。彼は政策への非関与を以て指定生存者に指名される。だが演説の最中、テロリストが国会議事堂を爆破。大統領と閣僚、議会を失ったアメリカ。指定生存者=継承順位からカークマンが大統領に就任する事になる。爆破犯人は?カークマンが指定生存者に選ばれた真意は?

元々テレビシリーズで製作されたが、のちにNetflixで復活。しかしシーズン3を以て打ち切り終了との事。

本作は「24」のキーファー・サザーランドとして期待高く、物語は面白い。政治家では無いカークマンの成長と犯人探しのサスペンスが両輪。

カークマンが人の支えで堂々としていく姿。首席補佐官のアーロンやエミリー、報道官のセスらとの群像劇。超アクの強い「ハウス・オブ・カード」の対局となる大統領像。ホワイトハウス、同じ舞台の作品として比較すると面白い。

物語に厚みを加えるのは、もう一人の指定生存者、下院議員役のヴァージニア・マドセンと国務長官役のジェフ・ピアソン。映画「サイドウェイ」のヒロインのマドセンも本作でみせる貫禄。政治家としてのしたたかさ、一方でカークマンに理解を深める姿がいい。またピアソンの元大統領たるコメントとお茶目な行動も見どころ。

観ていて若干の違和感を覚えるのは政治とサスペンスの水と油感かも。サスペンス側、静から動となったキーファー=トムに対し、ジャック・バウアーの姿がチラつく(CVがお馴染み小山力也氏だから尚更)。動の部分をウェルズ役マギーQが受け持つが、完全無欠のジャックに劣る。FBIのチーム戦ともならず、犠牲と敵組織の思惑が明らかになったところでシーズン1は終わる。

シーズン2以降、敵組織との戦いが主となるのだろうが、水と油感が続くと如何だろう。その結果が先の打ち切りなら納得。ただ続きを見たいと思わせる導引力は本作にある。カークマン政権の行方に注目したい。

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2020/07/29

「配信デビュー! 初! ファンが選ぶ森高ソング ベスト10 !! ~森高千里歌唱にてドキドキの発表!~」を観る

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水曜。遅ればせながら「配信デビュー! 初! ファンが選ぶ森高ソング ベスト10 !!  ~森高千里歌唱にてドキドキの発表!~」を観た。ライブ当日は「半沢直樹」もあってそちらを優先。有料配信だし、ちょっと様子を見ていたが、度重なるTwitter上の誘惑に負けてしまい、配信ラストデイに滑り込み。

「ファンが選ぶ森高ソングベスト10」とあって選曲は世間の認知とは微妙に違う感じ。TLで1位と2位は見てしまったものの、「ファンが選ぶ」となれば納得。森高自身、MCでも言っていたが、1位は昨年の全国を周った「この街ツアー」の賜物だろう。

もちろん無観客。森高だけ出演しバンドメンバーはいない。イメージはテレビ東京音楽祭みたいな感じ。ただいい感じにファンの声援を重ね嫌味になっていない。森高のライブにフリを思わせる合いの手が無いとね。

ちなみにファンが選ぶ森高ソングベスト10は次の通り。

1位 この街
2位 私がオバさんになっても
3位 渡良瀬橋
4位 雨
5位 17才
6位 コンサートの夜
7位 気分爽快
8位 私の夏
9位 二人は恋人
10位 NEW SEASON

シングルスの時と異なり、何気に普通のライブでもセトリになりそうな曲順。「NEW SEASON」でスタートし、最後に「この街」が似合う。ランク外ながら個人的に「GET SMILE」は捨て難いが、ライブでこその曲なので仕方ないか。今回漏れた曲は8月発売の「この街ツアー2019」で再見。できたら3日間とは言わず、一週間くらい配信して欲しかったなぁ。

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「ダークナイト【IMAXレーザー字幕版】」を観る

今日は「ダークナイト」【IMAXレーザー字幕版】を観てきた。クリスチャン・ベール主演、クリストファー・ノーラン監督作品。2008年公開。12年前劇場で観た「ダークナイト」は間違いなくバットマン作品の至高。そしてこのIMAX版は「真・バットマン」 とも言うべき圧巻のクオリティ。

これまで「フォードvsフェラーリ」「地獄の黙示録」「AKIRA」と3作IMAXで観てきたが、あくまでIMAXに最適化した作品。対して「ダークナイト」は公開時からIMAXカメラを本格使用した作品の触れこみがあり、当時もその優位性は感じられた。でも真価を発揮させるにはIMAXシアターがベスト。それが今、叶った。

なおIMAX作品はセンター、スクリーンが視野にほぼ入る後方最後列がベストポジション。これはホームシアターの鉄則でもある。当然、普段の劇場鑑賞でも同様。

とにかくIMAX版「ダークナイト」。これまでのIMAXスゲーを明らかに超えている。物語は実写作品で限りなく重い。にも関わらず画面からの膨大な情報量、ビルに立つバットマンを空撮遠影するカット、圧巻のカーアクション、ライブアクション全てに引き込まれる。2時間32分、長尺を意識させない凄み。

全編終始音も凄いのだけど、低音が下品じゃない。それでいてシートが揺れる程の体感がある。一番の見どころ、聴きどころはデント移送中のカーチェイス。タンブラー登場、バットポット追走、トレーラー大回転に至るまで全視界に展開され、聴感、体感をも刺激。観ていて思わず笑みが溢れる。

メイクという仮面を被ったヒース・レジャーの表情、演技の素晴らしさ。仲間を作らない孤高の悪。計画性を嫌う反面、戦い方は緻密。究極の悪ジョーカーがスクリーン、殊更IMAXで観ると凄みを増す。クライマックス、究極の選択を突きつけバットマンら、ゴッサムシティを追い詰める。

その他、物語について一回観てるし多く語らず。それでも作品の面白さは不変。もうすぐ上映終わっちゃうかもしれないけど、これ観ないと一生後悔しますよ。

追伸.映画が始まったと思ったら、ノーランの新作「テネット」の1シーン10分弱がIMAXバージョンでまるまる上映された。こちらも凄い。果たして予定通り9月上映できるか...

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2020/07/26

漫画版「AKIRA」を読む

漫画版「AKIRA」全6巻を読んだ。単行本を買ったのは1993年ごろか。もちろん公開当時、連載は終わっていなかった。たぶんLDを買った後かな、全6巻大人買いした。一度、通読していると思うが、何気に結末を覚えていない。そこで一連のAKIRAイヤーに合わせ、もう一度読む事にした。

通読してわかる事だが、映画版が如何にシンプルに作られていたかという事。ただテーマは不変。アキラとは何か、得体の知れない力、そしてその先。124分に詰め込むにはスピード感を持ちつつも人物描写は限られる。映画版はプロットを絞り、金田、鉄雄、ケイらにフォーカスする物語であった。

だが漫画版は違う。主役は変わらずとも、チョイ役に近かったミヤコ、ジョーカーを含む群像劇。特にミヤコはナンバーズとの接点が深く、教団を率いて鉄雄と対決。そのスケール感は鉄雄2度目の覚醒後にアメリカを巻き込んだ戦いに及んでいく。

映画版は大画面と音響、圧倒的スピード感に没入。漫画版の良さはひとコマに膨大な情報量、それでいて生き生き動く、スピード感ある画にある。大友克洋の描く超能力、未来図と崩壊の世界。アニメ版声優陣でセリフを脳内補完。A4サイズに多ページだが読む手が進んだ。

映画版との最大の違いはアキラの存在だが、映画未見、漫画未読の方のためここで多くは触れず。

映画版は何より「考えるより感じろ」の作品だった。その点で漫画版も同様。ただ鉄雄を中心とする勢力、ミヤコらが物語に絡む事で覚醒とその後の世界のディテールが増した。ただ原作通りに映像化したら3時間では終わらない。だから映画版の再構成は当然なのである。

東京オリンピック開催と中止(?)、鉄雄の覚醒並に世が混乱する今、「よげんの書」として「AKIRA」を読むのもいいかもしれない。ところでネオマンハッタンの件、どうなったのだろう?

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2020/07/25

WOWOWで「新聞記者」を観る

しがらみのない有料放送、WOWOWで録ってあった「新聞記者」を観た。今年の日本アカデミー賞作品賞受賞。受賞に圧力、しがらみ、忖度があったかは不明。ただ一見の価値あり。

大学新設の極秘情報、匿名FAXを入手した東都新聞。記者の吉岡エリカは社の抵抗にめげず、調査を始める。一方、内閣調査室の杉原は上司だった神崎と再会。二人は5年前の出来事に今も葛藤していた。そんな中、仕事中の杉原に再び神崎から電話が届く。

フィクションとノンフィクションの狭間。モリカケ問題とラップする部分もあるが、実背景は映画のような決定的理由(生物兵器開発隠蔽)は無い。むしろお友達利権のみとお粗末。しかも起訴されず終い。

冒頭、多数机を並べ奮闘する内調の面々。国民がネット、SNSに依存するおかげで印象操作し易い世の中。メディアもお友達化してやりたい放題。そもそも政権に対する違和感は映画以前、ずっと感じていた。

確かに映画の中の描写が現実か否かという点はある。製作はイオン系、原案は東京新聞記者となれば映画の立ち位置は知れる。でもこの映画のテーマ「誰よりも自分を信じ疑え」のスタンスであれば、自ずとフィルターは薄れてくる。誰かがやりたい放題ならその歪みは何処かに行き着く。劇中では神崎の立場、現実に命は奪われた。

映画としてはエンタメ性を排除。シム・ウンギョンが慣れない日本語で熱演。本作を放送した「W座からの招待状」で言及していたが、日本人女優には勇気を問われるキャスティング。しがらみない彼女が演じる事になったという。セリフ回しは違和感ない上、むしろ演技臭なく良かった。

一方、松坂桃李にとっても挑戦的な役。違和感と後悔に心を動かされつつ、その表情から観客に委ねるラストシーン。また神崎夫妻を演じる高橋和也、西田尚美にも現実に相通じる痛みを感じた。本田翼の存在はそんな中の清涼剤か。

悪役(?)は田中哲司演じる多田、ほぼ一人。誰も出てこない。だがその背後に見えるもの。映画というフィクションの形を借り、本作の伝えたい事の一つ。本作公開から一年経ち、コロナ禍、五輪延期、緊急事態宣言、コロナ第二波を経験する今、できる事を考えたい。

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2020/07/20

「機動警察パトレイバー the Movie[4DX版]」を観る

今夜はシネマサンシャインで「機動警察パトレイバー the Movie[4DX版]」を観て来た。4月にここで採り上げるも、4DX版の誘惑に負けて観てしまった。ちなみに4DXは5年前に観た「マッドマックス 怒りのデス・ロード」以来。料金は誕生月割を含めて2,200円と割高だが、終わってみたら悔いは無し。

今回は作品そのものの解説は抜きに、観る前から気になっていた点は二つ。サウンドリニューアル版との相性、そして4DXの効果。

まずサウンドリニューアル版は1989年公開時のドルビーステレオに対し、DVD化の折に5.1ch化を行ったもの。だが同時期5.1ch化したパトレイバー2と異なり、第一作はアフレコをやり直している。おそらくオリジナルのアフレコトラックを残していなかったか、それ以外の理由か。

実家で観るたび、5.1chサラウンドや音のキレより、親しんだオリジナル版音声で観てしまっている。だから今回、ベースとなった5.1chがどのように料理されているか、再録アフレコが4DX版を観る上で何処まで気になるかがカギだった。

もし同じように気になる人がいるなら、今回のサウンドリニューアル版は心配無用。それは劇場空間だから。

家で視聴した場合、モニタータイプのスピーカーであるため、ニュアンスの差が明確。まして声優たちの演技も微妙に異なる。だが劇場の場合は反響込みのシアターサウンド。そして音の差よりも大画面に集中。画の迫力から見入ってしまう。劇場サイズ、大画面というのはそういうもの。昔、長岡鉄男さんがホームシアターでスクリーンの大きさを優先していた意味を改めて感じた。

もう一つは4DXの効果。アヴァンタイトル「ヘヴィ・アーマー」から音、座席の動き共に激しい。時に風が耳を裂き、席を通して体を打つ重低音。音もシート込みの効果で立体感がある。

続いてタイラント2000とのバトルは次の見どころ。98が川に押し出されるところで全身を水しぶきが襲う。

そして方舟解体に向かう特車二課を待つ大嵐。水しぶきはタイラントの時の比では無い。でももっと水を感じたかった気もする。タオル用意してたけど。思った以上に気になったのがファンの動作音。4DXはシート、重低音、水、風、煙を数パターン組み合わせて演出しているよう。東京湾決戦、方舟に台風襲来。この時、ファン動作はMAXだったのかも。

そんな音と4DX、そして大画面による効果でパトレイバーを満喫。3ヶ月前に観ていようが、好きなものは好き。パンフレットが完売(入荷未定)していたのは残念だった。

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2020/07/17

「ライド・ライク・ア・ガール」を観る

今夜は今日から劇場公開の「ライド・ライク・ア・ガール」を観てきた。どちらも好きな映画と競馬。競馬を描いた映画では「のるかそるか」「シービスケット」と傑作も多い。本作は女性騎手としてメルボルンカップを初めて勝ったミシェル・ペインの半生を描いている。

オーストラリア。幼い頃に母を亡くしたミシェル。10人兄弟の末娘の彼女。調教師兼生産者の父パディの下、彼らは競馬一家だった。気がつけば兄姉同様に騎手を目指すミシェル。努力とチャンスを掴み、見習い騎手として頭角を現していく。

幼いミシェルの口から当時の南半球最強馬レッツイロープの名が出た瞬間、トウカイテイオーが勝ったジャパンカップを思い出した。スタートは30年近く前、まるで我が競馬の歴史と併走するような作品。クライマックスは2015年、第155回メルボルンカップ。出走馬にはサンデーレーシングの勝負服、日本のフェイムゲームも登場する。

ちなみにメルボルンカップはG1、芝3200メートルのハンデ戦。2006年日本の菊花賞馬デルタブルースも優勝している。この日は祝日、オーストラリア国民皆が競馬を楽しむ、まさにお祭り。

ミシェルがキャリアをスタートするのは、父も馬を出走させる田舎の競馬場。メルボルンカップが行われるフレミントン競馬場との比較、一般の競馬ファンにはオーストラリアの競馬システムは判り難いかもしれない。幸い、グリーンチャンネルで知る機会も多かったため、脳内補完できた。(参考番組:オーストラリア横断馬旅5000キロ。須田さん、オークスさんありがとう)

物語はミシェルの騎手としての戦いを描く。女性騎手と男性騎手との差は決して小さくない。追い比べとなれば腕力でもの言う男が勝る。しかしバランス、馬への当たり等、女性が戦える要素もある。男性騎手に負けない姿、調教に乗る数シーンで見せる。

ただ感動をゴリ押しするような作品ではない。プロフェッショナルたる騎手の世界。武豊のようなドライさがこの作品にはある。ストイックに減量に勤しむ姿は世界共通。だが酷な減量の果てに過酷な現実が待っている。騎手は危険な職業なのだ。だからといって本作はくどくど描かない。騎手復帰するミシェルに父がひと言。本当ドライだと思う。

体当たりのミシェル役
テリーサ・パーマーもいいが、やはり父パディのサム・ニール。父の言葉は程々に多くは語らず。でも一番ミシェルの事を理解している。そして父の言葉でオーナーたちを捲し立てる姿、ミシェルとパディが連れ添うラストシーンが何とも良かった。

弟スティーヴィーは本人が演じているのだな。馬とのコミュニケーションは彼ゆえの賜物。姉を後押し、プリンスオブペンザンスの激走も頷ける。彼は姉との関係性、演技に限らず色んな面で体現し、本作のMVPと言っていい。ネクタイを締めてもらうシーンがいい。

今、無観客競馬で寂しさを否めないが、劇場で競馬を体験できるのは嬉しい。観て良かった。競馬ファンにとっても海外競馬事情を知る意味で興味深い一作になると思う。

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2020/07/12

「ハウス・オブ・カード 野望の階段 」シーズン1と2を観る

WOWOWで放送されている「ハウス・オブ・カード 野望の階段 」シーズン1と2を吹替版で観終えた。と言いつつ、WOWOWでシーズン2はまだ最終回に至っておらず。先般の豪雨で録画できなかった21章と22章。結局、Netflixで追い駆け、その面白さに追い越してしまった。

アメリカ。ウォーカー大統領の下、民主党下院議員院内幹事を務めるフランシス・アンダーウッド。大統領から国務長官就任を袖にされた一方、教育改革法案可決の票取りを任される。だがフランシスはその第一稿をワシントン・ヘラルドのゾーイにリーク、ウォーカー大統領の就任式前に報道させるのだった。

「セブン」のデヴィッド・フィンチャー監督が製作総指揮。主演のケヴィン・スペイシーも同じく名を連ねる。リアリティと漂う重厚感にフィンチャー色溢れる映像。政治の駆け引きとアクの強いフランシス=ケヴィン・スペイシーの役回りに引き込まれる。しかも隠された裏の顔こそ本作の真骨頂。だが裏の顔は作品を超え、そののち降板に至るとは...

作品中の裏の顔はルッソ、そしてゾーイの顛末に現れている。とにかく野望の階段を昇るためには容赦無し。そしてフランシスの真意は第4の壁を壊すセリフで我々に訴えてくる。時に自ら人間性を問う事もあるが、徹底してヒール。だからこそ魅力的な主人公。

その裏を知って知らずかフランシスの妻クレア。成り上がりのフランシスを助ける。もちろん彼女にも裏の顔、時に復讐のために身を晒す事もある。この夫にこの妻あり。演じるロビン・ライトは美しく、いろんな意味で引き込まれる。突然のフランシス、シークレットサービスとの件には参った。

さてこのシリーズ。フィンチャーの意向か、いやスペイシーによるものか。突然エロいシチュエーションに陥る回がある。英雄、色を好むといったところ。家族内鑑賞は注意するべし。

重要な役でのちのオスカー男優マハーシャラ・アリが出演。個人的に気になるのはダグことダグラス・スタンパー。フランシスを支える功労者。時折見せる善の顔が痛々しい。窓から覗いてあんな事されてりゃ落ち込むわい。

CVでは
フランシスを石塚運昇、ウォーカーを山寺宏一と「カウボーイビバップ」の名コンビ二人が充てている。そしてレイモンド・タスクが羽佐間道夫なのです。渋みを増した声で最初判らなかったが、この作品の重みを支えている。

着実に野望の階段を昇るフランシス。そしてシーズン3へ。ファイナルシーズンへの顛末は知りつつも、そこまでの道程が楽しみだ。

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2020/06/28

次期母艦検討(1) macOS Big Surの件

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Appleの次期macOS Big Surが発表された。毎年、この時期は不安。iOS然り、macOS然り。幸い手元のMacbookAirはギリ対象モデルに入っており導入可能だった。

Big Surの売りはよりiOS、iPadOS寄りの作りになった事。そして年末に発売されるiMacはIntelから内製CPU Apple Siliconに載せ変わる。実はこれが大問題。

macOSを使い慣れた今、平日はほぼ常用。週末の競馬中、母艦のiMacはbootcampでWin10起動、両機に入れたTeamViewerを介し、Macbook側から母艦の競馬ソフトTargetやスーパーパドックを操っている。この使い方はiPadからも使え、競馬場へMacbookAirを持ち込む必要が無くなった。

だから競馬するには母艦でWindowsが動く事が必要条件。Big Surの話が出るまではiMacを買う気満々だった。現時点、Apple Silicon版iMacでWindowsが動く発表はない。Parallels Desktopのような仮想化ツールの対応も未定。そうなると母艦はWindows専用機に移行せざる得ない。

もし次期iMacへ移行するとなれば、Mac用に買った手持ちのAdobe製ソフトもRosetta2頼りに変わり、サポートを踏まえサブスクリプション移行も余儀無くなる。または今売られている最後のintel iMac(またはMac mini)に乗り換え、Big Sur以降でWindows環境が整うまでの時期を待つ手もある...確証は無いが。

パラダイムシフト、舵を切ったApple。macOSがiOS、iPadOSに取り込まれるなら、デスクトップの iMacはまだしも、今後Macbookの存在価値ってどうなるのだろう。iPadなら先のTeamViewerのような使い方もあるし、まだ個人使用、ビジネスではMSを軽視できない。いずれにせよしばらく様子見になりそう。

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