ジェーン・スー著「介護未満の父に起きたこと」(Kindle版)を読む
ジェーン・スー著「介護未満の父に起きたこと」(Kindle版)を読み終えました。TBSラジオ「生活は踊る」のパーソナリティとしてお馴染みの著者。またテレビ東京のドラマ24「生きるとか死ぬとか父親とか」(吉田羊、國村隼出演)の原作者でもあります。この本はドラマに出てきたお父さんのその後を追ったノンフィクションです。
“介護未満”と題するようにうちの父母の前段階にあたる著者のお父さん。これに対峙するスーさんの本音。ラジオの歯切れの良さと同じ印象の文章ながら、時折彼女の躓きが伝わってきます。親を持つ子にとって避けられないもの、理路整然に取り組むも人格の違う者同士の問題が浮かび上がります。
自分も同感なのは親の性格。何処かで納得していても二人の間で済めば良いのですが、別居での介護(スーさんのお父さんは介護未認定のため、全面自費)を進める上で第三者によるサービスが必要。その相性、仮に相性が良かったとしても長く担当してもらえるか、交替のたびに著者を悩ませる事になります。
ドラマで著者のお父さんのクセはマイルドに映ったのですが、今回の文章を読むと年齢が進んだせいか結構尖っていそう。うちの父は対外的にはマイルドなので、そうでもないのですが、親子とはいえ顔を合わせるとお互い文句を言いたくなります。内面的にはスーさんのお父さんとそう変わりありません。
ただこの本はあくまでスーさんのケース。介護とはケースバイケースなものと感じました(スーさんはお父さん一人、うちは父母だし)。序盤のシステマティックな考えも周りからの情報で常にアップデートされていきます。介護に柔軟さは必要です。特に介護形態は違えど、親との距離の取り方は参考になりました。
また環境、資金力で支援の仕方も違います。スーさんと私では雲泥の差があるでしょうから。
スーさんが本著で「追々自分の老後に役立つと信じて」と結んでいるように、子は親の鏡なら親はのちの子の姿だと思います。自分がどのように年をとっていくか、介護の一方で両親を反面教師に少し抗ってみたいと思います。












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