2024/02/23

Netflix「ポップスが最高に輝いた夜」を観る

今日はNetflixで「ポップスが最高に輝いた夜」を観た。USAフォー・アフリカ「ウィ・アー・ザ・ワールド」収録秘話を綴った音楽ドキュメンタリー。80年代の洋楽シーンを体感した者にとって一つ一つのエピソードが興味深く琴線に触れるものばかり。その映像と相まってあの夜にタイムトリップした。

1985年1月25日の夜、AMレコードスタジオに人気アーティストが集結。音頭取りの一人ライオネル・リッチーのインタビューを中心に経緯と出来事が綴られる。まず何故、あの夜を選んだのか、その理由が腑に落ちる。キラ星の如きスターたちを呼び集める秘策。それ故のトラブルも起きていくが、その名演は歴史的偉業となっていく。

偉業の影に名プロデューサー、クインシー・ジョーンズの存在あり。キャリアと人望でこの人の右に出る者は無し。これ以上無いコラボレーションを整理して導いていく。そしてもう一人の立役者はキング・オブ・ポップ、マイケル・ジャクソン。この曲をコンポーズ(ライオネル・リッチーとの共作)し、かつ録音の一夜も偉業を裏から支える事になる。

80年代のポップスシーンにおけるマイケルのライバルといえば殿下、プリンス。出演への駆け引きの中、結果不在の理由も彼らしい。その点、間に立ったシーラEの気持を察するとちょっと彼女が可哀想。ただ殿下のパートを歌う事になるヒューイ・ルイスのハマりぶりに、当時から違和感は無かったしそれも運命だったのかもと思う。

スティーヴィー・ワンダー、ブルース・スプリングスティーン、ビリー・ジョエル、シンディ・ローパー、ティナ・ターナーら当時の洋楽シーンに欠かせないメンバーが懐かしい。その中でも異彩を放つのはボブ・ディラン。あの歌いっぷりはスティーヴィーとのコラボレーションの中で生まれたのだなぁ。今も「ウィ・アー・ザ・ワールド」は名曲。「ポップスが最高に輝いた夜」のタイトルに異論無しだよ。

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2024/02/03

「ストップ・メイキング・センス4Kレストア」【IMAXレーザー字幕】を観る

今日は盟友N氏と「ストップ・メイキング・センス4Kレストア」【IMAXレーザー字幕】を観てきた。1984年公開、デイヴィッド・バーン率いるトーキング・ヘッズのライブ映画。40年ぶりに劇場公開された本作は4K化され、何とIMAX版まで公開ときた。数分迷ったが、この機会にIMAX版を観る事に(ちなみにN氏は初IMAX)。とにかく映像と音が凄かった。

デイヴィッド・バーンというと「アメリカン・ユートピア」が思い出されるが、原点がこの「ストップ・メイキング・センス」。緻密に構成されたステージ。哲学的な「アメリカン・ユートピア」との大きな違いは若さ溢れるパフォーマンス。意味深な歌詞と刻むビートの中、デイヴィッド・バーンたちが動く動く。観ているこちらまで躍動するビートに引き寄せされる。特に後半以降は圧巻だった。

そして「ストップ・メイキング・センス」と言えばデカジャケット(当時はこの作品のポスター、映像パッケージも皆デカジャケ)。見事に着こなすデイヴィッド・バーン。そのファッションは40年前と古びたどころか、今見ても新鮮。ライティングを活かした彼らのパフォーマンスが影となってバックスクリーンに映る。さらに陰影で表情を際立たせた映像も面白い。

そんな本作の監督は、のちに「羊たちの沈黙」(1991年)を撮るジョナサン・デミ。本作ではトーキング・ヘッズのステージパフォーマンスを流れるようなカメラワークで捉え、かつ編集も素晴らしい。さすが"80年代ライブ映画最高峰の一作"と呼ばれるのは伊達じゃない。

追伸.
冒頭、A24のロゴが登場して観る映画を間違えたかと思ったよ。でも今回の公開、リストレーションは彼らあってのもの。これを機に80年代、90年代のライブ映画が再公開されるといいなぁ。

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2023/10/15

「クリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァル トラヴェリン・バンド」を観る

今日は盟友N氏たっての希望で「クリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァル トラヴェリン・バンド」を観てきた。CCRことクリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァルの1970年ロイヤル・アルバート・ホールでの公演を中心に、彼らバンドの成り立ち、ツアーの様子を追った音楽ドキュメンタリー。ナレーションはジェフ・ブリッジス。

CCRといえば「雨を見たかい」が有名だが、そのリリースは1971年。今回の映画はその一年前の彼らの活動を記録。その1970年とは音楽界で歴史的な出来事、ビートルズ解散が起きている。それと前後してCCRは世界有数のロックバンドに躍り出た。ビートルズを失ったロンドンっ子は彼らのCCRのライブで狂喜乱舞する姿も捉えられている。

この映画はライブ収録というより、記録映画の側面が強い。学生時代の活動やCCRの前身バンド等を振り返り、当時のインタビューを交えて彼らの生の声が伝わってくる。時はベトナム戦争の最中。兵役を通し彼らの活動にも影響をもたらす。そんな社会に向けて魂のこもった歌詞、反骨のアメリカンロック、ジョン・フォガティの歌声が響く。

「プラウド・メアリー」「グリーン・リヴァー」等、耳馴染みの曲だけでなく、どの曲も熱い。ダグ・クリフォードのドラムも激しい。昨今の凝ったライブ映像もいいが、撮影カメラが少なくても十分に伝わる。あっという間に終わるライブ。帰り道の車中、CCRとジョン・フォガティの楽曲を流すN氏が粋。まるで車窓の先はアメリカ、ロードムービーのようだった。

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2023/10/08

「JBL GO ESSENTIAL Bluetoothスピーカー」を買う

「JBL GO ESSENTIAL Bluetoothスピーカー」を買った。ちゃんとしたBluetoothスピーカーが欲しかったのと、Amazonのタイムセールが重なった。昔のオーディオファンとしてみれば、JBLは憧れのブランド。当時スピーカーを買う機会は無かったがデスクトップオーディオ時代の今、手に入れた。購入価格は3,080円でCPは高い。

今まで無駄金して無名メーカーのBluetoothスピーカーを買っても長く使う事は無かった。ズバリ音質が悪かったから。でもさすがはJBL、GO ESSENTIALは音が良い。単体、モノラルで使うタイプだが、手のひらサイズの割にレンジは広くクリア。ただ低音を聴かせる作りでは無い。そういう用途はもう少し大きいスピーカーが向いている。

そもそも何故、Bluetoothスピーカーかというと、ベットサイドスピーカーに欲しかったから。いつもソニーのBluetoothヘッドホン WH-XB910Nでradikoを聴きながら寝るのだが、寝た後のヘッドバンドに掛かる負荷が嫌だった。事実、使用2年超えで妻のWH-XB910Nのヘッドバンドに亀裂が入った。寝る時はヘッドホンをしない方が精神衛生上良いだろう。

GO ESSENTIALが真価を発揮するのは音量の小さい時。音楽もトークも聴き取り易い。主なソースはradiko。耳元で鳴らすと学生時代にラジオを聴き始めた頃を思い出す。深夜ラジオ楽しかったなぁ。今の子はタイムフリーがあって羨ましい。Mac上でradikoを再生、タイマーを掛けて就寝。MacのタイマーでBluetoothが切れればGO ESSENTIALも電源オフされる。

普段は充電しておき、キッチンやゲームしながらとか枕元と近くへ持っていって聴く(2.5時間充電で5時間再生)。接続元がPCだと、radikoに限らずあらゆる再生ソースが対象。便利だと思うのは布団で寝ながらPCモニターを観る時、その音声をGO ESSENTIALから流せる事。今までならPCモニター付スピーカー音量を無理に上げていたが、やや遠く聞き取り辛かった。やはりスピーカーは間近にあった方がいい。

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2023/07/13

中森明菜「CRIMSON」と竹内まりや「REQUEST」、そして「駅」

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ここ数日、「駅」が脳内再生し続けている。「駅」とは中森明菜10枚目のアルバム「CRIMSON」(1986年リリース)に収録されている楽曲。そしてこの曲の作詞作曲は竹内まりやであり、自身のオリジナルアルバム「REQUEST」(1987年リリース)にこのカバー曲が収録されている。そんな「駅」が明菜になったり、竹内まりやになったり頭の中を駆け巡る。

突然脳内再生されるようになったかはご存知、例の一件からだ。しかも別のネット記事には過去に遡って明かされた話がきっかけ。何故、竹内まりやが「駅」をセルフカバーしたのか。そこに夫でありプロデューサーの山下達郎が絡んでくる。

山下達郎曰く「(前半略)そのアイドル・シンガーがこの曲に対して示した解釈のひどさに、かなり慣慨していた事もあって、是非とも自分の手でアレンジしてみたいという誘惑にかられ、彼女を説得してレコーディングまでこぎつけた」とのちの竹内のベスト盤「Impressions」(1994年リリース)のライナーノーツに書かれていたというのだ。

実は「CRIMSON」「REQUEST」「Impressions」3枚ともCDで買っている。ただ「Impressions」のライナーノーツは購入から一度も読んでいなかった。そして30年を経た今日改めてCDを開いて読んでみた。知らなかった、本当に書いてあった。ズバリ文中のアイドル・シンガーとは明菜の事である。

自分にとって明菜は特別なアイドルでアーティスト。彼女が長期休養に入る前、ワーナーミュージック所属の頃まで毎CD買っていた。この長期休養のきっかけになったのは金屏風事件と呼ばれる記者会見で、当時違和感を持ってテレビを見たのを覚えている。違和感とは大人の事情だったり、交際相手の某男性アイドルだったり、その所属事務所の大きな力だったり。

まぁそれはさておき、「駅」の収録された「CRIMSON」は一種のコンセプトアルバムである。当時アイドルのアルバムとしてはかなり特殊。「駅」が有名になっただけで彼女のシングル曲は一切収録されていない。竹内まりやと小林明子の二人からの楽曲提供のみ、大人の独身女性をイメージさせるような作り。生活感溢れるSEで始まって終わる。

ここで山下達郎のライナーノーツのコメントにある"解釈"だ。竹内まりやの明瞭なボーカルと明菜の趣ある歌声。山下達郎自身もプロデュースした「REQUEST」の「駅」を聴けば、彼の持ったイメージは明らか。「駅」一曲に限れば山下達郎の意見は外れてはいないように思える。

だが「CRIMSON」の「駅」はあくまでアルバムを構成する一曲であり、全体の世界観は大人の雰囲気が漂う。同アルバム中の竹内まりやの楽曲はアキナイズされ、竹内の持つ何処か明るくドライな独身女性の世界とは異なる。「OH NO, OH YES!」は妖艶だし、「ミック・ジャガーに微笑みを」は明菜らしいロックな一曲。

そもそもこの時、竹内まりやは明菜をイメージして楽曲を提供している上「自分で歌う事に難色を示していた」と言うし。もし「駅」が山下のイメージに寄るものだったとしたら、アルバム「CRIMSON」の魅力は明らかに半減していただろう。

自分の中では中森明菜の「駅」も竹内まりやの「駅」も好きなのだよ。明菜の長期休養とワーナーからの離脱もあって竹内まりや(今もワーナー傘下)とのコラボレーションはこの時の一度だけ。山下が考えるような憤慨が竹内まりやにもあるのなら、楽曲提供しなかったかノンクレジットだってアリだった。でもそんな事は無かった。明菜のアルバムに対し旦那さんはあくまで外野だし。

ここ数年、達郎さんのラジオを聴いてれば、はっきりした物言い(正しいかどうかは別)は知っていたけど、この前の「恩と縁」発言.......。ちなみに例のライナーノーツが付いた「Impressions」は明菜がワーナーを離脱した後のリリース。だから好きに書いたのだろう。でも明菜だってそれまでのワーナーを充分に潤わせていた人。「恩と縁」を口にする人のする態度では無いよ。そして今も。(おしまい)

 
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2023/06/11

「エリック・クラプトン アクロス24ナイツ」を観る

今日は盟友N氏と映画「エリック・クラプトン アクロス24ナイツ」を観てきた。ミスタースローハンド、クラプトンの90年代初頭に行われたライブシリーズの映像をリマスタリング&再編集。ロック、ブルース、オーケストラと多種多様な編成で名演が繰り広げられる。演奏日は違えど、この映画一本で彼のコンサートを観ているよう。

オリジナルは35㎜だと思うが、今回4K化されるにあたり、マルチ画面でクラプトンの全身と手元を追う映像にまとめ、これはスクリーンで観たいと思わせた。(当時のギタリストらしく)ネックに吸っているタバコを挿したり、選曲に「コカイン」があったりと今の世情なら相当煩そうなところもあるが90年代。その緩さがもう30年前と驚かされる。

クラプトンの演奏は自作を含め耳馴染みの曲ばかり。客演のアルバート・コリンズやバディ・ガイらとの極上のブルースセッションや映画音楽のマイケル・ケイメンとのコラボ、オーケストレーションが素晴らしい。マイケルとは「リーサル・ウェポン」以前に別のテレビシリーズ(しかも刑事もの)で共作していたんだね。その曲も彼ららしいスコアだった。

80年代に自身のプロデュースへ迎えた当時絶頂期のフィル・コリンズがバックメンバーでドラムを叩く贅沢さ。名曲「レイラ」も「アンプラグド」以降の落ち着き払ったバージョンでなく、デレクアンドドミノス時代のオリジナルにオーケストラを従えたもの。全編、クラプトン40代の若さ溢れるプレイと声に聴き惚れてしまう。

時間を忘れる程のコンサート、音楽映画に勝るもの無し。終わりが来るのが惜しいくらい。世代によって好きなクラプトンはあるだろうけど、本作はドンピシャ。これディスク化されたら欲しいなぁ。

追伸.
「アクロス24ナイツ」CD版のアンソロジーが発売されるようで悩ましい。それにしても90年代とは何と素晴らしい時代だろうか。N氏はクラプトンを、自分はプリンスにスティング、N氏と一緒にロバート・パーマーのライブを観に行った事が思い出される。しかも学生の身分で。今は社会人ながら来日公演のチケットは高額過ぎて手が出ない。本当、この映画はそんな時に嬉しい作品だった。

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2023/02/18

配信時代の煽り

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街のTSUTAYAが近々閉店する事になった。大昔は映画とかああいうビデオとか、最近までなら音楽CDはよく借りていた。ただ映画は新作ばかりになったし、CDもメジャーな作品だけが置かれるようになって足は遠のいた。

やはり足が遠のいた最大の原因は配信の影響。映画はAmazonプライムに契約している限り、一定数の作品は別料金無しに観られるし、一部の作品はNetflixやディズニープラスを一時的な契約で対応。映画館を至高としてテレビ視聴は見逃しや追体験程度と思っている。

ただ音楽では配信を利用していない。Amazonプライムで音楽配信しているけど、滅多に使わない。痒いところに手が届くほどで無いし、好きな曲は我がiTunesのラインナップには及ばない。それにラジオで音楽を聴く機会が増えて充分に思える。

またTSUTAYAは本も売っていたわけで、その売り上げも影響したろう。昔は書店同士がしのぎを削るとその記事が全国紙に載るほどの地域だったのに。それがネット書店に淘汰されて一つ、二つ...とほとんどが消えていった。今は紙の本どころか電子書籍だもの。

でも書店は知の泉のような場所。様々な情報を自分の意思で選ぶ事ができた。しかし今ネットで何か探すとなれば、AIやディープラーニングに基づいたオススメが現れる。書籍然り、ネットでは映画や音楽、世論と何もかも誘導。便利な時代には裏がある。


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2023/01/14

「モリコーネ 映画が恋した音楽家」を観る

今日は盟友N氏と「モリコーネ 映画が恋した音楽家」を観てきた。多くの映画音楽を手掛けてきたエンニオ・モリコーネの仕事、音楽と映画で綴る旅。デビュー作からコンビを組んだジュゼッペ・トルナトーレが本作の監督を務め、5年以上密着した本人インタビューとアーカイブ映像でまとめたドキュメンタリーである。

まず観てよかった。映画ファン歴が長いほどに同じ時間を過ごし、かつその時代を想起するだろう。「アンタッチャブル」が流れると今は無き静岡県東部最大のスクリーン(当時)を思い出したもの。それだけに限らず、実はモリコーネ、学生時代からの繋がりだったセルジオ・レオーネ監督「荒野の用心棒」の口笛が響くと嬉しくなる。

モリコーネはそのキャリアを母国イタリアからヨーロッパ、ハリウッドへと活躍の場を広げていく。だからこそ贅沢な映画。この作品一本にイーストウッド、デニーロ、ドロンにベルモンド....世界の大スターたちの名シーンを凝縮。しかもモリコーネの創作エピソードにメイキングは映画ファンにはお宝ばかり。「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」のエピソードは最高だった。

トルナトーレ監督はそんなモリコーネの軌跡を丁寧にかつ優れた構成で見せる。キャリアに影響を及ぼしたであろうエピソードをテンポよく繋いでいく。しかもモリコーネ自身のコメント、リズムを刻む指先と実際の音楽がシンクロし、観ている側まで惹き込まれる。2時間半を超える映画ながら最後まで知的好奇心を刺激され、終わりが来る事が惜しくなる程に。

映画は温故知新、モリコーネの音楽を伝えていく世代、冒頭の映像に戻るように結ばれていく。本作にも出演するジョン・ウィリアムズらと共に映画音楽の発展に務めた功績に感謝しかない。そして改めてスクリーンで彼の手掛けた作品を観たくなる。映画ファンなら絶対に観るべき作品だ。

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2022/12/31

2022年総決算「モノ・生活篇」

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2022年は個人的に激動の年となった。コロナ禍が変えたもの。自分自身、8月に罹患し約二週間自宅療養。身をもってコロナというものを体験した。加えてここには書けないが、勤め先の概況が大きく変わった。無事に年は越せそうだが、来年以降何があるかわからない。今年の漢字を挙げるなら「痛」だが、来年が「続」にならない事を祈りたい。

政治家は国のフロントマン。国民を叱咤激励、鼓舞するも時に欺く。だがこの10年、欺かれる事ばかりが目立つ。暗殺事件も壺やモリカケが背景にあって、結局は利権という甘い汁を政治家と既得権益者で吸い合っている。悪用しようがシステムを作る者の強み。ネット社会の発達で映画「マトリックス」の世界と大差無くなった。今何を言っても負け犬の遠吠えだけど、本質を知らないよりマシ。

そんなこんなでできる事、財布の中身も限られる。でも今を楽しみたい。そんな今年楽しませてくれたものは...

やはりプレステ5を買えた事だろう。グランツーリスモ7にスイスポ(ZC33S)が収録で物欲に火がついた。あらゆるPS5抽選に登録も思い届かず。だがその半年後近場の量販店で無事購入。意中のソフトとの組み合わせ。ハンコンなら更なる高みを目指せるだろうが、デュアルセンスでも楽しい。現在の達成率は50%。子供のプレイするAPEXとの兼ね合いが玉に瑕(キズ)。

バーチャルなグランツーリスモ、その対局がリアルな我がスイスポ。今年初めにイッキ見した頭文字Dのおかげでマニュアルの楽しさを再認識。ヒールアンドトゥがサマになってきたけど、コロナ禍以降山道は攻めてない。EVはきっと別の楽しさだろうけど、今はまだ消えゆく技術を楽しんでおきたい。

クルマは楽しみであり道具。実用の奥深さを教えてくれたのがTVKで放送していた「新車情報」。その進行役、三本和彦さんが亡くなった。歯に衣着せぬ語り口が魅力で、メーカーとユーザーを繋ぐ姿勢に溢れていた。技術による克服、ディーゼルの利点で当時の石原都知事に番組から繰り出す異論。自動車ジャーナリズムのあるべき姿だったと思う。

もう一人、忘れてならないのが、アニソンの帝王水木一郎さん。子供の頃から親しんだ歌声。晩年まで歌唱力は衰えず、聴く者の魂を揺さぶる。先日NHK-BSの追悼番組を観て再認識。今の子供は口ずさめる曲が無くて可哀想だけれど、単なる懐古主義でなく語り繋いでいきたい人と歌。当時のアニメ映像と共に我が心に刻まれている。

そして最後はアントニオ猪木さん。コロナ療養中に観た「格闘技世界一 四角いジャングル」は久々に血をたぎらせ、猪木の過激なセンチメンタリズムに酔った。だがその2か月後に悲報が。追悼番組や過去の試合を観るにつけ、プロレスの進化と真価を思い知らされた。

本を読む事は過去に学ぶ事。「嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたのか」には落合氏の冷静な分析と人間性が垣間見えて興味深かった。WOWOWドラマの原作本「トウキョウ・バイス」に描かれた裏社会、そして今年起こった事との関連性が見えてくる。ジャーナリスト水道橋博士の「藝人春秋 1~3」繊細で果敢な取材力はいずれ活きるはず。事実は小説より奇なり、それを地で行くチャンス大城の「僕の心臓は右にある」には本当に笑わされた。

ノイキャンヘッドホンはソニー WH-XB910Nに代替え。クラスは中の上。安かろう悪かろう。でもそれくらいで無いと長くは使えない(=壊れてしまう)事がわかった。

スマートホーム化はメーカーを変えたマイナーチェンジ。 FireTV Stickも4K対応になったけど、テレビはまだHD止まり。余裕があれば4K化と画面のサイズアップをしたいところですが...

社会が、世界情勢が不安である事。政治家はちゃんと歴史を、過去に学んで欲しいよと。それらを冷静に見つめながら、映画を中心に今を楽しんでいきたいですね。

それでは皆さん、良いお年を。[来年もこのブログはつづく]

モノ・生活篇ネタ集

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2022/12/24

水木一郎「兄尊(アニソン)」を聴く

水木一郎さんの「兄尊(アニソン)」を聴いた。このアルバムを買ったのはリリース当時の1999年。バラエティ番組で水木さんの人気に火がついて、1000曲ライブを行なった頃。最強ベスト盤ながらこれまで好きな曲ばかりを選んでいたのだが、今回初めて一曲目から最後まで曲順通りに聴いてみた。

最高の作曲陣(渡辺宙明、菊池俊輔、小林亜星、羽田健太郎他)の作るメロディーが支えるように圧倒される歌唱力。ベストアルバムながら実は緻密に曲順が決められている事に20年後の今気づく。そもそも水木さんの歌はシャウト系に留まらない。バラードこそ際立つ力量。ボルテスVのED曲「父をもとめて」は沁みる。子供の頃、次回予告を待つよりもその唄を聴きたかったのだろうな。

そんな選曲とテンポの緩急が絶妙で全41曲はあっという間。楽曲は長くて4分、ほとんどが3分前後と子供達の聴く曲の王道。「マシンハヤブサ」「大鉄人17」「仮面ライダーX」等ソノシートやレコードで何度も聴いた曲が並ぶ。そして締めはライブのアンコールの如く「おれはグレートマジンガー」が気持ちいい。東映まんがまつりもマジンガーで締めてたよなぁ。

水木一郎さんを「アニキ」を呼ぶにはおごがましいと思いつつもリスペクト。「アニキ」の呼び名は前述のバラエティ番組「うたエモン」から始まったと記憶する。当時はいち視聴者、少し弄ばれてる感での登場だった。だがそれがうねりとなって1000曲ライブを実現。皆の心の中にアニキの唄が住みついていたんだね。地元のレコード店で予約特典にいただいた直筆サイン色紙は家宝です。

最後に水木一郎さんのご冥福をお祈り致します。

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