「オデュッセイア」【IMAXレーザー字幕】を観る
今夜はクリストファー・ノーラン監督最新作「オデュッセイア」を【IMAXレーザー字幕】で観てきました。ノーラン監督といえばIMAX標準、しかも史上初長編映画として全編IMAXフィルムカメラによる作品です。ちなみに最上級のフィルム版上映は世界で40館弱ですが、日本はゼロ。IMAXレーザーでもその凄みの一端は感じられるでしょう。
ただ一つ不安だったのが、一週間の先行上映でIMAXポスターが全数捌けてしまうのでは?ということ。同じく先行上映があった「Michael/マイケル」では完全にしてやられましたから。でもこの作品は初日にちゃんと貰えましたよ。
さて作品自体のほうに話を移します。「オデュッセイア」とは古代ギリシャの詩人ホメロスによる最高峰の叙事詩。トロイア戦争、トロイの木馬、さらに神々や怪物たちによって物語が紡がれていきます。その中心にいるのがイタケの王、オデュッセウスです。
ギリシャ神話に疎い私はネットで基礎知識を入れて臨みました。もし何も知らない方なら、googleに”オデュッセイア ギリシャ神話 観る上で参考になる話”と入力して検索すると良いと思います。10数分で十分に対応できました。全編で触れられているゼウスの掟は重要。また神々は皆、名乗りを上げないので先に知っていたほうが話が頭に入り易いです。
ちなみに映画「ちいかわ」の元ネタ、セイレーンもギリシャ神話の怪物で本作に登場しています。
二度三度普通に観ることが多いノーラン作品ながら、SFものでない彼の作品は苦手です。史実物「オッペンハイマー」はIMAXで観た一度だし、戦争映画「ダンケルク」は個人的にイマイチでした。ただ本作は事前準備したことも功を奏したこと、そもそも「オデュッセイア」はファンタジー。ノーラン作品の中でケレン味は強めで面白かったです。
まず戦記ものとしてリアリティの凄み。実物大で作られた船、船上での描写や剣と矢中心のアクション、特に大男のレストリュゴン族による襲撃には圧倒されました。ポセイドンの息子で巨人キュクロプスの描写も映像的に進化が伺える上、世界観にマッチした見せ方も巧かったと思います。
物語はオデュッセイアの冒険譚と同時に、彼のイタケへの帰還が描かれます。これまでのノーラン作品でのマット・デイモンは損な役回りでしたが、本作では知的で強い王を見事に演じていました。10年に渡る冒険は彼を待つ王妃にもある事態が生じます。この辺の事情も予習しておいたほうがいいかもしれません。
アン・ハサウェイやトム・ホランド、ロバート・パティンソン、シャーリーズ・セロンら豪華キャストの中、個人的なイチオシは当然、盲目の豚飼いエウマイオスを演じたジョン・レグイザモですね。名バイプレイヤーの彼がこの大作で存在感を発揮していました。オスカーあるかもしれません。
とにかく全編見どころだらけの作品でした。ノーラン監督、いよいよ次こそは映画版「プリズナーNo.6」をお願いします。

















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