2007/10/27

NOVAでクタバル

 ついにX-dayが訪れた。猿社長が緊急役員会を開こうとした日の未明、その主(あるじ)不在の欠席裁判が行われた。社長解任のクーデター、会社更生法の申請と英会話学校NOVAは起死回生、最後の一手に出た...と普通、外野ならニュースを右手に受け流すところだが、今回は被害者。ボク自身、公称40万人と言われている受講生の一人なのである。実は社長が26日に役員会を開くとした時点、何かが起こると思っていた。その経緯は以前この場で述べた通りだ。

 NOVAの誇大広告ぶりは入学してみると良く解った。好きな時間のレッスン予約は取り難かった。そもそも講師の数が決まっているのに、受講生の希望通りに全てレッスンを組みようが無い。もちろんそれら全てを受け入れれば、労働基準監督署の監査の対象となろう。ただ実際それ以外にも抵触する点が多くあったのも事実。ゆえに講師、受講生両者に不満が山積していくのは必然。講師は教師ではなく、自らをInstractorと称していたのを思い出す。

 ただそれでも通い続けたのは、単にポイント行使だけが目的ではなかった。もちろん今の事態は今年六月経済産業省の処分によって決定付けられた。ただそれよりも、受講期間はしっかりレッスンを受けようという気持が強くなっていたからだ。それは通っていた場所(ブランチっていうんだな、この事件で初めて知った)の講師の真摯な姿勢も感じたし、レッスンが楽しかったゆえ。業務悪化以後、X-dayを感じつつ、通い続けた受講生の大半は同じ気持だったろう。ただ講師やスタッフたち最前線の努力は報われず、現在に至っている。

 願わくば休校前の受講体制復活を希望したいが、現実は厳しい。しかも40万円近いローンが残っている。法令下の支払停止、抗弁権の行使も可能だし、冷静にNOVA一ヵ月後の破産も想定した行動が必要。いまだ雲隠れしている猿前社長、40万人の受講者を見殺し、NOVAを徹底指導ができなかった経産省の罪も大きい。甘利経産大臣の他人事な会見を不快に感じながら、NOVAよりもボクのほうがくたばりそうだ。

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2007/09/29

この顔にピンと来たら...

 今更ながら告白するが、某英会話学校に通っている。ご存知、駅前留学、いや今では瀕死の状態のあの学校だ。あの報道以後、何があっても半分諦めモード。今は解約より英語を毎週話す機会を作る事のほうが重要と考えている。ただ既に今週新聞等でも報道された通り、全国のうち200校が閉鎖されるという。今のところ、ボクが通っているところはどうなるか判らないが、嫌な予感はしまくっている。しかし現実はそれ以上の悲劇が待っているのかもしれない。

 ここのウリの一つがお茶の間留学。学校まで通わずともの自宅でレッスン、または講師が病欠した時の対策として使われるもの。レッスンはネット経由で大阪本部の教師と結ばれている。だが実態は各学校の講師不足を補う手段の一つでしかない。そんな"お茶の間"をしたある日、画面の向こうからこんな言葉が飛んできた。
『NOVA Crisis』
講師自身が自らの言葉として使ったのは初めてだった。これまでいろいろあったが、口に出した講師やスタッフは居なかった。そして満身創痍のひと言「来月になったらどうなるかわからない」(もちろん英語で言っている)と言い出す始末。お茶の間の本部は大阪。しかも階上の社長サハシ(サルハシではない)は行方不明、トンズラしたというのだ。最後の砦、教師で作られた組合もいい子ちゃんばかりの犬ゆえ、役に立たないという。直近の給与は払われたが、来月はわからない。画面からは各地方学校には無い緊張感が漂う。全面撤退のD-DAYは近い。

 今すぐサルハシを更迭したいが、今何処の存在。今こそ民間ローラー作戦、猿橋包囲網。隠れていてもネット時代の力を侮るなかれ。この顔にピンと来たら110番。いやいやマスコミに吊るし上げてもらおう。そもそも事が起きたとしても100%返金は望んでいない。それよりもコイツを晒し首、社会的制裁を与える事が重要だ。しっかりと報いは受けてもらう。"お茶の間"の講師いわく独身、Bachelorな男。トンズラ直前、社員にPoetic Messageを残す胡散臭いヤツ。全国約40万人いる生徒の前、土下座程度じゃ済ますまい。

070929

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2007/09/07

台風とF1戒厳令

 昨日からの台風9号のダメージは大きく、今朝の出勤時間帯を直撃した。高速が止まれば、下の道路が渋滞。車を避けるべく電車を選べば、運休の憂き目に会う。地道に駅で電車復旧を待っていると、路線バスを待つ学生の行列があった。運よく電車に乗れたとしても、交通マヒの連鎖は我々を巻き込んでいく。行列はバスがやってくるまでしばらく続いていた。

 9月に入り、本格的な台風シーズンとなった。東京だけでなくその道筋次第では、静岡県のような田舎もその影響を受ける。まして今回の台風はお隣、小田原をジャストミート。しかも時速20キロのノロノロ速度で大きな傷跡を残した。午前5時半に目が覚め、早めの出勤、遅刻対策をうつも、午前8時半現在なす術がない。車、電車共々、あらゆる手を尽くしたが完全なマヒ状態の最中にいた。

 そして今月は富士スピードウェイでF1グランプリが開催される。約30年ぶりの開催に揺れる地元、近隣市町の企業は開催日は時差出勤や休日に切り替える等、対策を講じている。かくいう我が会社もその影響下であるが、8月末になって初めて対策が公表されるという遅さ。しかも日勤者は通常通りの出勤である(影響のピークは土日だからいいけども)。だが正直、F1とは我々に未曾有の事態ゆえ、終わってみなければわからない事が多い。

 今回の台風でパニックに陥るこの周辺の住民が、最大14万人がやって来るF1を受け入れる事ができるのだろうか。28日から3日間、大量のシャトルバスが増発。一方、富士スピードウェイの近くに住む同僚は、土日許可書がないと車で外出できないと嘆いている。予選走行の金曜はその沿線、御殿場線で出勤を目論んでいるが、果たしてどうなるだろうか。そして9月7日午前9時現在、御殿場線全線、復旧の見込みが立っていない...

070907

追伸.
その後、車での移動に切り替えたが、午前のうち沼津市内を抜ける事ができず、出勤を断念。間もなく有給休暇に切り替える事になった。

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2007/03/11

森進一「おふくろさん」騒動を考える

 先週は風邪に四苦八苦。カミさん直伝、風邪薬をリポビタン2000で飲み干す対策が功を奏し、会社を休まずにすんだ。ただ病み上がりのダメージは見えないところで進んでいた。声が出ないのである。出るには出るのだが、声域は狭まれ、発声も続かない。まるで森進一のようになってしまった。話す人、話す人に「大丈夫?」と声を掛けられるも、その先会話が続かない。いや声が出なかった。しかしボクのサービス精神は「こんばんは、森進一です」という第一声に溢れていた。そして土曜日には完治したようだ。

 ここ数日出勤前、朝の情報番組を見ていると、必ず耳に届いてくるのは、森進一の「おふくろさん」。しかも何度も最初のフレーズがリピートされ、完全に意識へ刷り込まれてしまった。実際、世間でもカラオケの選曲が増すなど、再び「おふくろさん」に注目が集まっている。それもこれも、作詞家と歌手の思惑の違いがぶつかった形。歌手の後付けした創作(とはいえ、曲前のセリフ)が御大作詞家の逆鱗に触れてしまった。

 物作りでも自己完結しているものであれば、確かに自分の責任を持って改作する事ができる。ただ共同作業の中で生まれたもの、今回のような楽曲に関しての改変は、協議をもって進めたいもの。表舞台は歌手森進一の代表曲だろうが、彼一人だけでは「おふくろさん」の誕生は無かったはず。我々の仕事でもそうだが、表に出るものが全てではない。ハスキーボイス=おふくろさんではなく、歌詞の共感、曲への感情移入がその背景にあるだろう。

 高校時代、放送部にいた頃、NHK放送コンクールに入賞した事がある。作品では脚本と構成を担当、地方大会で六位の成績をおさめた。ただそのまま全国大会に出品すると思いきや、リーダーなる者に構成を改変されてしまった。全国大会で発表された時の驚きを忘れない。ワイワイガヤガヤ、所詮高校の部活、彼は名目上のリーダーだったが、まるで自分だけの創作物のように弄られたのが許せなかった。間もなくボクは退部届を出し、そのまま離脱。だから川内康範さん、あなたの怒りよくわかりますよ。

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2006/01/25

個人的にこれまでの『ライブドア騒動』を振り返る

 ご存知ホリエモンことライブドア堀江貴文社長が捕まった。いや今では堀江前社長、堀江容疑者となった彼だが、あれだけチヤホヤしたマスコミは手のひらを返したように、一気に悪役まで押し上げた。まぁそんな事は先週の時点で「想定の範囲内」ではあったが、堀江氏最後の記者会見で「想定の範囲内ですか?」と質問する記者に失笑、いやそれは笑えないし、場違いな質問。たぶんあの記者はそんな質問をぶつければ、きっと全マスコミ、ニュースで採り上げられると踏んでいたのだろう。もはやマスコミはハイエナ同然、堀江氏は骨の髄までしゃぶられている。そんな堀江氏について書いたネタをここで振り返ってみたい。

 このコラム、ライブドア(という言葉の)初登場2004年9月10日と遅く、もちろんプロ野球新規参入問題がテーマだった。球団オーナーを馬主になぞらえ、「別に若造でも、他のオーナーのフルネームを知らなくても馬主にはなれる。ライブドアならとっくに有力馬主となっているだろう」と称した。実際、彼も当時からホリエモンという馬を持つ馬主でもあった。ちなみに馬名は公募、二位に選ばれていたのは『ブンカツテイオー』という名だったとは何やら因縁である。

 続いて同年9月23日、「楽天「本拠地仙台」は完全な後出しジャンケン」とコメントを出した。この時、追い風であった「ライブドア」の大きな挫折でもある。球団争奪の相手が「楽天」、しかも目のつけどころまでもが同じ仙台と、「弱肉強食、確かにビジネスとしてはこうした戦略もアリ」と楽天のやり方を称しても、敗者を擁護したくなるのは日本人だからか。そして11月2日には新規参入球団が決定。
「選ばれなかったライブドアは痛し痒しの結果。痛いのは十二球団目に選ばれなかった事。痒しの意味は参入が見送られ、株価が上昇した事である。そもそも春先、球団買収を表明した時点でライブドアの認知度は大きく上がり、企業としての彼らの欲求は満たされている」
結局、この時が堀江氏のターニングポイントだったという事、今回の事件の伏線ともなった。

 そして翌2005年2月20日、「ビター・スイート・サンバ」でニッポン放送株問題に触れた。
「現時点ではその鍔迫り合いの最中という事。堀江社長の野望はその巨大なフジサンケイグループを手に入れる事にある」
「堀江社長に言うメディアの融合はよく解る。ネットによる配信による即報性、双方向性にテレビ、ラジオ、新聞の強みを融合させれば、さらに大きな力を発揮するだろう。ただそれは同時にライブドア側のコンテンツの枯渇を露呈し、結果として堀江社長を人生の一大勝負に押し出した」

問題は後述の『ライブドア側のコンテンツの枯渇を露呈』であり、3月17日の『ニュースは買うもの』へとつながっていく。

「特にインターネットのほとんどのポータルサイトは、ニュースを買ってきている。だからホリエモンの発言は別段、不思議なものではない。だが何でも欲しがるホリエモンと同様にメディアも貪欲だ。小さなスキャンダルが命取りになる事もある。もし自らそんな自体を引き起こしても、ホリエモンはそんなニュースを買うのだろうか」
そして3月24日「テレビのチカラ」というコラムで、堀江氏に対する見解を方向転換した。

「もしライブドアが、単なるコンテンツの取り込みにフジを狙っているのであれば、大きな勘違いだと思う。だからこそ今の放送業界は映画制作に活路を見い出し、マルチな展開から放送からの相乗、あるいは回帰効果を狙っている。その活動はむしろライブドアよりも貪欲。(中略)ライブドアはネットドラマが関の山、そこまで見据えたビジョンがあるとは思えない。ネットとメディアの融合というお題目だけでは、フジが懐疑的になるのは当然だ」

「やはりテレビ至上主義は歴然だという事。先に述べた貪欲さはテレビ、放送業界にメディアの雄たる誇りすら感じる。そもそもドラマやバラエティはダメでも、ニュースを中心とした情報コンテンツはリアルタイムで知りたいし、視聴者に対し今も最も強い力を持つ。電波は日本全国を網羅、しかも在京キー局はわずかに6局、情報発信の重みは大きい。だからこそライブドア堀江社長はテレビを窓口に、自らの主張を続けてきている」

結局、堀江氏をホリエモンとして育てたのは実はネットでもなく、テレビだったと皮肉った。

4月20日「大衆の面前で、ホラをさけぶ」より、
「「業務提携できることになり、ワクワクしている」とはいうものの、テレビを見てしらけてしまった人は多い。実はワクワクしている理由が、多額のニッポン放送株の売却益だという事実。そりゃあれだけのギャンブルを勝てば、誰でもワクワクするだろう。そして最もクビをかしげたのが、あれだけフジ支配のお題目にしていたメディア論。記者会見中ではひと言も触れず、何処かに消え去ってしまった事である。その事からも、ホリエモンにとってニッポン放送株売却の主旨が、単なるマネーゲームだったと言わざる得ない」

「「やっぱりマネーゲームなんだ」と最初から見ていたならよし。かくいう筆者はそうだった。だが見ていた大衆、国民の大多数は、お台場劇場の中で何か新しい風を求めていたという事。そもそも世論を味方につけるため、繰り出したメディア論も絵に書いた餅でしかなかったし、結果として何の提案もできなかった。ホリエモンは大衆の面前、にこやかに記者会見に答えていたが、その一方で大衆の求める答えは一つも無かった。いや最初からそんなものは無かったのだ。無いものを在るものとして扇動しただけの事」

そして今思えば、この時点のボクの見解は間違っていなかったと思う。

8月21日「衆院選の戦い方を見る」
「衆院選は民主党よりホリエモン出馬のほうがニュースになっている事実」とひと言。当時それ以上、コメントすべき事は既に無かった。

12月1日「今年の新語・流行語大賞発表」で再登場。
「ただしホリエモンのマスコミ利用は前年の流行語『新規参入』で心得たものだが、『想定内(外)』=ホリエモン=ライブドアの構図が成立、ホリエモンにとっても思わぬ広告媒体に成長している」
そしてあの記者会見での質問は何とも皮肉。そしてライブドア・ショック以後のネタへと引き継がれていく。

 ここまで振り返ると、堀江氏はかなりニュースな人だったという事。しかしフジテレビ問題の決着で筆者を醒めさせた。彼がネットを活かしたと言えるのは、堀江氏の求めた多数の株売買を成立させた事。反面、ネットの人だった堀江氏が、テレビを媒介に強さを見せつけ、その後も世間とマスコミは彼に飛びついた。衆院選、そしてライブドア株の株価高騰、犯罪者でなければ由、しかし結果は...いずれ明かさせるだろう。一応名目上、まだ堀江氏は容疑者である。

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2006/01/21

耳をすませば

 昨夜のテレビ東京「ワールドビジネスサテライト」を観ていたら、小泉改革、民営化の急先鋒、猪瀬直樹氏が出演。森林や不動産、金融資産等の国有財産の問題点について触れていた。これらのうち森林、不動産を足すと、日本列島の四分の一が国有財産の占める面積に当たり、地方自治体まで広げると列島の二分の一までに広がるという。「これは社会主義国家並み!」と猪瀬氏の見解、その内容は非常にごもっとも、誰もが納得のいくご意見。しかし見ていてどうにも気になった事が、それは猪瀬氏の鼻に掛かった声だった。

 彼の辛らつな意見に耳を傾けても、その声はとにかく聞き取りにくい。今まで彼の出演番組を目にするたび、常にそう思っていた。まるで聞いているこちらまで耳が、いや鼻が詰まってくるような気がする。聞いているほうがつらくなってくるのだ。ボクは医者じゃないから判らないが、慢性鼻炎なのだろうか、あるいは無呼吸症候群なのかと勘ぐってしまう。猪瀬氏、その仕事ぶりに休む暇は無いと思うが、一度医者へ行ったほうが...いやいや余計なおせっかいだった。

 ニュース番組のキャスター、コメンテーターに問われるもの。時間内で適切かつ気の利いたコメントを求められている。そして聴きやすい言葉。その声質は重要だ。NHKアナウンサーは判で押したように同じ言葉遣い、発音を求められているが、その原点は『NHK日本語発音アクセント辞典』にある。ボクは高校時代に放送部に在籍していたが、アナウンス係に人たちは競ってそのアクセントを模倣していた。NHK高校放送コンクールという目標があってこそだが、これはNHKに限らず、民放各局でもバイブルとして扱われているようだ。これだけテレビが普及した今、言葉が画一的になってしまうのはやむを得ないだろう。

 人の声には感情、そしてその変化が表れる。その顕著な例が証人喚問の席に立ったヒューザー小島社長にある。最初に国会に召集された時、他の発言に対し、語意を荒げていたのが印象的だった。しかし先日の質疑の中では憔悴しきった姿、そして別人のような言葉遣いに変わり果てていた。彼の言葉にはあの「村西とおる」ばりの胡散臭さは消え失せていたのだ。それが演技なら相当な名優だろうが、そんなベールを感じなかった。ただボクの耳が節穴で無ければの話なのだが。

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2006/01/16

あの娘とスキャンダル

 矢田ちゃんが危ない。ドラマ「夢で逢いましょう」で共演した某男優(俳優廃業、歌手専念の噂も)とのロマンス。そのまま順調な交際、結婚、女優業続行、または引退、そんな青写真も見えてくる。確かにそこまでは別によかったが、その後はイケナイ。ラブラブで帰国も、某男優の怒号とそれを省みない二人の態度。マスコミなんて相手にしないって気持はあるだろうが、彼らは人気商売という事を忘れている様子。ある彼女の私設ファンサイトでは「今月いっぱいでサイトを閉鎖します」なんて貼り出されているし。

 一番の問題はせっかくのロマンスがスキャンダルとなりつつある事。態度より正しく意志を伝える、言葉に出すのが大事でなのにである。ここまで来ると両者の所属事務所もサジを投げたようだが、人気商売ゆえに今後の活動は多難が必至。特に大きな問題は彼女を使ったCMの数々。ヘタすれば次のCM契約は無し、総スカンを喰らう可能性も秘めている。今時、結婚を境に人気が下降するなんてナンセンス。それはドラマ「ママはアイドル」以前の話だろう。だからこそ「よーく考えよう、言葉は大事だよ...」なんて歌詞も浮かんでくる。

 さてその一方、ホリエモンが危ない。帰宅した頃の夜のニュース、大きな事件が飛び込んできた。ライブドアが証券取引法違反。まだまだ疑惑の段階だが、東京地検特捜部が大挙、総本山である六本木ヒルズを強制捜査。さぁ堀江社長、ネットやITの寵児とマスコミにもてはやされてきたが、今度のニュースの扱いは大きく違う。確かに彼はこのニュースの主役であるが、一躍『火中の人』、いや『渦中の人』となった。真偽の程はこれから明らかになるであろう。

 実は約九ヶ月前、ボクはこんな事を書いていた。「ニュースは買うもの」というコラムの中でこう締めくくっている。
「だが何でも欲しがるホリエモンと同様にメディアも貪欲だ。小さなスキャンダルが命取りになる事もある。もし自らそんな自体を引き起こしても、ホリエモンはそんなニュースを買うのだろうか。」

そして今日、先ほどライブドアのトップページからニュースを覗いてみると...
国内ニュース: 1月16日(月)21時5分更新
「[ライブドア]強制捜査 自民党幹部、堀江氏に早くも予防線」

ライブドア、どうやらこのニュースを買ったようです(苦笑)。

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2005/12/01

今年の新語・流行語大賞発表

 いよいよ十二月、師走である。とうとう今年ももう終わりなんですね。あちこちのマスコミで今年の総括が始まるそんな今日、「現代用語の基礎知識」でおなじみ、自由国民社の今年の新語・流行語大賞が発表がされた。大賞は『小泉劇場』と『想定内(外)』の二点。思い出してみれば、今年前半はホリエモンのフジテレビ買収騒動、後半は小泉総理による自民党圧勝が最大のニュースだった。その点で発信源の個性、そしてそれを形容した言葉、この二つの流行語の選出は相応しいと思う。

 ただ一般的に使い易かった言葉なら、後者の『想定内(外)』のほうだろう。日常的に使っていたし、あのニュース以後、活用の場は大きく広がった。普通に使うだけでなく、この言葉一つで笑いも取る事ができる。たぶん一過性の流行語に終わる事はないだろう。ホリエモンのマスコミ利用は前年の流行語『新規参入』で心得たものだが、『想定内(外)』=ホリエモン=ライブドアの構図が成立、ホリエモンにとっても思わぬ広告媒体に成長している。

 実はこの流行語大賞、ちょっと気になるのがトップテンに並ぶ言葉たちだ。毎年「何でこんな言葉が選ばれるの?」と思うものが少なくない。ただ珍しく、今年はそう思ったのは『富裕層』くらいで、あとは無難な選考だった。どの言葉も流行語として思い当たる年は珍しい。そして十二月の存在。この月に生まれた流行は翌年に引き継がれない限り、その存在は認められない。これは流行語大賞に限らず、トレンド、ヒット商品等、その全てが当たる。ただ国民皆が今年を回顧、総括し始める月だけにやむを得ない面は多い。

 さて今、個人的に流行語大賞候補を挙げるとすれば、そんな十二月に滑り込んでしまった『耐震計算偽造』に始まった一連の語群である。『姉歯』『イーホームズ』『ヒューザー』『小嶋社長』等など、さらに国会を巻き込んで言葉は増えていくばかり。本来、流行語の意義を考えた場合にその時世、社会を映す鏡といっていい。バブル、不景気、リストラを通過した日本経済。今回の『耐震計算偽造』の一件はそうした中のシワ寄せの一部。景気に光明が見えてきた日本経済だが、後遺症はまだまだ癒えない...そんな衝撃が浮かぶ言葉たちだと思う。

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  『唄うパイロット嶋進太郎』こと小嶋社長。
   今や時の人です[東京スポーツより]

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2005/08/24

生き残るためのフォーマット

 次世代光ディスクのブルーレイとHD DVDの規格統一交渉が、ほぼ決裂に終わりそうだ。年末にはパッケージソフトの第一弾タイトルが発売される事を考えれば、もうデッドラインを超えてしまった時期にあたる。お互いの窓口、ソニーと東芝は他事業で協力するも、次世代光ディスクに関しては、大人の事情で袂を分かつ事になってしまった。現在、現行記録型DVDはほぼ収束時期に入り、やっと二層記録式が出始めた矢先だが、スムーズな移行が求められる中で冷や水を差すような出来事となってしまった。

 二大フォーマットの対決はかつてのVHS対ベータ(ビデオテープ)、LD対VHD(ディスク)、8mm対VHS-C(ビデオカメラ)とあったように、この業界では定番となった戦いだ。統一によるウマミよりも、戦って勝利した時に生まれるメリットを優先する、それがこの業界の基本的な考え方である。稀にNECの発売したMVDISC(Multimedia Video DISC)フォーマットのような変り種も登場するが、それらは政治におけるミニ新党のようで、実際は一般への浸透に至らない。

 そしてその根底にあるのは「生き残るためのフォーマット」を模索する事。当事者にとってはまさに死活問題である。生き残るためには大きなものに巻かれるし、妥協もする。その違いが大同小異となりつつも、その小さな違いが当事者にとって重要と説く。そして主義主張を曲げようとすれば、やがて弾かれてしまう。そんな状況、どこかで見たことはないか。郵政民営化法案における賛成派と反対派、自民党内部の動向と似ている気がする。反対派の切捨ては、小泉総理の「生き残るためのフォーマット」の模索の末の出来事といえる。結果、反対派はミニ政党になっていった。

 二大政党制を説く民主党も、自民党に対するアンチフォーマットだが、大同小異な点は先の郵政民営化反対派とほとんど立場は変わらない。そもそも自民党やその他野党の人材が結集した「生き残るためのフォーマット」である。しかも結束でなく結集である点は見逃せない。だからこそいまだに意見のまとまらない、頼りない野党第一党のままなのである。いいモノ、いい政治をするには「生き残るためのフォーマット」から「喜ばれるフォーマット」への転換が必要。例えばパッケージソフト、現在のDVD-Videoは老若男女から大きな支持を得た事を省みると、できる限りの規格統一は不可欠。何事も同じ、モノ作りしかり、政治しかりなのである。

050824
         民主党はベータなのか?


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2005/08/22

ガンダム的政治論「ギレン・ザビVS小泉純一郎」

こんな妄想をしてみた...

民衆を前、壇上にスーツ姿の男が上がった。男は熱く語りだした。
「我々は一つの法案成立の場を失った。しかし、これは敗北を意味するのか?いや!始まりなのだ!
超大国に比べ、我が国力は限られている。
にもかかわらず今日まで戦い抜いてこられたのは何故か?
諸君!我がジミン党の政策目的が正義だからだ。これは諸君らが一番知っている。
我々はかつて敗戦国と追われ、国は一度大きな貧困を味わされた。
そして、一握りのエリートら官僚で膨れ上がった官庁が支配して60年、この国に住む我々が自由を要求して何度踏みにじられたか。
ジミン党の掲げる国民一人一人の自由のための戦いを神が見捨てるはずはない。
私の...!諸君らが支持してくれた郵政民営化法案は否決された。
何故だ!?

新しい時代の覇権を選ばれた国民が得るは、歴史の必然である。
ならば、我らは襟を正し、この政局を打開しなければならぬ。
我々は過酷な社会を生活の場としながらも共に苦悩し、錬磨して今日の文化を築き上げてきた。
かつて、私は「全ての改革は郵政民営化無くして始まらない」と言った。
しかしながら郵政民営化否定論者共は、自分たちが既得権を有すると増長し我々に抗戦する。
諸君の父も、子もその彼らの無思慮な抵抗の前に屈していったのだ!
この悲しみも怒りも忘れてはならない!それを、郵政民営化否決をもって我々に示してくれた!
我々は今、この怒りを結集し、衆議院解散を介して、初めて真の勝利を得ることができる。
この勝利こそ、国民全てへの最大の慰めとなる。
国民よ立て!悲しみを怒りに変えて、立てよ!国民よ!
我ら国民こそ選ばれた民であることを忘れないでほしいのだ。
郵政民営化を行なう我らこそ国民を救い得るのである。ジーク・ジミン!...」

コブシを振り上げる民衆、微笑む壇上、演説を終えたロマンスグレーの男(つづく)。

 実は金曜から土曜未明まで、翌日が休出であるのにも関わらず、NHK-BS2で放送されていた「まるごと起動戦士ガンダム」をほとんど見てしまった。土曜はうつらうつらな中、いつの間にか、今の日本の立つ政局とガンダムの世界観が混在してしまった。特に放送された映画版「ガンダム」の第一部、ザビ家の長男ギレンが弟ガルマの死に際し、国民の前であらためて鼓舞する有名な演説があるのだが、この演説と奇しくも小泉総理の郵政民営化を固持する姿がダブっていたのだ。しかもギレン・ザビと小泉純一郎、彼ら二人に類似点は少なくない。

 まず二人は演説がうまい。巧みと言っていい。国民の心をギュッとつかむ名演説は両者に共通している。ギレンの名演は冒頭のパロディの元ネタにもなっているし、ガンダムを政治色あるドラマに位置付けた功労者でもある。声をあてた銀河万丈氏の低音と迫力ある演技と相まって、その演説は劇場版第一部のラストをきっちり締めていた。これに対し、小泉総理は感情を露にした声質という点で劣るが、迫力とボキャブラリーでは負けていない。ワンフレーズ・ポリティクスの申し子らしく、記録より記憶を大事にしているとも言える。

 そして二人は独身である。実は重要なファクターでこのコラムでも触れた事があるが、当事者本人が政策の正しさに一直線となるも、一番の舵取りは奥さんだったりする。「世界は女性で回っている」なんて格言もあるが、それは正しい。奥さんは本当に身近な小さな政府の大蔵大臣でもあるからだ。だから同時に今の小泉総理の財布の中身が心配だったりする。自分も含め、独身者はお金に疎いからね。そんな人が年金だ、サラリーマン増税だなんて、人任せになるのは当然。ギレンも新型モビルスーツ投入やソーラレイで国費を潰したろうし。

 そして二人は身近に(体格が)大柄な人物がいる点も似ていた。ギレンの父、デギン・ザビはまさに大柄。しかもジオン公国の長でもある。だが長男たるギレンは着々と力をつけ、デギンの下から独立、一人歩きしていった。そしてギレンは和平を画策したデギンをソーラレイの標的とし、連邦軍共々粉砕した。いわゆる父殺しである。一方の雄、小泉総理も居ました、とっても身近なところに大柄な人。その人こそ森喜朗元総理、小泉総理の支持派閥の長である。しかも森氏にとって今回の騒動は自民党にとって死に等しい行為、肉を切って骨を絶つ派閥解体である。だからこそデギンと森氏は、その風貌だけでなくかなり似た立場である事がわかる。「干乾びたチーズとビールだけ...」と会談後姿を現した森氏が悲しい。

 ギレン・ザビと小泉純一郎。その行く末は気になるが、ギレンは妹キシリア・ザビの手によって死んでいった。最後は身内の裏切りである。無理な政策が様々な歪みを生み、結果として身を滅ぼした。一方、確かに小泉総理は策士である。解散直後、用意周到に様々な刺客、くノ一、ホリエモンと次々と切り札を駆使、一見巧く運んでいるように思える。しかし術に溺れるという言葉もある。郵政民営化、派閥解体が進み新たな自民党を生んだのち、果たして小泉総理にどんな結末が待っているのだろうか。ギレンならぬ『小泉純一郎の野望』の結末は如何に。

050822

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2005/08/21

衆院選の戦い方を見る

 9月11日に投票日が決まった衆院選。主要各党の今選挙におけるスローガンが披露された。それらを並べると次のようになる。

自由民主党「改革を止めるな。」
公明党「日本を前へ。改革を前へ。」
民主党「日本を、あきらめない」
日本共産党「たしかな野党が必要です」
社民党「国民を見ずして、改革なし」

 これをみると、『改革』という言葉を入れている自民党は当然、連立している公明党、野党では社民党が唯一といったところ。共産党はまるで彼らの心の叫びを言い表している。一方悲しいかな、二大政党を進めたい民主党のスローガンはあまりにも抽象的過ぎた。だが選挙を戦うのに明確なテーマが無くて、自分たちの首を絞めている気もする。そもそも自民党も民主党もニアリーイコールな存在、有意差はつけ難い。スローガンでいえば、改革を言い続けた自民党のアドバンテージが大きそうだ。

 小泉総理の巧みさはこうしたイメージ戦略だと思う。矢継ぎ早に次々と話題を提供し、自らの政権の維持に努めてきた。その真打が郵政民営化と衆院選。之ほどにインパクトある戦略はない。しかも既得権に振り回された旧態依然たる郵政反対派、彼らを自民党から切り離した印象はけっして悪くない。小泉政治には善悪の明確化を促す雰囲気が漂うが、郵政反対派は改革に悪と、早くも自らのキャラクターを盾に衆院選のイメージを確立している。いや人間の記憶を巧みに利用し、過去、そしてこれから先の負の遺産さえカモフラージュ、郵政民営化こそが『改革』と圧しつけている。「くノ一」なんて恐れ入った。そんな総理の手腕には舌を巻かざる得ない。

 同時に感じるのは民主党のだらしなさである。岡田代表に移行してから、手を抜いてきたとは言わないが、もっと政治の中心でアピールが必要だったのではないか。自民とニアリーイコールな存在なら、それを選択肢としてアピールするべきだった。しかもそこに秘策を持っていても、秘策として効果を発揮できないアピール不足を感じる。岡田代表がもっと徹底してマスコミに登場(ニュース、バラエティ問わず)すれば、大きなアピールとなろう。その位、死に物狂いな露出がなければ悲しいかな、国民の注目を受ける事ができない、それ程の民主党の意識改革が必要だ。衆院選は民主党よりホリエモン出馬のほうがニュースになっている事実。岡田代表以下、真摯に受け取るべきだ。

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2005/07/19

静岡空港なんていらない

 地球は広い。だが日本は狭い。忙しい世の中、ネット時代。たった一時間の短縮が何になるのだろうか。静岡県は東京都と愛知県の狭間。東海道新幹線は通っているし、空路なら国内外に名古屋、成田、羽田とアクセスポイントがある。それなのに何故、静岡県に空港を作りたいのか。そもそも選択肢を増やす事は必ずしもプラスとはならない。プラスどころか債務ばかりが増えていく。そしてそれを半ば強引に進めた、現知事の進退を賭けた静岡県知事選挙が週末に行なわれる。

 四年前に行なわれた前回の県知事選。だが当時その争点、空港問題はおざなりにされた。いや対立候補が乱立、一本化できず、現職に立ち向かうまでに至らなかったというのが正しい。現職はそのまま三選されたが、静岡空港問題を住民投票に掛けず、そのままゴリ押しに進めている背景がある。静岡県に何故、空港が必要なのか。十分な論議もされずに作られようとしている。奇しくも今回、対立候補は一本化された(支持団体は別として...)。しかも空港反対論者である。そう、今回の知事選は空港反対論争の代理戦争でもある。

 引き返すのならまだ間に合う。ならば真っ向から空港反対だ。静岡から他県、首都圏との距離を考えれば、どうして空港が必要という答えが出てくるのか。様々な空論を盾に県を始めとする推進派。だが所詮は空論だ。しかも同じ空論を繰り出した他県の地方空港は、いずれも閑古鳥が鳴いている。それに高コスト、騒音、環境と様々な問題をわざわざ作る必要はないだろう。それでなくとも静岡県内の自然は破壊されつつある。海や川、山は汚れ、他県の人を受け入れる以前の問題を抱えている。県内観光への動員を引き合いに出すのなら、まだまだ先にする事があるのではないか。

 そして最もバカバカしいのが、この空港へ行くために鉄道、道路の敷設が必要な事である。航路開拓のための陸路開拓。まるで本末転倒な要求。ど田舎に空港を作るとはそういう事なのだ。現知事を動かす一部の利権のため、エゴのために空港なんて要らない。ちなみに現知事が就任以来、県の債務は四倍に膨れ上がったらしい。空港問題、三期に渡る県政の総括、それらを含め7月24日、静岡県民の賢明な総意が求められている。

050719
長澤まさみちゃん、静岡の中心で、Go!選挙とさけぶ...


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2005/07/09

野球とソフトボール、オリンピック競技除外へ

050709 ロンドンに決まった次々期オリンピック夏季大会。そして実施競技で野球とソフトボールの除外が決定、日本国内で物議を醸している。ご存知の通り、野球とソフトボールは日本のメダル獲得で重要な競技。しかも金メダルが狙えるだけの実力を秘めているゆえに、今回の除外は関係者にとって、青天の霹靂といえる出来事だろう。ただそれぞれの協会も日本国内での競技普及ほど、海外でのその活動は容易くない。報道でもメジャーリーグの後押しが足らずと評されるように、世界的に連携、アプローチが掛けられないと難しいようだ。

 ただアテネオリンピックの野球を見ていると、確かにメダルがかかった試合として緊張感は伝わるものの、試合自体のクオリティは必ずしも高いものといえなかった。本選で日本が相手をした国は必ずしも強豪国とは言い切れず、しかもこれでもかの猛攻で日本の圧勝した試合も少なくなかった。確かに世界が集うオリンピックであるから、そうした要素は少なくない。ただ地区予選が必要ほどの競技でないのも確かだ。しかもそれでいてオーストラリアに足許をすくわれてしまった。また高校生ばりのヘッドスライディングの気持が伝わるのは、せいぜい日本人くらいではないか。仮にメジャーが出てきても、大会全体が盛り上がるとは言い切れまい。

 ロサンゼルス大会以降、急激に商業化が進んだオリンピック。今回の野球とソフトボールの除外は、関連団体や業界の弱さも露呈したことになる。野球もソフトも北京大会であわや除外の憂き目にあったように、当時から四年間の猶予を与えられたわけだが、その間の努力は報われなかった。また業界から相当なお金も動いていたはずだと思う。オリンピックではマイナーな競技も少なくないが、野球もソフトも競技地域の拡大が不可欠。徐々に底辺の拡大は進んでいるが、結果を得るに時間はまだまだ必要だと思う。

 ただ野球だけに話を戻すと、昨年の日本国内はプロ野球のドタバタが響いたものの、交流戦という新たな起爆剤を得た。しかしプロ野球人気完全復活とは言えない。そもそも国内の人気、足場固めそれなくして競技地域の拡大を訴えるには、やや本末転倒な話かもしれない。かつての威光に頼ってばかり、足許を見ない日本プロ野球機構もまだまだ努力不足。もし結果が得られれば、同じ形の団体球技としてソフトボール普及にも、おのずと重要な役割を果たすようになるだろう。

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