2024/05/26

第91回日本ダービーを生観戦する

今日は東京競馬場で行われた第91回日本ダービーを生観戦してきました。絶好の晴天のダービーデー。皐月賞馬ジャスティンミラノが一番人気に押されて無敗二冠なるかの様相。ただ戦前、(競馬)組長と話したのですよ。ジャスティンミラノの取捨についてね。

そもそもメイショウタバル出走除外で逃げ馬不在、スローないし平均ペースで展開するであろうと。外枠のジャスティンはスタートがカギでそれなりに行かざるを得ない。そしてヨーイドンの競馬になるだろう。イメージしたのはエイシンフラッシュのダービー、まさにあれ。

前につけて直線で切れ味を用いて凌ぐ。ジャスティンミラノもできるだろうけど人気馬の宿命。馬券は3連複だけと決めていたけど、ジャスティン一頭軸は危険と察知。切れ味のある馬、皐月賞上位組を中心にセレクト。買ったのは内枠から△レガレイラ、▲コスモキュランダ、△アーバンシック、△シュガークン、○シンエンペラー、そして◎ジャスティンミラノのボックスとした。

レースが始まると、ジャスティンは五分のスタート、早め前目につけてレースは展開。逃げたのはエコロヴァルツ。その直後につけたのがダノンデサイルだった。鞍上は横山典弘。そこから先はほとんど覚えていない。何せ今年は4コーナー付近での観戦だったので、ターフビジョンも見難い。でも4コーナー立ち上がりの興奮は凄く伝わってきた(写真の通り)。

それでもゴール直後、2、3着が7枠なのは確認できた。でも1着がわからない。ただ赤い帽子、5番、そしてダノンの勝負服に気付くのに時間は掛からなかった。ダノンデサイル、ノリだ。まもなく後悔の念に晒されることになる。

戦前、エイシンフラッシュのダービーの話をしていたが、エイシンフラッシュは京成杯勝ち馬。今年の京成杯馬といえばダノンデサイル。しかもスタートを決めたノリは折り合いをつけてじっと先行待機。実はこういう時のノリが一番怖い(一方ポツンはダメだけど)。

例えば今年の中山記念(1着)、京都新聞杯(2着)もそれで凌いで勝ち負け。しかもあれだけ馬券でお世話になったのに。でも脚部不安、違和感から直前除外した皐月賞。一線級との競馬をしていない点でダノンデサイルは割り引き、外してしまった。こういうステップレースになることもあるのね。

ウイナーズサークルのノリへ賛辞が送られるのを横目に早々と退散。しかも今日の馬券はヤキトリ(イコール全敗)。そして目黒記念もPATでしっかりヤラれてしまうドツボ状態。印は◎ジャスティン、○シンエンペラーだったのに買い方ホント下手だよね。

ただ馬組合の面々と話ができた事は収穫。そのためだけに府中に来ている(ウソ)。登戸の日高屋で全員惨敗で残念会を催して解散。秋のジャパンカップ、また再会できるといいなぁと思います(おしまい)

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2024/03/24

「炎の十番勝負2024・春」応募受付完了

こんにちは、ギャンブル依存症です。グリーンチャンネル、春のG1シリーズ開幕を前に「炎の十番勝負2024・春」が今朝程締め切られました。昨年春は初めて賞品を戴きました。波乱の秋G1より春のほうが当てやすいかもしれません。ちなみに先ほど高松宮記念をマッドクールが制して幸先良いスタート。ちなみに馬券はナムラクレア流しでしたけどね。そういうのも炎の十番勝負の面白いところ。各レース選出馬は次の通りです。

【高松宮記念【 3月24日(日)中京・芝1200m】】
マッドクール

【大阪杯【 3月31日(日)阪神・芝2000m】】
ルージュエヴァイユ

【桜花賞【 4月 7日(日)阪神・芝1600m】】
アスコリピチェーノ

【皐月賞【 4月14日(日)中山・芝2000m】】
エコロヴァルツ

【天皇賞(春)【 4月28日(日)京都・芝3200m】】
ジャスティンパレス

【NHKマイルカップ【 5月 5日(日)東京・芝1600m】】
アスコリピチェーノ

【ヴィクトリアマイル【 5月12日(日)東京・芝1600m】】
リバティアイランド

【オークス【 5月19日(日)東京・芝2400m】】
スウィープフィート

【日本ダービー【 5月26日(日)東京・芝2400m】】
ジャスティンミラノ

【安田記念【 6月 2日(日)東京・芝1600m】】
リバティアイランド

【宝塚記念【 6月23日(日)京都・芝2200m】】
リバティアイランド

【優勝番組名】
Go Racing!2024

正直、今年のクラシック戦線は難解、混戦必至。古馬戦線はリバティアイランド頼みの選出。安田、あるいは宝塚をスキップする恐れはあるけど、確勝に行くという事で。でも選んだ全馬が必ず出走するとは限らないし。さて結果はどうなることやら。

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2023/12/31

2023年総決算「競馬篇」

今年、コロナ禍は感染症5類移行と大きな節目を迎えたけれど、結局行けたのはダービーデーの東京競馬場だけ。99%テレビ観戦となった。競馬場に賑わいが戻ってくる事は嬉しいし、来年こそはもう少し数行ってみたい。

中でも行きたいのは今年改装された京都競馬場。やはり古馬路線の大一番、春の天皇賞は淀でなければ。別にG1デーで無くてもいい、競馬観戦と観光をセットでね。

さて今年も引き続き海外での日本馬の活躍が目立った。サウジCのパンサラッサ、ドバイWCのウシュバテソーロ、2着だがブリーダーズCクラシックのデルマソトガケとか。真打は世界レーティングNo.1、ドバイSCのイクイノックス。その看板通りにイクイノックスは春秋の国内古馬戦線を席巻した。

クラシックは牝馬三冠リバティアイランドの華々しい活躍。そんな2頭のぶつかったジャパンカップもイクイはリバティ以下を子供扱いで圧勝した。リバティは敗戦を糧に飛躍を、4才で引退のイクイはキタサンブラックの後継種牡馬として大きな期待が掛かる。

その一方で牡馬クラシックはソールオリエンス、タスティエーラ、ドゥレッツァが三冠を分けた。しかし皐月賞馬とダービー馬がいずれも有馬記念で惨敗。しかも上位馬はイクイと同じ4才世代ばかり。果たして来年、古馬になって覇権を奪う事ができるのだろうか。

最後は馬券の話。今年の回収率は90%オーバーだった(国内JRAのみで92.4%)。そのせいか儲かった気はしないが、損した気もしない。一年間、1レースに賭ける馬券を買う予算、スタンスを変えなかった。きっとそれが競馬を長く続けるコツぁなと。今年、会心の一撃はアネモネSとチャンピオンズC。ウイルソンテソーロは単勝を持ってて熱かった。

有馬記念も当たったのだけれど、3着がねぇ。そこを3連単で拾えないから儲からない。それをするには予算が足らない。でももっと点数、馬券を買ったら回収率は下がってしまう。とりあえず来年は今年と同じスタンスでいってみるか。

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競馬関連のアーカイブ

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2023/05/28

第90回日本ダービーを生観戦する

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東京競馬場で第90回日本ダービーを生観戦した。2019年以来、3年ぶりの東京競馬場。電車で越境したのも混み合った電車に乗ったのも3年ぶり。気持ちの昂りは隠せなかった。

競馬場では30年以上の付き合いとなる馬組合メンバーも5人揃い、久々の団欒。前日移動組は既に前夜祭で散財。入場券(QRコード)の手配までしてくれて本当に助かった。ただ例年と違い、入場規制を兼ねてスタンド席確保は断念。ウイニングチケットのダービー以来、解放された内馬場で観戦。

先に結論から言うと7レースの複勝勝負以外、全く当たらなかった。ダービーはソールオリエンス1着、タスティエーラとスキルヴィング2着固定からの3連単をメインに、持論のソールオリエンス=テイエムオペラオー説から、ソールオリエンス3着固定で人気馬を絡めた3連単を買ってハズレ。唯一の悔いは肉眼で生の長澤まさみを観られなかった事かな。

さてダービー。最大の誤算は逃げるはずだったドゥラエレーデが落馬、競走中止になった事。逃げ馬不在のどスローペースは目で追ったターフビジョンからはっきり判った。ただそれ以外は興奮していてゴール後馬券を外した事した覚えていない。だからレースを終えた後はサバサバ。そこそこの日焼け、頭の中は馬組合員たちと反省という名の飲み会の事だけだった。のちの出来事を知らずに...

レース後のリプレイを見ると、どスローの中で6番手とソールオリエンスの位置取りは悪くない。結果、2着だったし。むしろタスティエーラの4番手という位置取りがハマった。皐月賞と同じ競馬、片やハイペースで今回のダービーは前残りの展開。流石にハイペースの前哨戦の後の超スローペースは読めなかった。

ちなみに後日(6月1日放送)、グリーンチャンネル「競馬ブロス」出演の福永祐一調教師の指摘は鋭かった。直線の出来事、タスティエーラ=Dレーンが気づかぬうち(インターフェアで完全な死角、気づいていたら凄い技術と!)、ソールオリエンスが真っ直ぐ走り難いような膨れ方をしていたという。タスティエーラが真っ直ぐ走っていたら...これは展開のアヤ、G1=ダービーの恐ろしさという事。

反省会までの道中、南武線の中でスキルヴィングの出来事を知った。これだけ長く競馬をしていると事故や馬の予後不良に鈍く、何処か割り切って見ている。ただ思うのはルールの下、馬も人も真剣に取り組んでいる事だ。中には私欲に駆られる者がいようがそれは我々の生きている世界。でもインチキややり過ぎは嫌いだし、不幸は無い方がいいと思うけど。

登戸のイタリア料理店で反省会。30年近いお付き合いも話す内容のレベルは変わらない。それが楽しい。ダービーで受けた傷を目黒記念で大きくしたのはいうまでもない(皆馬券はPAT購入)。ただ一つ変わったのは食べる量が減退した事。コースのメイン肉料理を食べ切るのに青色吐息、でも大満足でした。Kちゃんごちそうさまでした。

そして10年後、皆で100回目のダービーを無事に迎えましょう。その時、ユタカは乗っていてくれるかなぁと。

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2022/12/31

2022年総決算「競馬篇」

今年の中央競馬を振り返ると、古馬ならタイトルホルダー、クラシックはイクイノックス、スターズオンアースの活躍が目立った。ただ一年を通してとなると、春は無冠でも有馬記念を制したイクイノックスの印象が強くなる。

今年ディープ産駒でG1を勝ったのはポタジェ(大阪杯)とアスクビクターモア(菊花賞)だけ。ディープ産駒からの有力後継馬がいない事実。種牡馬は群雄割拠の様相ながら、気を吐くのがキングカメハメハからのドゥラメンテ産駒の躍進が目立つ。先のタイトルホルダー、スターズオンアースに加え2才世代ではリバティアイランドにドゥラエレーデがいる。とはいえ、残るは来春デビューの一世代のみ。昨年の急逝が悼まれる。

キタサンブラックはイクイノックスを輩出し順調な出だし。この活躍で交配する繁殖牝馬の質が上がれば、躍進の足掛かりとなろう。ただ活躍する血脈が伸びるほど、インブリードの限界にぶち当たる。ディープ然り、キンカメ然り、キタサンブラックとてディープの代替でロベルトの父系なのだから。今後も種牡馬トレンドの行方を見守りたい。

あのデットーリ騎手が来年をもっての引退を表明。だが日本には武豊がいる。ドウデュースで前人未踏のダービー6勝目を挙げてその存在感をみせた。日本競馬界、最高のスポークスマンであり、まだまだ現役でいて欲しい。

その一方で福永祐一が来年2月、調教師に転身との事。なかなか勝てなかったダービーもこの5年で3勝し、円熟の域。天才の父に対し、努力で成し遂げた実績で次なる世界でも頑張って、いや引退までは勝ち星を増やしてね。

従来のトレンド、外国人騎手に加えて若手の台頭も今年の傾向。横山和生、坂井瑠星に荻野極、石川裕紀人と初G1勝ち。加えて今村聖奈の重賞初騎乗制覇には驚かされた。競馬歴も四半世紀を超えて種牡馬、そして騎手、調教師もウイニングポストを地で行く世界を見せられているのだなぁ。

さて今年の馬券を総括するとひと言、ほとんど当たらなかったねぇ。今年の回収率は6割を程度、一年を通してモチベーションが上がらなかった。当たったホープフルSも何故馬連を買わなかったのかと後悔も、スタンスを変えてはドツボにハマる怖さを知っている。馬券スタンスはこれと決めたら変えちゃダメだよ。中央競馬、終わり良ければ全て良し。

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2022/06/01

日本ダービーと武豊と「トップガン」と(ダービーテレビ観戦記)

先週末、東京競馬場で第89回日本ダービーが行われた。無観客から6万人に開放され、歓声抑えつつも興奮が戻ったターフ。組長(学生時代の友人)から入場券ゲットに誘いを受けたが、地方組にはコロナ禍リスクまだ壁高し。でも謝辞はついつい長電話になってしまう。それがダービーウイーク。

だから今年もダービーはテレビ観戦となった。午前にクーラーの清掃で汗をかきつつも、レースの時間は試運転も兼ねて涼しく過ごした。そして現場はさぞ暑かった、いや熱かったろう。あんなレースが待っていたのだから。

レースは逃げ宣言、岩田康誠のデシエルトがハナを切って始まった。1コーナーに入る時点、武豊ドウデュースとルメールのイクイノックスは後方待機。競馬でペース判断は大事な要素だが、たぶん二人は岩田の逃げ宣言=溜めの無いハイペースと割り切ったのだろう。実際レースは縦長、1000メートル通過58秒9が結果を物語る。実況でそれが告げられた瞬間、「速(はや)!」と思わず口にした。

レースは3、4コーナー、ケヤキを過ぎて直線に入った勝負どころ。一気に後続馬が先行勢を飲み込んでいく。そして直線坂下、武豊のドウデュースが一気の末脚をみせる。その後ろに控えたルメールのイクイノックスは同様に動くも、さりげなく武豊はルメールの内を締め、外に導いたように見えた。そんなコンマ数秒のロスが着差となっていく。ドウデュースは先頭でゴール、レースはダービーレコード。久々に直線で「ユタカっー!」と絶叫。2着はイクイノックスでそりゃそうだ。馬連13-18を買ってるんだから。

やっぱり武豊は凄い。ダービー6勝目は前人未踏。競馬に絶対は無いが、これは破れそうにない記録。そんな歴史を観られたのは嬉しい。ユタカは同世代にとってヒーロー。実は先週末「トップガン マーヴェリック」の公開、主演のトム・クルーズの健在ぶりに圧倒されていた。ユタカとトムを”ベテラン”と呼ぶには本人たちからクレームが付きそうだが、二人の存在、映画からの流れが個人的に残っていて予想、レース観戦とダブって見えた。数日経った今も興奮が重なって止まらない。

馬券は馬連13-18を1点厚めに。実は裏でピースオブエイトからワイドを総流し。ハイペースに「速(はや)!」と呟いた瞬間、先行したピースオブエイトは無いと諦めた。実際18着だったし。10レース、そしてダービーを当てて勢いづく。つい12レース目黒記念に気合が入る。ディアマンミノルから馬連総流しと複勝を買う。結果はご存知の通り。ハナハナの2、3着争いに敗れた4着。でも直線はダービー並みに興奮。これ現場なら最高のジェットコースターだったろうな。来年こそは生でダービーと長澤まさみが観たい。(おしまい)

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2021/12/31

2021年総決算「競馬篇」

競馬を始めた頃は年度代表馬選びに一喜一憂したもの。一昔前なら年度代表馬=現役最強馬という意味合いが強かったからだ。しかし戦いの場が国内に留まらなくなった今、その意義は薄れていった。

距離体系が確立された現代競馬なら、適距離のレースを使う事に異論はない。もちろん馬場適性も含め、海外レースを狙う事も少なくない。その結果が矢作きゅう舎米ブリーダーズカップ2勝の快挙に繋がっている。

ただ相変わらず騎手の使い分けはいただけない。ルメールが乗れないなら...で回避させられると競争の意味は無い。加えてノーザン(ファーム)の運動会と呼ばれるG1も多いし。奮起しているのはノースヒルズやメイショウぐらいか。グランアレグリアだって池添の騎乗が後押しとなったはずだから。

そんなグランアレグリア、さらにGP2勝のクロノジェネシスが引退。そんな古馬との対決で3才馬エフフォーリアが制し、世代交代を告げた。牝馬戦線では春先はソダシが引っ張ったが、秋以降は歯車が狂ったが、立て直しが期待される。

三冠馬コントレイルはジャパンカップを勝って有終の美。ただ完全燃焼とは言い難い。大阪杯と天皇賞の惜敗。だが彼の宿命は種牡馬として父ディープの後継者となる事。父同様早い引退はその証。死してノースヒルズは日本競馬のために社台グループに託した。その結果は3年後に示される。

さて今年の馬券はまぁまぁ。でも儲かってはいない。原因は夏以降の失速。誰もが経験する買わずと来て買うと来ないってやつ。歯車が噛み合わなかったという事か。競馬は予想の楽しみだけでなく、メンタルとの戦いもある。だからと言って楽しいほうがいいな。来年の競馬は楽しくいきたい。

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2021/10/03

2021年凱旋門賞を観て思うこと

グリーンチャンネルで今年の凱旋門賞をテレビ観戦した。馬券は直前の重馬場を考慮し、酷量でレースを勝ってきたドイツ馬トルカータータッソの複勝を購入。睡魔の中でレースが進み、フォルスストレートから直線、まさかの先頭ゴールで的中と目が覚めた。そして思うのだ。何故、お前は単勝を買わなかったのだと。

まぁ馬券秘話はともかく、毎度馬場の違いが取り沙汰される凱旋門賞。芝丈の高さ、品種の違い等、挙げていけば沢山出てくる。その一つに日本の高速馬場とのミスマッチはある。だからといってロンシャンの芝は日本の気候に適合しないみたいだから、日本の競馬場で養育して予行とはいかない。

そして何よりロンシャンがタフなコースである事が大きい。10メートルとされる高低差は日本国内で最も勾配のある中山競馬場の倍あるという(JRAホームページより)。ゴルフと同じで自然と戦うのが欧州競馬。日本競馬はレース番組こそ英国に範を取っているが、競馬場の作りは人工的で北米に近い。そんな馬場とコースが相まって手強く出迎える。それが凱旋門賞。

やはり適応するには長期滞在でのエルコンドルパサーのような馬体改造か、オルフェーヴルのように現地のステップレースを使う、これが現時点の日本馬にとってベターな選択。これは競馬関係者だけでなく、ファンもこの20年の経験で学んだ。それでも運は必要。今年の馬場は日本馬にとって事故レベルだったし。

こうした障害を乗り越え二度も凱旋門賞を2着したオルフェーヴルは常識を超えた、日本最強馬だと今でも思う。エルコンドルパサーからオルフェーヴルまで14年。あと10年経てばそんな機会がまた巡ってくるかも。あの直線の昂りをもう一度日本馬で味わいたいな。もちろん単勝馬券を手にしてね。

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2021/01/02

Switch版ダビスタその4:15年目の爆発

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あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。今年の一発目のネタはやっぱダビスタでしょ。

ダビスタをプレイする上で自家生産牝馬は重要。昔ならニックス、父サンデーサイレンス系にノーザンダンサーの母馬を配合でそこそこ走る馬になった。しかしSwitch版ダビスタではサンデー系種牡馬、サンデー系繁殖牝馬が多くなる。これは現実の競馬でもそうだし、発売前に懸念されていた事だった。

だからといってサンデーのクロスを重ねる事は欠点にならない。少なくともこのダビスタでは。偶然サンデーを代重ねた馬からG1を勝つ馬が出てきたので記録したい。

3勝クラスで頭打ちとなったハイサンガール。父はスクリーンヒーロー、母キニナルアノコ(父マンハッタンカフェ)。キニナルアノコはセリで買った繁殖牝馬。ハイサンガールはサンデー4x4のクロス。だがその下にノーザンテーストのクロスができていた。

その肌にオルフェーヴルを付けてみた。オルフェーヴル自身、サンデーx母母父ノーザンテースト(ノーザンダンサー系)のニックス。ハイサンガールの持つ同系のクロス、相乗効果を狙う。それによってサンデーだけでなく、ノーザンダンサーの力を引き出したのかもしれない。

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そんなオルフェーヴルxハイサンガールの牡馬がハイサンボーイ。新馬、未勝利を7戦目で勝ち上がる。ただ堅実な逃げ脚は目立っていた。1勝クラスを勝ったあと、スプリングSを14着惨敗。だが皐月賞へ挑戦させた。不良馬場、コントレイルとの対戦に諦めムード。鞍上は戸崎圭太へスイッチ。そしてゲートは開いた。

不良馬場ながら61秒台の逃げ。直線に入るとセフティーリード。だが勝ち馬ナカヤマナイトに差されて2着。ただコントレイルに先着する金星、でも黒星。出走させたこちらが驚かされた。ただダービーはレース後の調教師のコメントから距離が長かったようで最下位入線。秋は神戸新聞杯から秋天(14着)、マイルCS(5着)、阪神C(7着)と中短距離路線を歩ませた。

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明け4歳。白富士Sを勝ち切った後、中山記念を制覇。当然大阪杯を狙うも13着惨敗。ここまでか、と思わせた次走の安田記念でG1を初勝利。ちなみに鞍上は白富士S以降福永祐一。続く宝塚記念は12着。この馬に2,200メートルでも長かったようだ。

札幌記念6着、毎日王冠5着の後、秋の天皇賞はアーモンドアイ相手に逃げて勝利。続くマイルCSを制覇。ここまでG1を3勝。ただ勝ちタイムをみるとマイルまでの馬かなと思う。

現時点、この馬だけで総収得賞金5億を超える。成長タイプが普通のオルフェーヴル産駒ならもう一年は頑張ってくれそう。この儲けは牧場に還元しなければ。

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追伸.
15年目ここまでプレイして良かったと思う2点。

(1) 2週間の短期放牧が可能。
今の外厩制度を反映。前のダビスタで同じローテの場合、札幌記念後に毎日王冠、秋天の間は在厩せざるえなかった。

(2) 当週以外の出走登録が可能(8週先まで)。
レースを使った直後、次のレースを登録できる。昔のダビスタは当週登録だけだったから、忘れる事たびたび。進めてしまった後、愕然とさせられる事があったのよ。

始めると止まらない今度のダビスタ。皆さまもダビスタ中毒に気をつけてプレイして下さいませ。




 

 

 

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2020/12/31

2020年総決算「競馬篇」

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写真は一昨年のジャパンカップ。ターフに歓声が戻って欲しい。


今年の競馬は一語で表せば「無」。コロナ禍で競馬場は「無観客」。一方で2頭の「無敗三冠」。だが忘れてならないのは「無休」だった事。競馬関係者の努力に敬意と感謝を!競馬ファンがモチベーションを保てたのもそのおかげ。そして今年最高のレース「ジャパンカップ」はアーモンドアイの強さ、2、3着を牡馬、牝馬三冠馬が占める事で伝説となった。

クラシック路線を進んだ2頭の三冠馬。コントレイル、デアリングタクト共に背景がドラマチック。2頭とも父馬は社台系ながら非社台の生産馬。特にデアリングタクトは一度主取りとなった経歴を持つ。オーナーのノースヒルズ、ノルマンディー共に優れた育成牧場を備え、快進撃の原動力となった。出走頭数でノーザンファームに及ばないものの、風穴を開けるに十分な結果を残した。

古馬路線はクラシックと比べ、ノーザンファームの強さが目立つ。加えて中距離路線はアーモンドアイ、ラッキーライラック、クロノジェネシスと例年以上に牝馬の活躍が目立った。先の2頭は引退するも、グランプリ馬クロノジェネシスの牙城を崩すは容易でない。しかも短距離路線はグランアレグリアが席巻。来年は秋天を最大目標にするという。非社台系との戦いも楽しみ。

ダート路線はクリソベリルの一強と思いきや、チャンピオンカップは馬券圏外に消えた。ただ調整不足は明らかだったし、巻き返しは必至(執筆中、故障戦線離脱の報が...)。ただ現三歳世代も虎視眈々。息の長い活躍馬が多いダート路線。来年のフェブラリーステークスに向けて、もうステップレースは始まっている。

来年のクラシックを占う2歳路線、牡馬は難解。コントレイルに比べれば時期尚早。春シーズン、トライアルレースを見て判断したい。一方、牝馬はソダシ。シラユキヒメーブチコと続く白毛母系に父クロフネと金子ブランドの塊。今年も最強の個人オーナーに驚かされた。

今年の馬券収支はシンザン記念をピークに夏前には失速。やっぱ直感を、自分を信じて買えば良かったと反省。

奇しくも一昨日、馬組合(馬券)の組長と話す機会があり、「やっぱ競馬場で観たい」が共通の言葉となった。来年のダービーは難しいかな。でも別れの言葉はいつもと同じ「ダービーで(会おう)!」。早く気兼ねなく競馬場で会える日常に戻って欲しい。

 

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