2025/10/30

「ホウセンカ」を観る

今夜はシネマサンシャイン沼津で上映最終日となる「ホウセンカ」を滑り込みで観てきました。「オッドタクシー」のクリエイターチームによるアニメーション作品です。

物語の舞台は1980年代末のバブル突入期。地価高騰の流れはヤクザたちをも潤し、その一人、阿久津は内縁関係の那奈、彼女の息子健介と一緒に暮らしていました。だがやがて健介に重い病気が見つかり、多額のお金が必要になってしまいます…

幸せに暮らす阿久津がバブル期に我を失い、ある出来事を境に那奈と離れ離れに。その過程がとても切ないのですが、(明らかにミラクルさん=)ホウセンカの登場でユーモアをもって阿久津の思いが描かれていきます。

柔和なキャラデザインと現実味ある美術も良かったです。絵が得意な阿久津を表す上で非常に重要だったし、また冒頭の花火大会とその伏線、対となるシーンといい、阿久津の人生にリアリティを感じつつ、ファンタジー色の塩梅が実にマッチしていました。

また昨日の旧劇エヴァ同様に阿久津と那奈の会話がとても今の俺の心に刺さりました。人生の大きな分岐点に来ているからだと思います。劇中の阿久津のように一発逆転といきたいところですが、とにかく今は慎重に静かに粛々と過ごすしかないです。

ちょっと不器用な阿久津の人生に感情移入しつつ、彼の思いが彼女へ届いたラストシーンが良かった。いつか同じように思いが届くといいなぁと。それと「オッドタクシー」は未見なのでこれを機に観たいです。

追伸.
クルマ好きには時代を表すようなベンツ190E、シビック、そしてアクアの登場がとてもリアルでした。あとエンドテーマにもなっている「Stand by Me」の劇中の扱い方が良かった。家族との生活って小さな喜びの積み重ねに尽きるのですよね。

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2025/10/29

「新世紀エヴァンゲリオン Air/まごころを、君に」を観る

今夜は月1エヴァとして現在リバイバル上映されている「新世紀エヴァンゲリオン Air/まごころを、君に」を観てきました。1997年公開のアニメーション映画。庵野秀明監督がその後、袂を分つ事になるGAINAX製作で最後の作品。配給は東映ですが、スターチャイルドやテレビ東京のロゴもオープニングを彩って懐かしいです。

本当は今回の月1エヴァで「シト新生」(=魂のルフラン)も観たかったけれど、予算と予定上無理と判断。せめてこの旧劇場版だけはどうしても観たかった。皆が期待した真(シン)の人類補完計画に対し展開された映像の数々。あの夏、鑑賞後に何とも言えない空気に包まれた劇場の事を今も忘れられません。

あの頃の場末の映画館と違い、シネコンの音と映像の素晴らしさ。音響、サラウンドとそのセパレーションの良さも多くのシーンで感じました。”偽りの再生”直前のアスカに対する囁きの数々が生々しかった。

しかも今回はBESTIA上映なのでスクリーンも巨大。おかげで補完計画の中で登場する白い綾波のスケール感に圧倒されました。”偽りの再生”でのエヴァ弐号機の活躍も良かった。これは劇場で観るべきです。あと残り二日間しか上映はないけども…

物語はテレビシリーズ第二十四話から受けた第25話「Air」と第26話「まごころを、君に」が描かれていきます。特に「Air」はタイトルの通りにバッハの「G線上のアリア」がフィーチャーされたエヴァシリーズと弐号機との対決シーンが素晴らしいです。この曲を通して残酷な描写をこれ程に美しく見せてくれたのはこの旧劇場版と「Se7en」だけです。

第25話「Air」に関しては「もののけ姫」同様に生きる事への渇望に尽きます。自棄になるシンジに対して”偽りの再生”でのアスカに心動かされます。アスカにしろ、ミサトにしろそのセリフの一つ一つが今の俺の心に刺さりました。そして泣けました。あの夏には全く感じた事が無かったのに。

第26話「まごころを、君に」は”現実を受け止める”というテーマはもちろん、シンジとアスカとのやり取りがあの夏はただの茶番に見えたのだけれど、何故かアスカの行動、言葉が◯◯の◯◯◯の姿が重なりました。終劇直前の最後のセリフは今、俺に投げ掛けられるそのものです。

閑話休題。新劇場版はこの旧劇場版に比べて非常に分かりやすい作品になりました。でも反面、実はこのわかりにくさが旧劇場版の魅力だと思うのです。しかも冒頭からこれでもかと嫌なものを見せていく。対して新劇場版はあらゆる面でトリートメントされて美しい。同じ作品でこれ程の違いはありますが、旧劇場版の雑味やケレン味は大きな魅力です。

“エヴァンゲリオン”という言葉には福音の意味が含まれています。新劇場版よりも(テレビシリーズと)旧劇場版の方が福音という点で今の俺には相応しい作品でした。だから月1エヴァで新劇場版を観に行くつもりはありません。(おしまい)

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2025/10/26

「もののけ姫(4Kデジタルリマスター)【IMAXレーザー】」を観る

今日は「もののけ姫(4Kデジタルリマスター)【IMAXレーザー】」を観てきました。宮崎駿原作、脚本、監督による1997年公開のアニメーション作品。最後のセルアニメらしく手書き感が懐かしいです(一部CG処理はあるみたい)。

先日のパトレイバーといい、今やってる旧劇エヴァといい、2025年ですよ。いいものはいいって事でしょうが、確かにこの作品も凄かったです。公開当時、映画館の階段で大行列に並んだ事が思い出されます。

今回、IMAX向けのリストレーションが施されたそう。大画面に耐えうる点も凄いのですが、改めて小さなキャラ、細かい動きにまで気配りされた映像に驚かされました。あとオーケストレーション等で音が分厚いんです。さらにシシ神が現れる水辺での音響、コダマの包囲感とか、IMAXの大画面との相乗効果でその世界観に没入できました。

物語は自然回帰と共存、人間のエゴ、若者や生きる者への希望等など、挙げていけばキリがありません。ジェームズ・キャメロンが(おそらく)「アバター」4部作で描こうとしている事を宮崎駿はこの一作に込めました。最終的にはキャッチフレーズにもなった「生きろ!」の一語に尽きます。それしかないです。

エンドロールで改めて、声の出演の方々の名に驚かされます。森繁さんや森光子さん等鬼籍に入られた方も少なくありません。スタッフでは作画に金田パースでお馴染み、金田伊功の名を見逃せませんでした。とはいえ、宮崎作品のため、味は封印されていたようですが。

最近は金曜ロードショーでしかお目にかかれない本作ですが、IMAXで観られるなんて長生きするものです。ほぼこの日の初回は満席。IMAXポスターもいただきました。ちなみにこの「もののけ姫」を皮切りにジブリの旧作がリストレーションされる模様。重厚なテーマの宮崎アニメも良いですが、次は「ラピュタ」あたりをIMAXで観たいですね。

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2025/10/18

「機動警察パトレイバー2 the Movie」を観る

今日の劇場2本目「機動警察パトレイバー2 the Movie」を観てきました。ヘッドギア原作、押井守監督による1993年公開の日本映画。脚本を担当した伊藤和典曰く「(パトレイバーを)終わらせるための…」作品です。それゆえ押井色が好き勝手濃く出ており、淡々と物語を描いています。

もし映画ジャンルにクーデターものがあるとしたら、少なくとも本作以降に公開されこの作品を超えるものは出ていないと思います。以前このブログで「亡国のイージス」VS「機動警察パトレイバー2 the Movie」という記事を書きましたが、本作はサスペンスとして一級品だし、しかもエンターテイメントとしても優れています。

さてこの作品を劇場で観るのが2回目、それ以外はDVDです。正直、「第一作程好きでは無い」のがこれまでの感想。今回、観た後もその印象はあるのですが、それでも面白かった。それは何故か?「終わらせるための…」作品ではあるものの、その理由は脚本が伊藤和典である事が大きいと思うのです。

伊藤さんによる適度なブレーキ、特にエンターテイメントとして解り難い物語を噛み砕くのに長けています。伊藤さんの脚本はあれだけのプロットを見事に組み上げた第一作、本作でも亡国論や危機感煽る様を的確に見事な視点と切り口で描いていきます。アニメでは「攻殻機動隊」を最後に押井監督とは組んでいません。続編「イノセンス」の難解ぶりは押井脚本、伊藤さん不在が最大の理由だと思っています。

ちなみに実写版「パトレイバー」も押井脚本、パラレルとはいえこの「パトレイバー2」を意識した作品でしたが、画も物語も大きく劣る出来だった事が思い出されます。ただし「攻殻機動隊」から6年後公開の「アヴァロン」では伊藤脚本、押井監督作として作られていました。こちらはいずれ観たいですね。

第一作同様、本作における先見性も見逃せません。ただこちらは悪い意味で。あまりにリアルが過ぎて似た風景が劇場公開の2年後にある事件として起きてしまいました。Z世代ではわからないでしょうが、ある年齢層以上は社会に衝撃をもたらしたあの事件です。ここではそこまでしか書きません。

この作品公開から30年以上が過ぎました。この映画で語られた世界は今そこにある危機として保守層の台頭で現実味を持ち始めています。劇中ではそれを代表するかのような柘植や荒川、対する後藤やしのぶのセリフに綱渡りのような怖さを感じました。ただそれでもそんな今の世界に生きるからこそ、本作での後藤たちの意思を支持します。

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2025/10/09

「機動警察パトレイバー the Movie」を観る at シネマサンシャイン沼津

今夜はシネマサンシャイン沼津で「機動警察パトレイバー the Movie」を観てきました。

実はココで 「パトレイバー the Movie」を観るのは3回目。それもこの5年間で。2020年コロナ禍での興行テコ入れがあって春は通常上映、夏は4DXで観ていました。どんだけ好きなんだ「パトレイバー the Movie」。だってしようがないじゃないか(苦笑)。

ほぼ感想は2020年春の時に書いてしまったし、それを今回も噛み締めるだけ。これまでDVDで何度も観てます。もうこの映画は俺にとって噛めば噛むほど味が出るスルメのような作品なのです。

ちなみにエンドロールの最後で改めて1989年公開だと思い知ります。Windows95より遥か前だよ。OSにコンピュータウイルスをプロットに持ち出した世界初の映画じゃないですかね?(AIはジョン・バダム監督の「ウォーゲーム」)と言っているけど。

脚本の伊藤和典さんはカズレーザーのBS番組「X年後の関係者たち あのムーブメントの舞台裏」に出演した際、押井守に「3つの誓い」を”守”らせて作った作品と言っていました。だから押井氏らしからぬ展開や演出も多く、第一作が娯楽の王道を地で行っていたわけです。

ちなみに第二作は「終わらせるための…」作品だったから押井守は好き勝手に作ったようなのです。とはいえ、せっかくなんで翌週末からの「パトレイバー2 the Movie」も観にいきますけど。

今回、改めて発見した事が一つだけありました。(たぶん忘れてただけと思うけど、)香貫花クランシーがクライマックスで使う銃が44オートマグなんですよ。どうやって日本に持ち込んだんでしょうね?彼女なら裏の手いくらでもありそう。

ちなみに香貫花の声は井上瑤さんでクールで上から目線の声が刺さります。同じくクールな榊原良子さんのしのぶとは違った味わい。郷里大輔さんのひろみちゃんといい、本当に懐かしい声でいっぱいです。

あとやっぱり1989年から見た東京が懐かしいですね。松井刑事がジュースを座って飲むのが銭湯跡地だったり。あの下町情緒は無いのかなぁ。しかもこの作品はOSとかパソコン画面以外は手書きですから。この手書きアニメの味わい、Z世代にはわからないだろうなぁ。

そして何と言ってもこの映画がサスペンスとして第一級品である事。冒頭のダイブから帆場の真の目的が明らかになるまでプロットの連鎖に無駄がありません。しかも策士後藤さんの頭の斬れ味とセリフに痺れました。

一方でSFロボットアクションとしてサービスも忘れていません。さすがはヘッドギアの面々が押井守に「3つの誓い」を”守”らせただけの事はあります。

結局、今回もダラダラと(これまで以上に)感想を書いてしまいました。「この借りはいずれ、精神的に」とか、またいくつかのセリフがスクリーンと私、シンクロしてしまいました。だって「パトレイバー the Movie」が好きなんだもの(苦笑)。

追伸.
シネマサンシャイン沼津は今回の上映(一日一回)でココ最大級のスクリーン(296+2席)を用意してくれました。音は初回上映バージョンで画と共にじっくりと味わいました。残念ながら明日からはスクリーンサイズ(123+2席)が小さくなっちゃいます。

あと前回も売っていたと思うんですけど、「録音台本」買っちゃいました。「パトレイバー the Movie」のセリフをより噛み締められそうです。(おしまい)

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2025/10/05

「エヴァンゲリオン30周年特別番組「残酷な天使のテーゼ」時代も国境も超えて」を観る

TVerで配信された「エヴァンゲリオン30周年特別番組「残酷な天使のテーゼ」時代も国境も超えて」を観ました。何とエヴァ30周年だそうです。新劇場版以降、シンエヴァは複数配給になったり、日テレ「金ロー」で放送されたりする等、メジャー感に溢れています。

しかしその第一歩は当時万年マイナー局だったテレビ東京からでした。1995年10月4日に放送開始した「新世紀エヴァンゲリオン」のオープニングテーマ「残酷な天使のテーゼ」を掘り下げ、現在に至る影響力を探っていくテレ東製作の約30分番組です。最初の育ての親テレ東だからこそ「残酷な天使のテーゼ」に斬り込む資格があると思います。

Z世代は判りませんが、50代以下で「残酷な天使のテーゼ」を歌えない人はいないと思います。その魅力、楽曲に纏わる化学反応が番組で語られていきます。

30分番組なのであっさりしている感がありますが、及川眠子さんによる作詞、大森俊之さんによる編曲秘話を通してこの曲の持つ神秘性、特に何度耳にしても飽きない、むしろ惹き込まれる理由がこの番組を通して実証されています。

特に高橋洋子さんが30年間変わらない歌声を聴かせてくれる努力、番組内で何度も歌う姿が神々しいです。しかも海外での熱狂ぶり。この歌が全世界、国境を越えて広く愛される、日本語で歌ってくれる曲は僅か。エヴァの持つ宗教感はこのオープニング、曲、映像が決定付けた事を改めて実感できます。

テレ東にはテレビ版エヴァのスタート時の秘話をドキュメントかドラマにして欲しいですね。これも育ての親(あるいは生みの親かも)、テレ東しかできないです。企画が通っていく過程とか、製作時のドタバタとか。当時のムック本でも触れられていましたが、30年経った今だからこそ面白いと思います。

ちなみに今月から旧劇場版、新劇場版が映画館で連続上映されますが、これ観て(番組内での「魂のルフラン」)ちょっと刺激されましたね。ヤバいな旧劇場版だけでも観に行こうなぁ?

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2025/09/23

「ひゃくえむ。」を観る

今日は休みが取れたので「ひゃくえむ。」を観てきました。小学6年で出会った足の速いトガシと転校生の小宮。やがて高校選手権で再会する二人とその後の姿が描かれていく陸上スポーツドラマ。製作にTBSアニメが入っているため、てっきり世界陸上とのタイアップかと思いきや、大会が終わる週(大会終了3日前)からの公開とこれが一つ目の謎です。

原作マンガは未読。ただ先日、「ローマの休日」終演後同じ時間に終わった「ひゃくえむ。」を観た親子の満足そうな顔を見た事、「あさぼらけ」で上ちゃんがこの作品に触れていたので観る事にしました。実際に観て、その勘は当たっていましたね。

ここ数年、「THE FIRST SLAM DUNK」「BLUE GIANT」「ルックバック」等内容、映像共に力の入ったアニメーションがありましたが、本作もそれに続く作品だと思います。リアリティと情緒、心理を表した描写が素晴らしいです。もちろんたった10秒の戦いにも惹き込まれていきます。

誰もが“かけっこ”から始まる人生です。小学生にして哲学的な視点に溢れるセリフもありますが、高校、社会人と成長する中で大きく変わるものはありません。「100m誰よりも速ければ…」に同意。もし足が速かったら自分の人生は大きく変わったのかも。この映画では”走る”事ですが、人それぞれの才能にその言葉が当てはまります。

とにかくこの映画はセリフ(原作の素晴らしい言葉)に惹き込まれます。その一つ一つを噛み締め、自分に当てはめて想像する。鑑賞の間はそんな時間になりました。もちろん映画そのものも良かったです。日本選手権の決勝の行方が気になりますが、初心に帰る描写に納得です。

ただ一点、気になるところがあります。それは情緒的なシーンになる時に線が厚くなるのですが、トガシが子供たちに走り方を教えている中、号泣するところでそれはやらなかった方が良かったと思います。そこだけはちょっと醒めてしまいました。

追伸.
製作はトップロールがTBSアニメなのですが、次がポニーキャニオンなんですね。ポニキャニといえばフジサンケイグループ。本来はフジテレビと手を組みそうなのですが、今回はTBSとのマリアージュとなりました。なりふり構ってられないのかな?これが二つ目の謎ですね。

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2025/07/28

Apple Music:GQuuuuuuX ED曲「もうどうなってもいいや / 星街すいせい」

Apple Musicで「もうどうなってもいいや / 星街すいせい」を買いました。配信のみ、もう楽曲をCDで買う事ができない時代なのですね。YoutubeにあるPVという手もありますが、最終回を観て改めてこの曲だけは手に入れたくなりました。

この曲はタイトル通りに最終回を暗示した内容で、ED映像のプロットが最終回の砂浜に繋がるとは想像していませんでした。始めから仕組まれていたGQuuuuuuXの結末だったのですね。制作準備から6年以上とも言われている作品だけに緻密(いや大胆?)な作りができたと言えるでしょう。

今更この曲の歌詞解説をするつもりは毛頭ありません。むしろ曲を買って驚いたのは「この曲、ちゃんと歌える人いるの?」と思った事。歌詞の難易度激高、ほぼラップ調で曲の韻の踏み方が異常。Youtubeに上がっているファーストテイクでは皆さんちゃんと歌えていますが、私には無理。鼻歌さえも許されません。

でもこの曲って何処か刺激的でキャッチー。「Plazma」(プラズマ)よりも好き。ただ音重視で気持ち良さを狙った感じだから歌詞が結びつかない。ひと昔前の人間なのでつい歌詞を覚えて音に乗せてしまいますが逆のアプローチ。音とリズムに合わせて歌う感じなのでしょう。

若者、Z世代は難なくこの曲を歌えてしまうかもしれません。全世代、オジサンを巻き込んだGQuuuuuuXですが、中高年が若者世代の前でこの曲を歌ったらかなりイタそう。あくまで聴き専、歌うなら自己責任でお願いします。

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2025/06/25

「GQuuuuuuX:祭りのあと 第12話だから僕は…」(ネタバレあり)

早朝「機動戦士Gundam GQuuuuuuX」(ガンダムジークアクス、以下GQ)の最終話「だから僕は…」をAmazonプライムビデオで観ました。目的を達するためにシャロンの薔薇を巡るシャア、マチュ、ニャアンたちの最終決戦。そして向こう側から現れたあの機体との戦いが描かれていきます。以下、大きなネタバレありとなります。(ネタバレありのため、10行改行します)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

12話でキッチリ終わりました。ちょっとだけ苦いけど、ハッピーエンド。第11話「アルファ殺したち」でシャア帰還でファンタジー色アリとした上でRX-78(完全に安彦ガンダムでした)がダンバイン譲りのハイパー化。絶望の中、再び立ち向かうマチュとジークアクス。そこに甘酸っぱい要素が無かったのが良かったです(ニャアンのセリフには少し名残があったけど)。

物語はジオンの勝つ世界線を軸に、キシリアの死、ガンダムのラストシューティングなど歴史的描写は正史、ファーストガンダムの韻を踏んでくれました。しかもファーストリスペクトの正史とは違うシャアが亡くなる世界線(シャロンの薔薇)をオリジナルキャストで再現も嬉しかったです。ちゃんとクライマックスでアムロの声も聴けましたし。

それらの影響がエンディングの出来事に現れているのですが、世界観の大筋は新たなフェーズに入るニュータイプを象徴する終局。御大の手掛けたこれまでのガンダムシリーズには無かったですね。ターンエーとも違う….それを思わせるのも味付けがエヴァ風味だったからなのかも。メカデザインだけでなく、心象的に苦味ある味付け。砂浜で終わるのがその象徴でした。

マチュ、ニャアン、シュウジ3者の甘酸っぱい心理描写が邪魔に思えた時が多々ありましたが、世界観の導引のための要素だったと今は思えます。もしこれが無かったらただのオジサンホイホイのアニメになってしまったから。対照的にシャアとララァの関係性が新たな局面で描かれたのも良かったです。

当初、二次創作と揶揄されたGQでしたが、ここまでできるのは製作したカラーの総合力の凄さ。演出を認めたサンライズの度量(親会社のプラモ売上げのためではあるけれど)にも感謝。なお最終話でYouTube某所で言われてたような妄想、ガンダム合体は無かったですね。クローバーじゃないんだから。あと劇場版総集編「機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Final-」はあるんですかね?(おしまい)

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2025/06/19

「GQuuuuuuX:ガンダム祭り 第11話アルファ殺したち」(ネタバレあり)

昨日の早朝「機動戦士Gundam GQuuuuuuX」(ガンダムジークアクス、以下GQ)の第11話「アルファ殺したち」をAmazonプライムビデオで観ました。大団円へ向けてのファイナル前夜。第2射を控えたイオマグヌッソとそれを阻止、ある目的を達成しようとするマチュの争いが描かれていきます。以下、大きなネタバレありとなります。(ネタバレありのため、10行改行します)

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いやぁガンダム祭りでしたね。オープニングアニメでZガンダムの想起させるカット、第7話でサイコガンダムを出してきてシリーズ縦断かと思われましたが、第11話ラストでその真打登場。しかも後ろで流れるのが「逆襲のシャア」の主題歌です。見た目はRX-78でしたけど、来週は何か仕掛け(ファンネルとか、CVとか)があるのでしょうか。

シャア復帰の演出からもGQはファンタジーです。思念から生まれた世界線であり、これまで何でもありの展開も納得が行くところ。ただしリアルロボットアニメで始まったファーストガンダムとの違和感は少なくありません。そこがダメな方も居たのではないでしょうか。

確かにその拠り所、ファーストでのシャア曰く戯言=ララァとアムロの対峙にその要素はありました。そして「アムロ、刻が見える」のセリフ、あの描写に至りました。ただそこまでであってそれ以上の描写はありません。その後のニュータイプの描写、そのほとんどは視聴者に委ねるような描き方でした。

それに対し、GQはその部分を膨らませ、思念の生んだマルチバースとして描いています。その全てがファンタジーで無いと説明がつきません。元々サイコミュ自体は超科学であり、その拡大解釈(描写)が今回のアルファサイコミュ(赤ガンダムやエルメス)やイオマグヌッソに至ります。

正直、GQを楽しめている時点、自分には許容範囲だったようです。GQ世界線のキャラデザインの違和感もその仕掛けの一環だったと今は納得しています。ただシュウジを巡るマチュとニャアンの甘甘な恋(心理)模様は物語の邪魔に感じていましたけど。

シャアが生き残る唯一の世界線、対して時間凍結されたララァの救出、ザビ家=キシリアの顛末等、最終話に持ち込まれる事になりました。向こう側から来たシュウジがどのような結末に導くのか、興味は尽きません。ただ考察系ガンダムはお腹いっぱいかなぁ。来週はフィナーレ、ガンダム祭りを楽しみましょう。

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