2022/06/19

「FLEE フリー」を観る

今日は映画館で「FLEE フリー」を観てきた。今年のアカデミー賞でも3部門にノミネートされたドキュメンタリー。遭遇した過去を語るアフガニスタン難民のアミンの姿をアニメーションで描いた。a-haの「Take On Me」で始まり、柔らかタッチながら次々と過酷な現実が突きつけられていく。

アニメで描く理由(一部仮名)に取材者の安全を担保する意味がある。例えばソビエト国内での出来事、一方的に金で解決させる内情の腐敗ぶりと恐ろしさ。そんな舞台となったマクドナルドの店舗前、今やウクライナ侵攻の果てのマック撤退と共に時流を感じる。ちなみにアミンが国外脱出する際乗ったのはウクライナ航空だった。

アミンたち家族は祖国を追われ、自由を求めるたびに大きな障害にぶつかり突き放される。戦争で振り回されるのは常に弱者。観る側に芽生えるその思いだけは変わらない。楽しい場面は皆無、とにかく淡々と描かれていくため、かなり観客を選ぶ作品ではある。

LGBTがクローズアップされる今とあって、アミン氏のもう一つの壁が明かされる。「家族に明かせなかった」と悩んでいた彼の解放が最後に控える。タイトル「FLEE フリー」はダブルミーニングなのだろう(追記:正確なタイトル和訳は「逃げる」。ダブル...というには意味合い違うかな)。

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2022/05/27

「ハケンアニメ!」を観る

今夜は盟友N氏からの久々の誘いもあり、「ハケンアニメ!」を観てきた。吉岡里帆主演、主人公が手掛ける初監督作と同じ時間枠で激突する中村倫也演じる人気監督の王子とのアニメ対決を軸に奮闘するクリエイターたちの姿を描く。

物語はオーソドックス。正攻法でぶつかっていく瞳、地力を発揮して視聴率競争を制す王子。だが周りが見え始めた瞳の番組が猛追、いよいよ両者は最終回週を迎える。そんな葛藤とクリエイター魂をお仕事映画アプローチで見せていて面白い。

作品に精魂込める監督、才能を見抜いたプロデューサーの想いは四者四様。それを表したような劇中アニメ2本のクオリティは折り紙付き。さらに周りを支える演者たちも個性的。中でもNetflix版「新聞記者」「カムカムエブリバディ」の小野花梨がいい味出してる。

この作品を観ると監督に徹する富野由悠季、プロデュースを兼ねる庵野秀明の違いを感じる。シンエヴァ以降の庵野さんのインタビューをみると、興収を意識した点は見逃せない。一方、劇中王子の最終回製作での葛藤は富野さんを観ているようだった。やっぱ富野さんは純然たるクリエイターなのだなと。

閑話休題。惜しむらくは前半の瞳の空回りぶりに対し、王子との直接対決まで物語の導引がやや物足らなかった事。それとセリフや描写にアニメネタが使われるのだが突然、異物のように思えたし、物語同様に正攻法でいって欲しかった。ただ一貫して好きなモノ作りの執念をみせてくれるのは嬉しい。

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2022/05/18

「頭文字D 5th stage」と 「頭文字D final stage」を観る

アニマックスで放送されていた「頭文字D 4th stage」と 「頭文字D final stage」を観終えた。プロジェクトDの神奈川エリア遠征、そして 「final stage」で待つ藤原拓海最大の敵とのバトルが描かれていく。

「4th stage」になってCGは格段に向上。クルマの見た目の質感はもちろん、サスと車体の挙動に至るまでリアル。OPのタッチを見て昔PS2でプレイしたゲーム「アウトモデリスタ」を思い出した。画のクオリティは「1st stage」から 「final stage」まで一定でない分、その変遷はある意味味わい深い。しかも作品をここまで楽しませてもらえば、あえてリブートされた新劇場版を観たいとは思わない。

見どころは多くあるが、やはり高橋涼介と北条凛、二人を結ぶ秘密と想いがぶつかる死を賭けた一戦。荒技も厭わない死神GT-Rと智を持って救済しようとするFC=RX-7。超高速バトルの中で明かされる過去。絶体絶命の状況でもう一つの想いがぶつかる。その結末、涼介と凛の姿が清々しい。もちろん拓海と信司、ハチロク同士のバトルは最大のクライマックスとなった。

「頭文字D」とは何と清々しいマンガなのか。最終決戦、息苦しい位に続くバトルを見届けるライバルたち。その一人一人にドラマがあり、気持ちのいい連中。最終話、その大団円には観ているこちらは感極まる。登場人物と同様、主役のクルマたちのは個性的で魅力に映り、 バトルを観ているだけで惹き込まれた。ラスト、拓海のインプとすれ違う86は明らかに続編を意識したのだろう。

樹のセリフじゃないが、やっぱFRが欲しくなる。現行ハチロクの購入、維持費を含めて絶対ムリ。ホント、F-SRを凍結したトヨタは罪深いよ。スイスポに不満はないけれど、3年前予定通りであれば操るステアリングは違ったはず。まぁいつか、FRスポーツを運転する日が来たらいいな。それはオレのプロジェクトD (ドリーム)という事で....(おしまい)

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2022/04/29

「頭文字D 4th stage」を観る

アニマックスで録ってあった「頭文字D 4th stage」(全24話)観終わった。高橋涼介の誘いでプロジェクトDに加入した藤原拓海。県外の走り屋との公道バトルで連勝を重ねる拓海たち。だが強力なライバルが彼らを待ち受けていた。

バトル系漫画の王道、ライバルたちとの闘いの中で成長をみせていく拓海。ハチロク一騎で立ち向かう姿はファーストガンダム。カーボンボンネットは見た目、差別化を図るインパクト。リアルな路上で目にするボンネットを黒くする人たちの気持ちも今は解らなくもない。

途中、箸休め的な悪役の登場に絶対的な存在を期待するが、高橋啓介自ら打破する姿に納得。しかも彼を助ける伏線が何となく感じた通りに展開され、FD好きにはそこが嬉しい。走り屋同士の丁々発止のバトルだけに限らない交流も面白い。

プロジェクトDの盤石さ、涼介の戦略と分析が興味深い。バトルシーンに涼介のセリフが鋭く刺さり、拓海や啓介が活路を開いて実証される。だがゴッドアーム=城島俊也との対戦では啓介でさえ、拓海の底知れぬ能力に期待、これに応えている。ただ拓海は中年ドライバーにトラウマがあるようだが...

MOVEの前半OP曲「DOGFIGHT」がカッコいい。正直、彼らの楽曲に好き嫌いがあるが、ハマる曲はボーカルの技量が拙くてもそこが味になってしかもラップのノリがいい。おかげでアマゾンプライムミュージックでベスト盤を聴きまくってる。

いよいよ次回よりプロジェクトDは神奈川エリアへ。既に2話観たが、CGシーンの拡大と向上が凄い。果たしてどんな物語が待っているか期待したい....ってGWで5月6日まで放送休止だって(泣)
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2022/04/10

「頭文字D 2nd stage」と 「劇場版 頭文字D 3rd stage」を観る

アニマックスで録ってあったテレビシリーズ「頭文字D 2nd stage」と 「劇場版 頭文字D 3rd stage」を観終わった。藤原拓海に襲い掛かる新たなライバルたち。限界を迎えるハチロクは新たな局面を迎える。そして壁を越えた時、涼介からある提案を受ける拓海。そんな高校卒業までの拓海らの姿を描く。

「2nd stage」となって急激に上がった作画レベル。むしろ「1st stage」に比べ尖り過ぎて少々戸惑う。「3rd stage」は「1st ...」に寄りつつ作画が上がっているのでこちらの方が好感。とはいえ、物語が面白いので「2nd...」に抱いた違和感は間もなく消滅。

レベルアップが目覚ましいのはCGアニメのディテール。のっぺり感から後退したクルマは物語に親和性を与える。中でも「2nd...」でのエンジン動作の描写はハチロクの限界と復活を物語る演出に一役買っている。クルマのディテールアップは「3rd ....」に至ってはアンダーパネルにも及ぶ。

主人公の乗るマシンに訪れる限界。確かに劇中のセリフのように強いマシンに乗り換えるのも手。だがハチロクは最強のエンジンを載せ替え生まれ変わる。ベースマシンの素性を考えれば最良の選択。きっかけとなるエンジンブローは「よろしくメカドック」のセリカXXを思い出す。

この作品の好きなところ、キャラ付けの巧さに嫌なセリフを吐くキャラであってもバトルの中で相手を認め、結局いい奴だった事(サッカー部のアイツを除く)。「2nd ...」の京一も拓海の成長に火をつけた。文太を始めとするオヤジたちもいい味出してる。エピソードゼロ的に彼ら若き時代のオヤジたちの物語を観てみたい。

拓海、なつき、樹らの甘酸っぱい青春ストーリーが花を添えるが、基本的にはクルマ同士のバトルと拓海の成長が見どころ。社会に巣立つ彼ら、涼介率いる群馬選抜が県外のチームとの戦いに挑む「4th Stage」が楽しみ。拓海、ハチロクはどんな進化を見せるのだろうか。

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2022/03/31

「頭文字D 1st stage」を観る

アニマックスで録ってあった「頭文字[イニシャル]D 1st stage」HDリマスター版(全26話)を観終わった。原作もアニメシリーズも見ずに実写版を観たのが2005年。それ以来ハチロクとドリフト以外、頭文字Dは記憶の彼方にあった。これまで何度か連続放送の機会があったが、初めて観た今回。車をスイスポに替えたタイミングでクルマの興味が再燃したせいもある。

父のとうふ店の運搬を手伝う高校生の藤原拓海。その相棒はハチロクことAE86。群馬県秋名の山道で鍛えたドライビングでライバルたちと対決し、その名を轟かしていく。そんな拓海とFC=RX-7を操る群馬最速と呼ばれる高橋涼介との直接対決までが本シリーズとなる。

原作に沿った物語らしく登場人物と車の個性が活かされたエピソード群。惚けた拓海と時代遅れのハチロクの組み合わせ。走りを裏で支える父親の文太。バイト先のGSの仲間たち、そして拓海のドライビングに魅了されるライバルたち。ガールフレンドのなつきのフワフワ感と共に甘酸っぱい青春テイスト満載。やはり面白いものは面白い。

目玉はCGアニメを使ったクルマ同士の公道バトル。CGはドライな質感だが、物語やセリフとの相乗効果で生まれる迫力。テレビのスピーカーで観ていた時は気づかなかったが、ヘッドホンで聴くと迫力は倍増する。昔なら本格スピーカーで大音量、サラウンド再生していただろう。スピード感、移動感もいい。レシプロ、ロータリー等のエンジン音の違いも楽しい。

予想外にマッチしていたのが、AVEXレーベルバックアップによるユーロビート風の音楽。劇中のバトルにマッチする。OP曲なんか歌唱力はダメダメでもノリがいい。ED曲でアニメよりアーティストのプロモーション色が強いのは良しとしよう。思い出せば2005年の実写版もAAAをフィーチャーして似た感じだったなぁ。

最終話、涼介から「広い世界に目を向けていけ」と諭される拓海。そんな次なる2nd stageでのライバルたち、クルマの登場も楽しみ。もちろんこれまでのキャラクターたちの成長と行く末も。そんな時、アニマックスの帯、連続放送は助かる。今夜から2nd stage。しばらくは頭文字[イニシャル]D漬けになりそうだ。

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2022/03/12

MARVEL「ホワット・イフ...?」(吹替版)を観る

ディズニープラスでマーベルのアニメシリーズ「ホワット・イフ...?」(全9話)を日本語吹替版で観た。これまでのマーベル作品が「if もしも」の世界で語られる。ウォッチャーと呼ばれる語り部の見た世界とは...。

いよいよ始まったマルチバース。その可能性の世界が1話完結で描かれていく。それぞれがシリアス、時にユーモアを織り交ぜた物語。だがそれらは最終話に向けての伏線となる。何人かの登場人物は該当作品のウィキを見ながら視聴。キルモンガーなんて忘れてたもの。

さすがアニメは無限の想像力。これまでのMCU以上に各作品間のコラボレーションが多い。マーベル調のアニメ、絵面はリアル感を両立しながら如何にもアメリカ産の味を残しつつ、アクション描写でのスピード感が秀でている。その点はMCUとの共通点でもある。

アニメの声はほぼオリジナルキャストと同じながら、エンドロールを見ると一部キャストはアメリカの声優さんのよう。日本語吹替版も同様のキャスティング。ちなみにブラック・ウィドウは日米共、オリジナルキャストと異なるのは大人の事情?アニメになると不思議と吹替版のほうが見易くなる。

本作の向かうところはテレビシリーズ「ロキ」や5月公開の「ドクター・ストレンジ2」のバックボーン 。今日劇場で最新予告編を観てその意味が強かった。おそらく「ドクター・ストレンジ2」は映画単体でも楽しめるだろうが、本作を観るとよりマルチバースの理解が深まるのではないか。

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Hola

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2021/12/12

Netflix「カウボーイビバップ」を観る(ちょっとだけネタバレあり)

今日、Netflix「カウボーイビバップ」シーズン1を日本語吹替で観終わった。実写版として期待より不安が大きかった。そんな先日、早々次シーズン製作キャンセルの報。しかも話を観進めるにつれ改悪ばかりが目立ってしまったので、個人的にやむ無しと思う。

世間ではキャスティング云々と言われているが、演者の年齢やポリコレと製作発表時に判っていた事。まして日本のファンなら吹替で観てしまえばその問題は小さい。むしろ問題は別のところにある。

その一つは物語の改変だ。スパイクの好敵手ビシャス、そして謎の女性ジュリアが全10話に登場。製作者がこのシーズンはスパイク、ビシャス、ジュリア3人の物語ですと宣言した事になる。

これで物語が面白くなればいいが、残念ながらそうならない。キャラの立場さえも改変した。さらにアニメ版で行間を読むように扱った3人の関係が余計な描写とセリフで台無し。しかもスパイクに「フィアレス」なんて名を与えなくてよかったのに。

この余波は他にも及ぶ。アニメ版で一話毎、さらっと扱ったキャラ達が何度も出てくる。ジェットに子が居るし、ビシャスはそれをスパイクを呼び出す人質に使う。だが最も余波が大きかったのは4人目のビバップ、エド。最終話、最後の最後に登場。「これなら!」と思わせ、もっと早く出てればシーズン1全体を面白くする存在だったかもしれないのに。正直、出し惜しみが仇になった。

もう一つは音楽。タイトル通り、ビバップ最大の魅力は音楽と言っていい。Session 1でも指摘したが、あくまで菅野よう子の音楽が前提。オリジナル(アニメ版)は曲先での楽曲制作のように物語が紡がれていた。だがこの実写版は物語優先で音楽の後付け感が強かった。もっとアニメ版の音楽=物語をリスペクトして欲しかった。

許容できる点は人それぞれ。しかし悪い点が気になり出すと悪循環に陥っていく。そのいい例、いや悪い例がこのNetflix版「カウボーイビバップ」だった。そして最後に「see you space cowboy...」と締めくくるわりに宇宙描写があまり多くなかった事を付け加えておく。製作費よりアニメの描写力は無限だもの。でも全話じゃなかったけど、山根麻衣(現:麻以)の「THE REAL FOLK BLUES」がエンディングに流れるのは悪くなかったよ。(おしまい)

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2021/11/20

Netflix「カウボーイビバップ」は吹替版で観たほうがいい

Netflixで実写版「カウボーイビバップ」の配信が始まった。1シーズン全10話との事。さっそくSession 1「カウボーイ・ゴスペル」を字幕版で観てみた。アニメ版Session 1「アステロイド・ブルース」をベースとしたご存知アシモフ・ソーレンサンとカテリーナの逃亡劇。

アヴァンタイトル込みで60分。観終えて改めてアニメ版の偉大さを知る。30分の濃密さ、映像表現の多様さを痛感。実写版の利点、まさにアシモフとカテリーナは「デスペラード」。ただライブアクションの限界、銃撃戦もありきたりに見える。そして1話60分はやや長い。

そして改めて吹替版で観てみる。何と字幕版の不満をスパイク=山ちゃん(山寺宏一)の声が全てを補うのだ。キャラクター同士のセリフに呼吸と間、物語のテンポ。ジェットは亡くなった石塚運昇さんから楠大典氏に交代したが、いい感じのバディになっている。結論、この「カウボーイビバップ」は吹替版で観たほうがいい。

もちろん音楽は全て菅野よう子印の名曲揃い。ただ各話毎音楽ありきで作られた物語のアニメ版と違い、実写版は既存の音楽から選曲(ただし追加曲を含めて新録らしい)。それが利点であり、欠点でもある。アニメ版カウビはノリも物語も音楽だった。実写版では60分を埋めるピースの一つでしか無いのは残念。

ただそれでもオープニングで「Tank!」が流れると総毛立つ。ほんと神曲だな。とりあえず1シーズン観てみたい。話はそれからだ。

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2021/08/29

「サマーウォーズ」を観る

Netflixで細田守監督作品「サマーウォーズ」を観た。これまで、ほぼ毎年金曜ロードショーで放送されているのに一度も観た事は無かった。そろそろNetflixも解約だし、夏も終わりだしというタイミングで観る事に。

いや驚いた。2009年公開から10年以上経ても全く古さを感じない。劇中でデバイスはケータイも多いが、VR表現は公開当時に先を行っていた。AI、社会の混乱等、最近観た映画「AI崩壊」が似たプロットを使っていたが、面白さはこちらが遥かに上。しかも様々なテーマが含まれている。

その一つが日本の原風景を感じる点。長野県上田市を舞台にヒロインの家族が集まるところで物語が始まる。大家族、親子、コミュニケーション、そして食に文化。もちろん田舎風景も。これらは今の日本に無くなりつつあるものばかり。だが物語の中で現実と仮想世界が共存、前進していく姿が描かれている。

物語の原動力は栄さんによるもの。一族のアイデンティティーであり、意気消沈した家族を一つにする。印象的だったのはOZで混乱した社会を目にして、コネのある関係各所に黒電話で働きかけるシーン。できる事は限られる。でもやれる事はやる。その覚悟に感動。だが現実、コロナ禍の今。残念ながらメディアを通した政治家にその熱意はない。

登場人物の配置も巧い。真のヒロインは栄ながら、そこまでの伏線といい、世代交代を絡めつつヒロイン夏希が最終決戦の舞台に立つ。格闘バトルはキングカズマに任せつつ、現実での万助との師弟関係が泣かせる。万助の演じるのは永井一郎さん。物語をギュッと締める声に懐かしさと名演を楽しんだ。

主人公の健二は狂言回し的に物語を引っ張りながら、最後はキッチリといい仕事。ウブさを表す演出も可笑しい。神木君が声をあてると映画が当たる、その伝説はこの作品から始まった。

今回、細田守監督作品を観ること自体初めてだったが、噂に違わず名作だった。次からは「金ロー」でも観ようと思う。あと同系テーマの新作「竜とそばかすの姫」も観たいけど、コロナ禍じゃなければなぁ。

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