2006/04/29

ドキュメント「フレッツ光プレミアムに乗り換える」

 今週の水曜日以降、突然ホームページとブログの更新が滞った。その理由はその日の朝、フレッツADSLからフレッツ光プレミアム(ファミリータイプ)に乗り換えたからだ。ただ当日は仕事を休んで工事に臨んだ。一時間程度の配線工事を手際よく終え、最後は工事業者の人が持参した端末で速度を測ると、75Mbpsに到達。プロバイダを通さない結果とはいえ、とにかく速い。工事後は業者の人に対し、ボクから「パソコンは自分でセットしますから」とひと言、高をくくっていた。仕事を含め、公私共にパソコンのネット設定は日常茶飯事。今回も多分できるだろうと思っていたからだ。それに工事直後は「トム・ヤン・クン!」を観に行きたかったので、調整は夜にでも...と映画から帰ると早々に設定変更に入った。

 マニュアルに基づき、段取りに入る。ボクの家のLANはバッファローの無線LANBBルータWBR-G54を中心に、ADSL用モデムを窓口にネット接続を行なってきた。考えとしては、ADSL用モデムを加入者網終端装置(CTU)と入れ替える形を想定していた。しかし思わぬトラブルが起きてしまう。一つはセットアップCD、インターネットエクスプローラを使って、CTUの設定を行おうとしたところ、ログイン後は「エラーが発生しました」と以後のログインを全く受け付けず。しかも電源を落としても、エラー発生、二重ログインの繰り返し。そしてもう一つは再配線の中でWBR-G54が故障、有線LANを一切受け付けなくなった。ただ当初故障すら気がつかず、何が悪いのか、とにかく悩みまくって、母船PCを直接ADSLモデムに直接つないでその日は終わった。

 まだADSLは解約されたワケではないので、ネットで同じ現象を検索。しかしCTUの設定エラーに関する記述は見つからず。ただWBR-G54の故障に関しては、かなり確率が高いものとして理解できた。有線PCからルーターの設定ができなくなった以上、新たに買い換える必要がある。とりあえずCTUの設定に関して昨日の夜、niftyにヘルプ。すると「NTTに回答を求める必要あり」と助言があった。NTTのCTU担当(まるで「24-Twenty-Four-」みたい)に電話連絡。状況を再説明し、ボクの動作の遅いパソコンにめげず、最後まで付き合ってもらった。

 原因はブラウザであるインターネットエクスプローラのプライバシーレベル。元々は高にしてあったことが災いした。なおこの事はマニュアルには書いていない。念のため、セキュリティは中に、一時保存されたCookieとファイルもあわせて削除。その後、プライバシーを中に変えると、ログイン後は指示された段取通りに設定完了。無事、母艦PCでインターネットは光回線で結ばれた。今日は昨日買ってあった新しい無線LANBBルータ、同じバッファローのWHR-AMG54に切り替えた。VAIO TとCLIE、そしてPSPととりあえず無線LANに繋がる機器は全て登録。今はADSL時代と同じ環境に整った。速度は下り20から30Mbps(上りは4Mbps)とまずまず。とりあえず今は母艦の遅さが足かせかもしれません。

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2005/09/08

他社はポータブル、ミクロ、それならナノ

 携帯機器は更なるダウンサイジングが要求されている。プレイステーションならPSPことプレイステーション・ポータブル。PSPの美麗な液晶はもうポータブルの域を超えている。ゲームボーイなら新機種のミクロ、これなんかはかつてのファミコンコントローラと大差がない大きさに驚かされる。そして昨日米Appleが発表したのは自らのミニを超えたナノ、iPod nanoを発表。現行のiPod miniの完全な後継機として登場してきた。後続のライバル機を引き離す、現行iPodのまさにナノ版といった仕様だ。

 iPod miniも充分に小さいと思ったが、このiPod nanoは薄さに磨きを掛けた。この薄さは既存ユーザーには脅威だ(ハードディスクからシリコンメモリに変更)。しかも現行iPodと同じカラー液晶が標準となった。一旦、iPod shuffleで液晶無、シンプル、appleらしさを強調していたが、しっかりとユーザー拡大戦略を進めていたことになる。多くのiPod shuffleユーザーはこのiPod nanoに飛びつくだろう。ルックスだけでなく、価格も絶妙。それ程に劇的変化である。

 しかしiPod miniのようなカラフルさを失ったのは惜しい気がする。iPodに対する女性ユーザーの拡大に大きく貢献していたからだ。一方、今回のiPod nanoではホワイトとブラックの二色のみ。ただこれは既存ユーザーに対する配慮なのかもしれない。いずれ他色ラインナップなんていうのも出てくるのだろう。ボクはiPod miniのグリーンを買って、青リンゴなんて洒落っぽく使っていたから、余計に期待してしまう。とにかくAppleのセンスは秀でているからだ。

 あとiPod nanoの発表と同時に、iTunesが5.0と区切りのバージョンアップを終えた。今度はPIM(カレンダー、アドレス帳)を取り込む、Outlook関連との連携が組み込まれている。ただ期待されたビデオiPodは昨日発表されなかった。確かに何も、一度に二度驚かせる事はあるまい...とはいえ過度の期待をしてしまうのは、今やビックリ箱は国内企業でなく、Appleにありと感じるからである。他社はポータブル、ミクロ、それならナノ。とにかく今回はネーミングに感嘆したのだった。

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              iPod nano

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2005/09/04

iTunesヘビーローテーションズ[その3]「金田」

 ボクは大の映画好きなので、iTunesにはサントラ盤がたくさん入っている。しかも洋画のサントラは輸入盤で比較的安く手に入るため、圧倒的に所有数も多い。だが邦画となると数は少なくなってしまう。邦画を本格的に観る様になったのは最近だし、過去の作品についても、余程気に入った作品でないとサントラは欲しいと思わない。そんな中、邦画の中でも比較的キャッチーな曲が多いのはアニメだと思う。手持ちは少ないが、気に入りやすい曲は意外に多い。

 だがアニメでも異色中の異色なのが、大友克洋の「AKIRA」である。アニメというとシンフォニックな音楽ばかりと思いがちだが、この「AKIRA」の音楽はまず一聴して度肝を抜かされる。周囲を回るコーラス、インドネシアの楽器ガムラン、腹に堪える大太鼓のオンパレード。読経まで登場するこれら音楽は、大友自身が抜擢した芸能山城組が手掛けている。しかもこの音楽が「AKIRA」の持つ世界観と実にマッチしており、「AKIRA」という作品が理解するのではなく、感じる映画と思わせる大きな理由だと思う。

 「金田」は「AKIRA」サントラ盤の冒頭を飾り、しかも映画の中でもスピード感溢れるバイクチェイスで使われている。当時、観た本作のレーザーディスクでも何度も観たシーンだ。映画の登場人物たちの名前がコーラスで連呼され、サビは「ラッセラー、ラッセラー...」とお祭り心をかき立てる。この心地良さ、アドレナリンの増大...これだけの説明では何が何だか解らないだろうが、とにかく感じる事が全て。17年を経ても、とにかくカッコいい音楽だと思う。

 わがiTunes、iPodのヘビーローテーションズの中でも第三位、42回の再生数の「金田」。どんな時に聴くかといえば、やはり高速ドライブに最適。この曲を聴いている三分間はニトロでも吹き込まれたように、感覚的に車のスピードは増していく。いやアクセルも深い。もし周りの車に煽られようものなら、タダで済むまい。劇中の主人公、金田(かねた)のセリフ「やっとモーターのコイルが温まってきたところだぜ」。まさに今のハイブリッド車なら、そんなセリフもアリかもしれないなぁ[高速運転はエンジンだけどね]。

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   「(金田...)..さんをつけろよ、デコスケ野郎!」

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2005/09/03

個人的に「個人情報発信の変遷」を考える

 今最先端の情報発信はブログで間違いないだろう。パソコン、情報端末の普及にタイミングに加え、製作に掛かる敷居の低さがユーザーを増やしている。テンプレートから好みのフォームを選び、後はコンテンツを作っていくだけ。ホームページを作った事のある人なら解ると思うが、コンテンツ作りの前にやはりデザイン作りの壁にぶち当たる。その上、コンテンツもひと言レベルからの個人情報発信ができる、そんな気軽さが身上だ。実は意外にそれが重要で、閉鎖されたホームページのほとんどは、コンテンツの継続提供で行き詰った結果である。

 パソコンがネットで結ばれる前、個人ユースのパソコンが普及する前の遠い遠い昔、少なからず個人情報発信の手段はあった。学校レベルであれば、校内新聞、校内放送なんてのも当たるかもしれない。ローカルレベルであれば、タウン誌、ミニFM局も情報発信基地として地域に根付いた存在。ミニFM局はラジオで受信できる簡便さは光る(ミニFM局を扱った「波の数だけ抱きしめて」なんて映画もありましたっけ)。しかし悲しいかな、電波法という壁が提供エリアの狭さを生んでしまった。現在ではFM発という情報発信も、今やオールドメディアの部類に入るといえる。

 ボクは高校時代、放送部に属していた。放送部というと最新の機器を駆使、校内放送や番組作りをする活動が中心。そんな活動の中、夏の合宿でミニFM局をやった事がある。オーディオメーカーではFMトランスミッタという発信機を発売されており、送り出すソース(音声、音楽等)の出力をつなぎ込めば、トランスミッタから周辺数十メートルエリアに放送を提供できた。ただ「夏の合宿」という但し書き通り、部員の下らないトークが中心で身内ネタに笑った思い出がある。その延長でその後自宅から数回、音楽やトークを飛ばしてみたりしたが、狭いエリア、誰が聞くわけでもない放送を流す虚しさだけが残った。

 さて、こうした過去の情報発信と違い、今のブログやホームページは一旦、検索サイトの網に引っ掛かった上、そこから全世界に情報発信されている。ただこの網こそが重要で、情報の需要と供給を結びつける大事な過程なのである。その上で需要と供給のバランスが悪いと、情報発信する側は、単なる自己満足に終わってしまう危険性を秘めている。そして前述のボクのミニFM局の例は、そんな需要と供給のバランスの悪さも表している。前回、ポッドキャストの問題と可能性について書いたが、時代の変遷はあるにしろ、実はそんな点も似ている気がしてならない。

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 FMトランスミッタ、現在の使い道はヤバそうです(苦笑)

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2005/09/02

ポッドキャスティングは普及するか

 マスコミ注目iTMS-J(日本向けiTMS)が立ち上がって一ヶ月が経ったiTunes、iPod環境だが、その一方で先行登場した新しい要素がポッドキャストだ。ポッドキャスト(Podcast)とはiTunes(4.9以上)を介し、インターネットで配信されているラジオ番組である。一部有料もあるようだが、そのほとんどが無料で配布され、コンテンツ発信先も一万箇所近くにのぼるといわれる。今熱い発信メディアの一つだろう。最初は僅かだった日本語ポッドキャストコンテンツも、iTMS-Jの立ち上げにあわせ、かなり増えてきている。

 主要マスコミ、メディアの製作したコンテンツは、その窓口にiTMS-Jが機能するが、iTMS-Jを介さずとも発信されてコンテンツのほうが圧倒的に多い。それが個人発信によるポッドキャスティングだ。ブログの普及と共に、音声ブログがダウンロードできるサイトも多くなっている。著作権の問題があるため、楽曲の取り扱いには注意が必要だが、個人発信によるポッドキャスティングの数の多さは、ブロガーにとって興味深い存在である事の表れでもある。

 しかし音声コンテンツほど、その作り方が難しいものはない。ラジオ番組の製作を思い浮かべてみれば、タイムシート、構成、もちろんその内容がしっかりしたものでなければならない。その上、進行するMCの声質、しゃべりの上手さまで要求される。数分、いや数秒で聴取者の満足を得るのは容易くない。そもそも飛ぶ鳥を落とす勢いのブログでさえ、その大多数がひと言、ふた言、日記にも満たないコンテンツばかり。個人発信のポッドキャスティングに一定レベルを求める事自体に無理はあるのだが(某フジを買収し掛けたIT企業でさえ、そのネットラジオが実にお粗末だったのには閉口)。やはり音声コンテンツはまだまだプロの土俵だと思う。

 またテキストコンテンツと違い、ナナメ読みができないのも痛い。作者の意図を知るには、最後まで聴かないと解らない事も少なくない。ただポッドキャスティングに大いなる可能性があるとすれば、自主制作音楽発信だ。たくさんの人に音楽を聴いてもらいたい、そんなアーティストの卵たちには絶好の舞台である。それには彼らのような人のためのポータルサイトを作るべきだし、iTMS-Jが中心となって機能するのが早道。昨今、配信事業化を境に音楽そのものの重みを失っているが、逆に得た身軽さを活かし、相乗効果を狙うべきだろう。

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2005/09/01

三たびノートパソコン購入を検討する

 ご存知の通り、国内Palmの最大手ソニーがPDA市場から事実上の撤退。何と言っても圧倒的な携帯性、Palmの使い勝手を気に入って使ってきたが、モノ書き以外ではややツライ。一時、もう一台最後のクリエを買おうと思った事があったが、消え去る技術を追い駆ける必要もないし、今のクリエを使い倒すまでと心に決めた。実際、仕事に手持ちの最後のクリエTH55は重宝してる。部品供給が終わる六年後には、新しい技術、新しいアイテムによって補われているだろう。

 PDAに見切りをつけ、気になり始めたのがノートパソコンの事。ボクは今もバイオC1VJを持っている。ただTH55購入後、稼動機会も少なくなってしまった。理由はバイオC1に求めていた機能=モノ書き程度なら、TH55程度で充分だという事。しかし今となってバイオC1は、本来ノートパソコンに求められるべき機能を満たしていたとは思わない。当時、省電力が光っていたCPUクルーソーも優位性どころか、今のモバイル向けペンティアムには敵わない。しかも求められるプラスアルファ(移動型オフィス、エンタメetc...)に対応し切れない非力さが最大のネックだ。

 そんな中、新バイオシリーズが発表された。C1シリーズは特徴であった内蔵カメラを失ったものの、Tシリーズとして継続されている。そんなTシリーズが極薄、スタミナ、2スピンドルながら最強モバイル機能を有してこの秋発売される。現行のTシリーズでもその身軽さが光っていたが、その上で携帯性の向上、機能、能力もアップしている。価格は今のパソコン市場を考えると安い買い物ではないが、昔C1VJを買った価格を考えれば、お買い得感は高い。とりあえずソニースタイルの予約エントリーを済ませておいた。

 初代ノートThinkPad535(二台目がバイオC1)から始まったモバイル生活。今考えると当時はバッテリもあまり持たなかったし、肩のこるモバイル生活だったが、思い起こすと楽しいものだった。一旦はPDAに進んだものの、市場が広がらない以上、メーカーは開発に技術を割く事はあり得ない、すなわち見切りの時期を迎えた。一方でノートパソコンは成熟期に来ており、大きさを除けばPDA以上の能力が得られるのはこの上ない。新しいTシリーズはそんな門出にもってこいの製品ではないか。

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             最薄部21mm!

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2005/08/04

iTMSで音楽を買ってみた

 今日からAppleの音楽配信サイト「iTunes Music Store(iTMS)」が始まった。噂はかねてからあったものの、主要レーベルとの調整、使用料金、そして日本での本格的展開に時間が掛かったようで、今夏にやっとサービスの目処が立った。しかしソニー、ビクターといった内外にドル箱アーティストを持つ老舗レーベルは参加していない。特にソニーは競合するデジタルオーディオプレーヤーを発売している以上、黒船Appleに門戸を開く事は容易くない。とはいえ、早速数曲ダウンロードしてみた。

 購入、ダウンロードは簡単。しかも筆者のようなApple storeにアカウントを持つユーザーには、呆気ないほど簡単である。iTunesのミュージックストアから、希望の曲を検索。最初の購入時、Apple storeと同一のアカウントとパスワードを登録する事で全て終わり。一般のユーザーにとってもこのアカウント取得の山を越えれば、めでたくiTMSよこんにちはモード。もちろんiTunesは必須なのは言うまでも無い。ちなみにダウンロードファイル形式はAAC(Advanced Audio Codec)である。

 買ってみたのはアルバム「Live! III - 綾戸智絵 Meets 山下洋輔」。このアルバムはDVDオーディオというけったいなフォーマットで発売されているが、ファンの要望でDVDビデオで再発売された経緯がある。通常のCDアルバム形式では手に届かない作品ゆえ、思い切って買ってみた。楽曲はアルバム、一曲単位とどちらも選択できるが、アルバム単位で購入。価格はDVDオーディオ版の半分以下、13曲で1,500円。しかもショップまでの足代は必要ない。その上音質は皆さんの想像通り、可も不可も無く...である。iTunesやiPodで聴く限りは問題ないだろう。

 iTMSでは専用、オリジナルのコンテンツ、楽曲があり、参加するアーティストに興味があれば面白い存在。だがやはり二大巨人(ソニー、ビクター)がいないのは大きなハンデ。サザンオールスターズにオレンジレンジ、サンボマスターと今をときめくアーティストからビッグタイトルまでが網羅されていない。しかしCDコピーに消極的だったエイベックスがiTMSのメインレーベルというのは何とも皮肉な話。それに時間の問題、だってiTMS-Jは始まったばかり。黒船来襲、そしてスティーブ・ジョブス自らが動く意味とは。そう、もう扉はノックされたのですよ。

050804

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2005/08/02

さらばメモリースティック

 実は一週間後に北海道旅行を計画している。三年前に道南から札幌のルートで牧場巡り、札幌競馬観戦というひとり旅を行なったが、今年も同じような計画を立ててみた。既に飛行機、宿泊先の手配は全て済んでいるのだが、それ以外の準備も必要。それ以外の準備とは、旅行の記録アイテムの事である。三年前ならサイバーショット、デジタルハンディカム、クリエと全てがメモリースティックスロットを持っていた。むしろメモリースティックに合わせて揃ってしまったといったほうが正しい。しかしクリエはこの七月いっぱいで生産中止、デジカメはサイバーショットというこだわりも無くなりつつある。しかもデジカメはキャノンのパワーショットに食指が動いた。そして今日、買ってしまった。

 メモリースティックを使ってるなぁと思うのは、せいぜいサイバーショットからの写真ファイルをパソコンに移す時くらいだ。またクリエでメモリースティックに書き込む事があったとしても、バックアップか、同じく写真の保存先に選ぶ程度。付属のアプリ「データインポート」を使ってしまえば、USBケーブル経由で情報は取り込める。そもそもクリエのメモリースティックスロットのカバーを開ける事はほとんどないと思う。保存以外の用途にはお呼びがないからだ。

 当初、メモリースティックは単なる記憶媒体だけでなく、様々な方向性が示唆されて登場した。ブルートゥースや無線LANユニット、テレビチューナー他、モックアップながらソニーらしい期待に溢れていた製品だった。しかし実際のメモリースティックは、ダウンサイジングと転送速度のマイナーチェンジばかりが続き、他のメモリーカードとの明確な差別化はできなかった。PSPだけが唯一強みを見出せる製品である一方、プレイステーション3がメディアを問わない作りになったのは注目される。

 今回デジカメを買い替えてみて、メディアにこだわって買う事は全く無かった。それはあっけないもの。他メディアならマルチスロットで対応できる時代だ。そもそもDVDファミリーに代表されるように互換差を埋める技術は何らか実現しており、今やフォーマットをダシにユーザーを引き込む事は難しい。メモリースティックだけでなく、ソニーの戦略の不味さは薄型テレビ、ハンデは取り戻したが携帯デジタルプレーヤーで実証済み。全て根幹技術、フォーマットの取捨で失敗してきた。そして今やデジカメでメモリースティックを採用するメーカーは、ソニー以外記憶に無い。

050802

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