「桂宮治 全国ツアー2026 ~Remember Miyaji」@沼津市民文化センターへ行く
今日は沼津市民文化センター小ホールで催された「桂宮治 全国ツアー2026 ~Remember Miyaji」へ行ってきました。落語家桂宮治さんといえば「笑点」。3月の立川晴の輔さん以来、二人目の笑点メンバーゲットです。2022年からのレギュラーでもう4年目なのですね。時の経つのは実に速いです。
さて今回は宮治さんの単独ツアーです。昨日、山口でツアーをスタートさせたそう。春風亭昇太さんの十番目の弟子、昇ちくさんが前座を務め、その後は休憩を挟むものの一人で高座を務めます。冒頭と間を挟んで2時間近く喋りっぱなしで三つの噺で構成されていました。
開演後、客席後ろからTシャツとジーパン姿で現れた宮治さん。通路近くのお客さんとコミュニケーションを取りつつ、舞台に向かいます。
遅れて会場入りするお客さんは当然餌食です。弄りは軽めでしたけどね。その後冒頭から宮治さんは喋りまくります。初日山口での出来事、Hotto Mottoに熱々のオムライス、そして今日沼津の楽屋は鰻だったようです。次の宮城で沼津はどのように語られるのでしょうか。
基本的にトークはほぼオフレコな話題なのでここでは割愛。ディスった相手が何処で一緒に仕事になるかわかりませんからね。ただ自主興行ユニット「成金」で嫌いなメンバーは?と観客のアンケートに「講談師」と答える宮治さん。もちろん相手は神田伯山さんだと思いますが、二人は仲がいいので敢えて引き合いに出したのだと感じました。
宮治さん自らが観客を温めたところで、前座の昇ちくさんへバトンタッチ。昇ちくさんは水曜ビバリーでたまに春風亭昇太師匠や乾貴美子さんから名前が出ていたような気がします。見た目メガネを掛けているせいか風貌も師匠に近いし。スマホ使用の注意を織り交ぜ、創作落語「動物園」が始まりました。
高いバイト代を求めて行った先が動物園。色々制約はあるものの、やがてそんな彼に危険が及んでいく、というお話。たぶん今日の観客に子供が多かったこともこの話を選んだ理由なのかと、また創作落語のセレクトも昇太流だと思います。ちょうど先週の水曜ビバリーで昇太師匠が創作落語の話をしていました。
続いて着物に着替えた宮治さんによる二席、「転失気」「青菜」。師匠曰く観客の子供を意識したセレクトのようです。話の惹き込み方はさすが宮治さんという吸引力。しかしここでトラブルが。私の隣の席の御婦人二人が私語を喋りだし、時折客席の笑いに合わせて、彼女たちは笑っていますが、「アンタたち、噺を聞いてないだろ!」と口にはしませんでしたが、私は宮治さんの噺が半分聞こえませんでした。
休憩後、この二人はお茶に行ったのか、席に戻ってくることはありませんでした。おかげで三席目「紺屋高尾」を堪能できました。一途な職人と吉原の花魁の恋バナ。ユーモアを交えて、時にシリアスに緊張感を持たせて我々の目と耳を惹きつけます。この感覚はライブでしか味わえません。子供たちにはわからないでしょうが、私のような大人の観客は大満足だったと思います。
個人的にはトラブルはありましたが、改めて落語という一人語りの世界を満喫できました。もう一つ、宮治さんのトークで印象に残ったのはとにかく笑うこと(口角を上げる、ソの音を意識して挨拶)。やはり”笑う門には福来る”ですよね。「私は実践しています!」とそして運が向いたことを話していました。その講義料の代わりにちゃんと手ぬぐい買いましたよ、師匠。(おしまい)
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