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2026/09/07

「白鳥とコウモリ」を観る

僅かな休憩のあとに今日の2本目は松村北斗、今田美桜共演の「白鳥とコウモリ」を観ました。先日亡くなった東野圭吾原作のヒューマンミステリー。2016年に起きた弁護士殺害事件の被害者の娘と容疑者の息子はその供述に違和感を持ち始め、やがて1984年のある殺人事件に意外な接点が生まれていきます。

「白鳥とコウモリ」の意味は最後まで観れば”推して知るべし”です。被害者家族、容疑者家族の立場を現代的に描いていきます。メディア、SNS等、伝播の速さはいうまでもなく、容疑者家族が追い込まれていくさま。その後の展開、事態の難しさはヒューマニズムを含め東野圭吾らしい描き方だったと思います。

対象的に1984年の事件はネット上で知れるものの、実態は風化の一途。聞き込む中、登場する地元民(エキストラかわからない位)が凄かったです。特に「地面師たち」でブレイクした五頭岳夫はその表情にタバコの吸い具合といい、エンドロールでやっと存在を気づくくらい完全に地元と同化していました。

ただ原作(未読)の持ち味なのか、演出なのか、解せない部分は色々あります。弁護士殺害に至る真の動機が最後に浮いてしまっていたことも大きな理由です。解決編がやや丁寧過ぎたのも気になりました。ひと昔前なら2時間ドラマになった話だと思います。それでも松村北斗(毎作、彼の演技具合がいい)、今田美桜(瞳に吸い込まれてしまいます)の存在感ある演技で最後まで集中し観ることができました。

なお二人の対峙のあとのブラックバックして間もなく、正直面食らいました。それは大森元貴書き下ろしの主題歌のことです。曲調がやや激しくこの作品の雰囲気に合わない気がしました。Mrs. GREEN APPLEのファンの方には悪いですが、エンドロールは二人のセリフの余韻に浸り、静かに終わって欲しかったです。

追伸.
この映画は日本テレビ製作ですが、冒頭で日テレロゴが出たあとにわらべのヒット曲「もしも明日が…。」流れてちょっとコケました。何故かというと世代だから判る、わらべといえば「欽どこ」(欽ちゃんのどこまでやるの!)の劇中歌でテレビ朝日の番組発だからです。ただわらべはこの曲で日テレの「ザ・トップテン」には出演していましたからアリといえばアリなのですが…

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