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2026/08/09

Netflixドラマ「ガス人間」を観る(少しネタバレあり)

Netflixドラマ「ガス人間」(全8話)を観終わりました。1960年公開本多猪四郎監督による東宝映画を「新感染 ファイナル・エクスプレス」のヨン・サンホ監督がドラマシリーズとしてリメイクしました。この他のメインキャスト、スタッフは日本勢、VFXは白組、東宝が製作しています。

物語は原因不明の殺人事件、しかもテレビ番組放送中に爆死する事態が発生。事件を追う岡本賢治はその背後にガス人間と呼ばれる容疑者が浮上していきます。岡本の元恋人でJNTの報道記者、甲野京子はそんな事件と予てから27年前の隕石落下、その処理を請け負うホワイトセンターとの因果関係を追い始めていました…

ドラマ化によるものなのか、設定に甘い部分は散見されますが、時代を超えたラブストーリーを作ろうとしているのは判ります。そんな中、このドラマでフィーチャーされるサザンの「いとしのエリー」の破壊力といったら。視聴期間中はこの曲が脳内再生回数トップでした。そもそも1960年版を含め、このドラマは昭和パワーの成せる業だと思います。

それもあってドラマは面白かったです。ガス人間のビジュアル、VFX、彼が生まれた理由に陰謀の数々はサスペンスフル。藤代会組長の大友役、中野英雄で息子は仲野太賀では無いものの、そっくりな役者を配したり、全体的にユーモアを醸した作りになっています。こばやし元樹演じるひと癖ある吉田も良かったです。

ここから少しだけネタバレです。(6行飛ばします)

 

 

 

 

 

 

でも既視感や設定の甘さは終始、何処か引っかかりました。例えばガス人間がターゲットの場所を追うにしてもその理由がわかりません。その呼出システムも。このドラマの中でガス人間は「アラジンの魔法のランプ」なんですよ。そこはファンタジーで片付けて…という製作側のエクスキューズが見えてきます。

しかもガス人間の立ち姿、特に前半はT-800に見えたりしました。さらに韓流ドラマの味付けにこのドラマのオリジナリティーを挙げようと考えるとやや寂しいのかも。

ただ、キャストの中で光っていたなぁと思うのはガス人間の時でない、27年前を演じるUTAですね。少女と会話を交わす姿がとにかく爽やかなんですよ。だからこそ現代の怪事件、その出来事のコントラストが増していたように思います。

現代描写よりもノスタルジーを求めてしまうのは昭和生まれゆえの性。ならばやはり、1960年版のオリジナル、「ガス人間第一号」を観たくなりました。(おしまい)

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