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2026/08/28

「時には懺悔を」を観る

今夜は「下妻物語」「告白」等で知られる中島哲也監督の最新作「時には懺悔を」を観てきました。1990年代を舞台に西島秀俊、満島ひかり、役所広司ら主役級の俳優が大挙出演する人間ドラマ。ある探偵が殺された事件を追う同業の佐竹、そして浮かび上がる人物と背景とが描かれていきます。

物語は登場人物たちの現在と過去を錯綜させつつ、徐々に真実が明らかになっていく作りです。西島演じる佐竹を始め、何処かに影を持つ登場人物たち。劇中の彼らの親子関係を通して血の繋がりや子育て、家族の形を問い掛けます。

しかも劇中に登場する子供たちは実際に重い障がいを持ち、彼らも物語の中心に居ます。綺麗ごとで済むはずもなく、関係性のリアルさも伝わります。中でも新くんの表情に嘘はなく、しかも彼を育てる哲夫、演じるクドカンが非常にいい味を出していました。

ただ前半は解り難い部分が多く、かつ敢えて不親切な構成で惑わされている感じがします。だからこそクドカンが登場する中盤から物語が核心に進むことで一気に惹き込まれていきました。西島演じる佐竹、満島演じる聡子も子を持つ親であり、様々なシンパシーを生んでいくことになります。

それぞれの親子の形、今の自分の立場から思うところは色々あります。ただどんな形であれ、切っても切れないものをこの作品は描こうとしているのだと思います。そのせいか、淋しく映る家屋のラストシーンが印象的でした。

追伸.
過去イチの演技を魅せるクドカンですが、風貌といい、着ているものといい、個人的には劇中ずっと押井守監督と見間違える程にソックリでした。居酒屋の件は心底楽しそうでしたね。だからこそ対象的なエピソードが光りました。

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