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2026/08/29

「左利きの少女」を観る

盟友N氏と昼食後、再び伊東市の金星シネマで「左利きの少女」を観ました。昨年米アカデミー賞を受賞した「ANORA アノーラ」のショーン・ベイカー監督が脚本・編集・製作で参加した台湾、英米仏合作映画です。ただ最後まで観ると非常に彼らしい持ち味を感じる女性映画に仕上がっています。

故郷に帰り、台北の夜屋台通りで麺屋を営む母シューフェンと二人の娘イージンとイーアン。ただ多額の借金の上、さらに店の賃料を滞納し生活は苦しかった。姉のイーアンはバイト、残された幼い妹のイージンは祖父に指摘された”左利き”に罪悪感を持つようになってしまうですが….

独特の画角、カメラワークと相まって台北の夜の街並みがカラフル、非常に美しい作品。鑑賞中に気付いていたのですが、やはりiPhoneを駆使した撮影だったようです。さらに「左利きの少女」イージン役のニーナ・イエの可愛さ(スキャンダルで謹慎中の日本人女優を想起させました)が画面を引き立てます。

中盤まで雑な編集(謎のシーン挿入とか)がありますが、あるエピソードに向けての伏線。邦画でも撮影は外国人という場合はありますが、編集する上でセリフも大事。テンポの良い会話劇に加え、そもそも中国語の作品をアメリカ人のショーン・ベイカーが編集する自体、実は凄いことだと思います。

女性映画と称しましたが、男の愚かさの一方で女性の強さを感じる作品です。イージンを陥れる祖父の言葉、イーアンを巡る運命とか。最後まで観ると二人乗りの原チャリ、一軒一軒謝りに行く件とかもだいぶ意味が変わってきますね。きっと別の見え方をするのだと思います。いずれ改めて観てみたいですね。

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