午前十時の映画祭16「マンハッタン」を観る
今日は午前十時の映画祭16「マンハッタン」を観てきました。ウディ・アレン監督・主演、1979年公開のアメリカ映画。今回の午前十時の映画祭の中では地味目なセレクションですが、普段はあまり縁のないウディ・アレン作品を劇場で観る機会となりました。
物語は42才の放送作家であるアイザックは17才のトレーシーと恋人関係。友人のエールの告白は妻と違うメリーに関するものでした。一旦、エールはメリーと別れるのですが、逆にメリーとアイザックは急接近。ニューヨーク、マンハッタンを舞台に大人同士の恋愛模様が描かれていきます。何と本作にはメリル・ストリープも出ています。
台詞の端々に大人のインテリジェンスが散りばめられていますが、内容はそれ程高等ではありません。登場人物が大人なだけであってお互い勝手に好きだ、嫌いだを繰り返していきます。特にアイザックのキャラクターはアレン自身を映したものなのかなと想像してしまいました。
見どころはアレンの達者なオジサンぶり(と言いつつラルフ・ローレンを着こなす)、子供子供したマリエル・ヘミングウェイ(ラストは少しだけ大人)、そしてメリーを演じたダイアン・キートンが出色の存在。「ゴッドファーザー」シリーズでは悩み多き立場が本作では可愛さと美しさが際立っています。正直、彼女を観るために価値ある作品です。
それを高めるのはゴードン・ウィリス撮影による全編のモノクロ映像だと思います。街並みにネオンと陰影のコントラストがカッコ良く、一方でプラネタリウムでのメリーとアイザックの対峙を大人の演出で魅せていきます。ニューヨーカーのお高い感じや、この作品での恋愛描写に好き嫌いはあるかと思いますが、トータルで作品として面白かったです。
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