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2026/07/05

「サムライ」を観る

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今日は盟友N氏と伊東市の金星シネマで今日の1本目「サムライ」4K版を観てきました。今回初見、1967年公開のフランス映画。ある仕事を依頼されたアラン・ドロン演じる殺し屋ジェフが警察、そして依頼主から追われる運命が描かれていきます。彼にとって製作当時の伴侶、ナタリー・ドロンとの共演作でもあります。

徹底した様式美。本作冒頭で武士道を引用しており、冷静沈着な様で殺しを実行する姿は確かにサムライをイメージさせます。また地下鉄を知り尽くしていたり、アリバイを成立させるために巧妙さも兼ね備えています。ジェフが逃走、愛車にするのがシトロエンDSなのは粋ですね。

面通しのためにジェフら容疑者を目撃者の前に立たせるところは目撃者保護の観点でどうか(正直あり得ない)と思いますが、このプロットによって二人の女性が物語に関わる事になります。一人はナタリー・ドロン演じるジャーヌ、もう一人は現場前にすれ違うピアニスト。二人とジェフとの心理的な絡みが絶妙です。

ジャーヌはジェフのアリバイ作りに手を貸しますが、二人の間に恋人的な関係も匂わせます。ただポーカーフェイスのジェフゆえにあくまでも推測レベル。それにしてもスクリーンに立つ美男美女は非常に映えます。また対象的にピアニストを演じたカティ・ロジェは黒人俳優。本心を表さない彼女もジェフに負けないクールビューティーぶりです。

アリバイ崩しに揺さぶりを掛ける警察、警視(名前はない)がしたたかな男。地下鉄ではジェフにしてやられますが、徐々に彼を追い込んでいきます。そしてタイトルを地で行くようなラストシーンに思わず唸ります。映像(4K化の恩恵だけでなく)も美しく、かつ徹底して極限まで剃り込んだようなフランス産フィルムノワールの名作です。

追伸.
先のシトロエンDSに代表される登場車の数々がどれも魅力的に映ります。ルノーやプジョー、さらに商用車でさえ、個性的です。「ルパン三世」のパート1や2でも犯罪、いや物語を盛り立てるのはクルマですからね。

ちなみに容疑者が立ち並ぶシーンでアラン・ドロンの身長が185cmであることがわかります(靴の高さ込)。ジュリーの「サムライ」という曲がありますが、本作を観ていて共通性(世界観や美形のアラン・ドロン共々)を少なからず感じました。

ただ今日の鑑賞で一つだけ残念な事がありました。印象的なラストシーンにエンドロールが始まって1分後、「ハイ!お終ーい」と突然背中をピストルで撃たれたような、後ろのオジサンのデカいひと言で余韻から一気に冷めてしまいました。さらにエンドロールが続いているのに個人的感想を言い続ける始末。ここは家のテレビじゃないよ。ちゃんと余韻に浸らせて下さい(苦笑)。

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昼食は三たび、金星シネマのご近所、紅牡丹さんで。今日は日替わりランチのサンラータンつけ麺で大盛でも据え置き価格という太っ腹。ただ最近少食になったので選びませんでした。もちろんランチなのでデザートと温かい烏龍茶が付きます。サンラータンつけ麺は夏にもってこい、刺激的で感想は毎度のことながら美味でしたね。(つづく)

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