« 「シークレットシネマ」へ行く、そしてその答えは… | トップページ | 「霧のごとく」を観る »

2026/06/26

「イミディエイト ファミリー」を観る

今夜は「イミディエイト ファミリー」を観てきました。1970年代から80年代にかけてアメリカ音楽シーンで活躍した影の立役者、セッション・ミュージシャンたちの姿を関係者の証言、現在の彼らを追ったドキュメンタリー。そして彼らを中心に現在組まれたバンドの名がイミディエイト ファミリーなのです。

当時の音楽シーンを知る人には耳馴染みの曲、多くのアーティストに彼らが関わっていることが判ります。時はレコード会社主導からアーティスト台頭へ。ジェームス・テイラーから始まり、サポートとして参加していたキャロル・キングがソングメイカーとして独り立ち、そんな二人の音楽、ライブ活動を支えていた姿が当時の演奏に沿って語られます。

レコード販売の初期はアーティスト全面のジャケ写売り。アーティスティックに変わる頃、ジャケットやライナーノーツにサポートメンバーが記されるようになっていきます。やがて売れるアルバム、そのサポートメンバーとして引っ張りだこの状態に。様々なアーティストの音、演奏、プロデュースと彼らの才能は活かされていくのです。

ただ多くの音楽ファンに知られる存在とならないのには理由がありました。彼らのインタビューからもけっして前に出ようという人たちで無い。心から音楽、アーティストとのコラボレーションを楽しんでいるのです。時にぶつかることがあったと起用する側のドン・ヘンリーは回顧しますが、同時に彼らが居なければソロ活動は成し得なかったとも語っています。

前述のメンバーに加え、キース・リチャーズ、リンダ・ロンシュタット、スティーヴィー・ニックス、ジャクソン・ブラウン、そしてフィル・コリンズと一緒に仕事をしたメンツのインタビューは豪華。一曲ごとを楽しむというより、フォーク、ロック、ポップス、ジャズの歴史と共に音楽の連綿を紡ぐ同窓会のような映画です。

追伸.
この映画で扱われていた作品の中でフィル・コリンズの「ノー・ジャケット・リクワイアド」は良く聴いたなぁ。そのベースを担当したのがイミディエイト ファミリーのリーランド・スカラー。特徴的な演奏と当時のリフが甦ります。スカラー曰く当時と今で演奏は違うと言いますが、当時だからこその部分もあると振り返っていました。

260626_01

|

« 「シークレットシネマ」へ行く、そしてその答えは… | トップページ | 「霧のごとく」を観る »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 「シークレットシネマ」へ行く、そしてその答えは… | トップページ | 「霧のごとく」を観る »