「プラダを着た悪魔2」を観る
今日は盟友N氏と「プラダを着た悪魔2」を観てきました。アン・ハサウェイ、メリル・ストリープ共演の第1作が2006年公開なので丸20年ぶり続編になります。また一方、この20年で前作、本作共演のスタンリー・トゥッチ、エミリー・ブラントは主演級のスターになりました。
とはいえ、前作は大昔レンタルDVDで妻と観たのですが、その内容は記憶の彼方。それでも今回観終わってそれなりの満足感はありました。前作を観てれば良し、観ていなくても十分に楽しめます。やはり特筆すべきはキャストの厚みでしょう。特に文芸ものからコメディまでメリル・ストリープの演技の幅の広さ、本作なんてマンガと紙一重なキャラなのですから。
本作の物語は冒頭から躓きなくテンポ良く進みます。そこがこの作品のもう一つの強みであり、考える隙を与えません。しかもクライマックスなんてインフレ状態のパワーゲーム。ただ物語の本筋は20年の月日がもたらす様々な世代交代、変化であり、雑誌然り、メディア、組織、そして人なのです。
“テンポ良く”と書きましたが、結構雑な部分も感じました。パワーゲームの件もそうだし、せっかくの会話の応酬も雑な編集に感じた点もありました。実際、ある新キャラの登場シーンを全カットしたというニュースも見ましたが、それよりもノリ重視、あの方のカメオ出演に敵わなかったのでしょう。
とにかくこの作品は”私の知らない、未踏の世界”を描いています。私がこんなセレブの人たちに会う事は一生ありませんから。themselveとされる実名で登場の方々は誰一人知りません。でも女性にとってはほぼシーン毎に変わるファッションも見どころだと思いますし、何しろ4人の競演に尽きます。
そして本作を観て痛感するのは予告編でもみせたマドンナの「VOGUE」の破壊力ですね。舞台がイタリアへ移ると、ワンフレーズ流れただけで作品の世界が染まります。どうせならエンドロールでもう一回流れて良かったのかも。
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