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2026/05/10

NHK土曜ドラマ「まぐだら屋のマリア」を観る

昨夜、NHKONEで土曜ドラマ「まぐだら屋のマリア」(全4話)を観終わりました。ある事件ののち、命を絶とうとした青年紫文が辿り着いた最果ての街、そこにある食堂と雇われ店主の有馬りあとの出来事を描いたドラマです。店の名前がまぐだら屋、店主の愛称がマリア、モチーフは推して知るべしです。

紫紋の下に起きた事件と愛憎。ただ憎しみというより悲しみが強い出来事。まぐだら屋で働く事になった紫紋ですが、ある日の店の外で若者が倒れている事に気づきます。その若者はかつて裏切ってしまった後輩と瓜二つ。やがて運命の出来事と真実が明らかになっていきます。

物語は並行してマリアの過去が明かされていきます。それこそ紫紋のエピソードよりも過酷かもしれません。先日観た映画「未来」を彷彿とさせるような面もありました(両作とも坂東龍汰も出てきましたし)。店のオーナー桐江がマリアに冷淡な理由とそんな彼女の下に謎の男世羽がやってきます。

物語はそのモチーフが示す通り、心が傷ついた登場人物たちの救済、再生が描かれていきます。尽果(ついはて)という名の街の雪景色、吹雪が作中に登場する過去のエピソードを想起させます。しかもこの街、ケータイの電波が届かないという設定なのです。

個人的にはこのドラマ、この世とあの世の狭間を描いた作品だと勝手に解釈しました。紫紋の顛末も救済を経て現世に戻っていくような…一方、マリアも一つの区切りを経て店(自分の役割)に戻っていくような。このドラマのテーマ曲、中島みゆきの「一樹」の力強い歌声と歌詞も印象に残りました。

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