午前十時の映画祭16「許されざる者(1960年版)」を観る
今日は盟友N氏と午前十時の映画祭16「許されざる者(1960年版)」を観てきました。名匠ジョン・ヒューストン監督、バート・ランカスター、オードリー・ヘプバーン主演の西部劇です。テキサスで牧場を営むザカリー家と原住民カイオワ族との攻防が描かれていきます。
今回のタイトル通り、この映画は1960年公開の作品で今回の午前十時の映画祭にイーストウッドの同名作がありますが、本作と関係性は一切ありません。むしろ公開当時の時代性を反映されているためか、今観ると色々と違和感を感じざるを得ません。
例えば原住民カイオワ族の描き方です。開拓者=善、原住民=悪と前時代的、当時の映画観がそのまま反映された作りになっています。カイオワ族のリーダーに凛々しさを感じましたが、そこまで。ただ無益な争いの後、虚しさだけが残る点はいつの世も変わらないところだけは伝わりました。
主演のバート・ランカスターは昔映画を見始めた頃、晩年の出演作でお目にかかりましたが、この作品の彼はとにかく若い。ヘプバーンとの共演ですが、この作品の中で二人は兄妹です。やがて二人、そして家族の間にある事実が発覚するのですが、そこにカイオワ族が絡んでくるのです。
どうやらこの作品はヘプバーン唯一の西部劇らしいです。「ローマの休日」以降、彼女のキャリア初期の作品で若々しい姿を見る事ができます。ただ内容的にはどうでしょう。物語に惹かれる点はそれほどなく、描き方での違和感は最後まで印象を引きずります。
追伸.
日本語字幕が”インディアン”となっていた(大抵、”ネイティブ・アメリカン”と改悪されるので)事だけは評価したいです。作品そのものと関係ないですけどね。あと「燃えよドラゴン」のジョン・サクソンと「ドクターノオ」のジョセフ・ワイズマンが出演していましたよ。
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