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2026/04/25

NHKドラマ10「魯山人のかまど」を観る

NHKドラマ10「魯山人のかまど」(全4回)を観終わりました。藤竜也主演、食と芸術を愛した北大路魯山人の姿を描いたドラマ。魯山人といえば、漫画「美味しんぼ」海原雄山のモデルとしても知られていますが、確かに偏屈な追求者である点は確かに共通していると思います。

魯山人の孤高ぶりもドラマの中で垣間見えます。既に大物政治家、セレブリティの間ではその名を知られ、彼の食と美を求めるのです。ただ彼の個性、偏屈ぶりが衝突を生み、色々な面で苦しい活動を強いられた事も語られていきます。

特に第3回「秋編」では彼を尊敬していたスタッフが離れていく物語です。そのきっかけ、そこまで彼に従属していた者たちに振り下ろされる”魯山人のかま(鎌)”といったところでしょうか。年齢の成せる事なのか。そんな彼の言動を見ていて、正直引いてしまいました。

そんな彼に寄り添うのが、古川琴音演じる取材記者ヨネ子です。彼のスタッフと違い、節度を持ちつつも正直な気持をぶつけます。魯山人にとって、離縁した娘の姿を見たのかもしれません。そんな二人の交流(藤、古川の演技も)もこのドラマの見どころだと思います。

もちろん大きな見どころは食と美のこだわり、器と料理のコントラストが作る日本の美です。映画、ドラマ問わず、視聴者の胃袋を掴むのは大事。しかも魯山人の原点は奉公時代の彼にある事も語られていきます。そこにただの偏屈ではない、魯山人の人物像と背景が見えてきます。

最終回では「MI」シリーズのベンジーことサイモン・ペッグが出演、ロックフェラー3世を演じています。魯山人の空間(茶室や家屋、初雪など)に重なる彼の姿、出演映画と違った静かな演技も見どころ。映画ファンにとって特別なドラマですね。

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