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2026/04/11

「ぼくとパパ、約束の週末」を観る

今日は盟友N氏とかの川キラキラ映画祭の上映作品の一つ「ぼくとパパ、約束の週末」を観て来ました。この映画祭は障がいの方への支援と理解をテーマにした作品が選ばれているようです。4月2日は「世界自閉症啓発デー」、2日~8日は「発達障害啓発週間」で会場入口には彼らの描いた作品が飾られていました。市民映画会の温かい雰囲気も良かったです。

さてこの作品は10才で自閉症のジェイソンと父親ミルコの姿を描いた2024年公開のドイツ映画です。科学に鋭い知見を持つジェイソンですが、家族や他人に対するマイルールの中で騒動を起こしてしまいます。そんな中、サッカーに興味を持ち始めたジェイソンがミルコと推しサッカーチームを探す旅に出掛けるのです。

物語は親子、夫婦を描くファミリームービー、鉄道によるロードムービー、子育て論等々ありとあらゆるテーマを網羅しています。特に推しチームを巡る部分でドイツのサッカースタジアムが多く登場し、観客席の雰囲気を含めて体感できる作りです。やはりスポーツの本分はライブだと少ない経験ながら改めて思いました。

またこの映画には今、自分に欠けているものがあってそれを実感するたびに涙が出ていました。家族や夫婦間のコミュニケーション、特にミルコは妻の子育ての苦労をジェイソンとの旅の中で再発見していきます。自分は口だけ親子、夫婦だったかもしれません。介護別居で音信不通の我が子の事を思い出していました。

閑話休題。自分の事まで色々書きましたが、この映画がもし今年公開の作品だったらNo.1だったかもしれません。それ程に心に刺さりました。ミルコとジェイソンの関係性、特にジェイソンのマイルールの変化は彼の成長の表れ。原題「週末の反乱者たち」はそれを言い当てています。

そしてこの映画で最も驚くのは実話ベースだとエンドロールで知らされる事です。冒頭で”実話”と切り札を出す事もできたはず。それをしなかったのに溢れる感動はこの映画のポテンシャルそのものだと思います。社会への自閉症の理解を深める意味でもこの映画をオススメします。

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