「マーティ・シュプリーム 世界をつかめ」を観る(ネタバレあり)
今夜はティモシー・シャラメ主演「マーティ・シュプリーム 世界をつかめ」を観てきました。1951年を舞台にアメリカで卓球人気を盛り上げようとする主人公の姿を描いた作品です…と書くと感動的なスポーツドラマをイメージしますが、ほぼ9割は人たらし、人騙しの映画です。以降、ネタバレありで進めていきます。
先週に続き、この作品もダメ。終始、この主人公マーティに感情移入できませんでした。既に卓球の腕は全米トップクラス。ただ人として何もかもがダメダメです。遠征先のイギリスでは好き放題、それが卓球協会の逆鱗に触れる始末。その後、罰金支払いと日本への旅費のために右往左往、人やセレブを丸め込もうと画策するマーティ。
結果、恥を忍んで体を張って日本へ渡航するのですが、そこまでの物語はダメ人間らしく同じ事の繰り返し。ほぼ9割がそんな話で全く学びがありません。これまでティモシー・シャラメの作品は推し傾向であったのですが、この作品は推せません。それだけダメ人間ぶりが素晴らしかったと取る事も出来ますが。ちなみに彼自身、この作品の製作に関わっています。
唯一推せる点があるとすれば50年代のNY、そして日本の描写でしょう。途中挿入される日本ニュースも良かったです。昔、NHK特集等で見たニュース映像の雰囲気そのままにこの映画用にアレンジして作られていましたが、ほぼオリジナルを踏襲したものでよく出来ていました。
もっとも卓球映画としても見どころはありません。ライバルとの最終決戦はまるで「ベスト・キッド2」みたい。またカラーボールの蘊蓄は何処から持ってきたエピソード?もし主人公のモデル人物(一応モチーフなる人がいるらしい)の話だとすれば、随分と雑な扱いだったと思います。
とにかくA24の映画は当たりハズレが大きい。この映画、今のところ、今年のワースト候補です。
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