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2026/03/28

「ばけばけ」を観る(完走)

朝の連続テレビ小説「ばけばけ」(全125話)を観終わりました。ラフカディオ・ハーンこと小泉八雲とその妻セツの物語。劇中は脚色を含めてヘブンとトキと名を変えて二人の生涯が描かれました。ヘブンを「将軍 SHŌGUN」のトミー・バストウ、トキを「ベイビーわるきゅーれ」の高石あかりが演じています。

NHKで小泉八雲を扱ったドラマは初めてではありません。私は子供の頃に彼の事を描いた土曜ドラマ「日本の面影」(山田太一脚本)を観ています。ハーンを映画「ウエスト・サイド物語」のジョージ・チャキリス、妻セツを檀ふみが演じていました。実名を使っている事からも史実に近い物語だったと思います…と言いつつ微かに覚えているだけなのですが。

今回は小泉八雲を描きつつ、その形を借りて一組の夫婦を描いていたのだと思います。特に最終週へ至ってはトキから見たヘブンとの齟齬が現れ、そこに悩む彼女が描かれていました。ただそれは彼女の勘違いだったと気づき、二人の思い出を引き出すキッカケとなっていきます。

二人を巡るさゝやかな思い出の数々が写真とハンバートハンバートの主題歌と共に辿る最終回のエンドロール。物語は途中、”笑いに走る”と揶揄、批判された面もあるのですが、このドラマのテーマは「実際の夫婦とは、そうした積み重ねの出来事」と考えての事なのかなと思っています。まして外国人との結婚であっても同じなのだと。

ヘブンを演じたトミーはさすが「将軍 SHŌGUN」俳優、日本リスペクトを感じる演技でした。高石あかりの真骨頂はシリアスと笑いのギャップ、その器用な演技。夫婦間の出来事、怪談を語る上ではそのギャップが重要です。二人のコンビネーションはオープニングでの写真に表れていました。個人的には「MONDAYS」(これは傑作)の円井わんちゃんがこのドラマでブレイクしたのが嬉しいですね。

二人の死後、「KWAIDAN/怪談」がベストセラーになった事を知らせて幕を閉じます。その割にドラマは出版とその反響が盛り上がりに欠ける感はありましたが、史実に沿ったという事でしょう。むしろ「ばけばけ」を観た後は「日本の面影」が猛烈に観たくなりました。これを機にNHKは再放送してくれないですかね。(おしまい)

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