「ストリート・キングダム 自分の音を鳴らせ。」を観る
今日は盟友N氏と「ストリート・キングダム 自分の音を鳴らせ。」を観てきました。宮藤官九郎脚本、俳優で「プロジェクトX」のナレーションでお馴染みの田口トモロヲが監督した音楽映画。70年代末から日本で起きたパンクムーブメントを描いています。
カメラマン兼マネージャーの雄一の目を通して、当時の5組のパンクバンドによるイベントユニット「東京ロッカーズ」を軸にその祭りの始まりと終焉、今失ってしまったものを伝えていきます。少なからず同じ時代を生きた者にとって多くの感慨がありました。
特にコンプライアンス、息苦しさばかりの今の社会に比べ、自由の息吹をひしひしと感じます。しかもメジャーシーンに目もくれず、我が道を進む彼らの姿はまさにパンク。とはいえ定義の無さもパンクらしくも、やがて現実の壁にぶち当たっていくのです。
大森南朋演じるs-toraがその場を鼓舞する件には心を動かされました。いい意味で声を出す事を忘れてしまったのも。サブタイトルの“自分の音を鳴らせ”はどの分野にも当てはまります。そのシーンのおかげで非常に元気をもらった気がします。
物語は出演者によるライブシーンとエッセイ原作の地引雄一さん撮影の写真を組み合わせ、何しろモノクロ写真は雄弁で時代の空気感まで見事に伝えています。ビデオデッキにケーブルで繋いだカメラの映像も当時のもので、そのオチも含めてニヤけてしまいました。
キャストでは峯田和伸のピュアさ(峯田と吉岡が夜の街を走るシーンとか)、吉岡里帆の可愛さとギタープレイ、堕ちていくモモを演じた若葉竜也、仲野太賀のギャップ、中村獅童と演じた本人とのハマりぶりも良かったです。
追伸.
(当時)新宿ロフトってあんな感じの場所だったんですね。ビデオデッキの件もそうですが、時代を感じさせるものが数多く登場します。レコード屋さんにソノシートが懐かしいですね。車もトヨタタウンエースに日産チェリー、スバルレオーネも出てきて嬉しかったです。
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