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2026/03/07

「ナースコール」を観る

今日の2本目は盟友N氏と「ナースコール」を観てきました。「ありふれた教室」のレオニー・ベネシュ主演のスイス・ドイツ合作。州立病院で働く看護師フロリアの目線で彼女の一日の仕事を見ていく追体験ドラマ。とにかく凄い映画でした。

この映画は盟友N氏の観たかったリストにあり、タイトル以外全く頭に入れずに臨みました。そのせいで冒頭であまりの展開に圧倒され、エネルギーを吸われるように疲れが出て睡魔に襲われました。原因は我が体調で映画のせいではありません。必ず体調を整えて観に行ってください。

物語はフロリアそのもの、ズバリ看護師の仕事。映画の意図を理解した瞬間、冒頭の睡魔を悔やみました。とにかく次から次へと鳴らされるナースコール。フロリアに息つく暇も無く、しかも命を巡る事案もあれば、単なる我が儘まで枚挙いとまがありません。そんな中、フロリアは粛々と対峙していきます。

何しろフロリアの仕事ぶりが凄まじいです。92分の上映時間、何度手のひらのアルコール洗浄をした事か。そりゃ手だって荒れてしまいますよ。それよりも凄いのが、次々と行っていく処方、注射器を含めて澱みなく準備していく手捌き。演じたレオニー・ベネシュの凄みを感じました。

担当する患者それぞれに小さなドラマがあって、患者、もちろんフロリアとの間にもドラマが生まれていきます。ただほぼ忙殺されていくフロリアの姿に蹴散らされてしまいますけど。この映画は世界中の看護師さんを代表、フロリアを通して今の現実をリアル以上に描いています。

映画は長回しとカメラワークを駆使してフロリアの姿を追います。つい、11年前に2週間入院した時の事を思い出しました。看護師さんは本当にタフな仕事、感謝と共に是非この映画を覚悟して観て欲しい。そして間違いない傑作だと思います。

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