「ネタニヤフ調書 汚職と戦争」を観る
今日は盟友N氏と伊東市の金星シネマで「ネタニヤフ調書 汚職と戦争」を観てきました。イスラエル首相ベンヤミン・ネタニヤフ氏の汚職捜査、流出された尋問映像と取材を通してその人物像に迫っていく政治ドキュメンタリー。2023年に始めたガザ侵攻と共にネタニヤフとイスラエル、周辺状況を明らかにしていきます。
この映画は政治家ネタニヤフの道程を辿りつつ、権力を広げていく姿が描かれています。政治家としての敏腕ぶりというよりも癒着や金の匂いしかしません。記憶力の高さが秀でている事が語られますが、基本彼から出る言葉は「覚えていない」。政治家にとって国を問わずに都合のいい言葉です。
ネタニヤフ本人のスキャンダルの後、妻サラの台頭が政治家としての転期となった事が語られます。金の亡者、贈答品の数々は彼女のためのもの。取り巻きの一人、イスラエル出身である某映画プロデューサーの処遇を巡り、アメリカへの働きかけて白紙に戻す…その一方でプロデューサーの裏の顔が語られます。
利用出来る者は重用し、不要となれば切り捨てる。ネタニヤフ周辺の人々の出入りはトランプ大統領の若き日を描いた映画「アプレンティス」と重なります。そして極右会派を取り込んだ今、イスラエルは最も危険な領域にある、その最たる姿がガザ侵攻なのです。
イスラエル国内であっても選挙と世論の乖離は死者、人質の状況に表れています。”チャッキーの花嫁”に媚を売れって...そしてこの映画の後、イランに対するアメリカとの共同軍事攻撃は全世界を巻き込んで我々の知るところです。そもそも正義の戦争なんて無いんですよ。この映画を観て改めて痛感しました。
追伸.
この映画を観ている間、心中穏やかではいられませんでした。本当に胸糞悪くなるくらい。その一方、ある人物は”チャッキーの花嫁”に見えました。具体的に名は書きませんが、自分勝手な主人公チャッキーが彼なのでね、推して知るべし。この作品と「ノー・アザー・ランド 故郷は他にない」との接点も見えました。司法、軍部の崩壊、ネタニヤフのプライベートアーミー、私警察と化しているわけですから。
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