「男と女」「ランデブー」を観る
今日は盟友N氏と伊東市の金星シネマで「男と女」と「ランデブー」の併映を観て来ました。「男と女」は言わずと知れた1966年公開、クロード・ルルーシュ監督によるフランス映画。カンヌ映画祭グランプリ(パルムドール)を始め、世界中で多くの映画賞を受賞した恋愛映画の金字塔でもあります。今回、初見でした。
物語は子供を宿舎学校に預けているアンヌとジャン・ルイがある出来事から接近し、恋に落ちていく様が描かれていきます。二人共にパートナーを失った過去があり、短期間に大人の恋愛観が交錯していくところが興味深いです。特に一夜を共にした二人の心境、顛末にその点が表れていました。
結局、二人がどうなったかは本作だけでは全て語られません。続編が作られている理由でもありますが、個人的にはこの作品で充分だと思います。ただそれ程にこの作品で主人公の二人、特にヒロインであるアンヌが魅力的に映ったのは言うまでもありません。アンヌを演じたアヌーク・エーメが本当に美しいです。
映像はパートカラー、モノカラーを組み合わせて現実とその一方で二人の心が近づく状況が伝わってきます。ウィキを読むと全編カラーフィルムが買えなかったための苦肉の策らしいですが、非常に効果的でした。またどのカットを観てもオシャレで情緒的。この味わいは今の作品では得難いところ、本当に名作だと思います。
ジャン・ルイがレーサーであるためにクルマが多く出てくるのですが、ルマン24時間耐久レースではフォードGT40(まさに「フォードvsフェラーリ」の時代)を、モンテカルロラリーやプライベートではマスタングを運転しています。全てフランス車で無いところがミソです。
ちなみにクルマ通の盟友N氏と私が気がついた点は
(1) マスタングのオープンの幌を留めないんだ?
(2) 電報を受けた後、燃費極悪のマスタングでモナコーパリ1,000kmを何回給油にしたんだ?
(3) 別れたアンヌを追い駆けて先回りって本当に可能?
特に(2)は非現実的で映画のウソ臭プンプンかと思います。
併映の「ランデブー」は同じクロード・ルルーシュ監督による1976年製作約8分の短編です。ほぼ全編がパリ市内を高速で駆け抜ける映像です。冒頭でトリックや早回しを使っていないと説明されており、時代を考えればかなり高度な技術で撮影されている事が伝わります。
しかもノンストップである事、信号無視の数々からも無許可、ゲリラ撮影では無いでしょうか。オチもフランス映画らしくオシャレ。タイヤの軋み、ブレーキにシフトチェンジの音も心地いい。ちなみに地上スレスレの高速映像はあまりの迫力で、前に座っていた方は映像酔いし掛けてたみたいです(苦笑)
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