「サムシング・エクストラ! やさしい泥棒のゆかいな逃避行」を観る
今日は映画の日。盟友N氏と一本目「サムシング・エクストラ! やさしい泥棒のゆかいな逃避行」を観てきました。フランス産のコメディ映画。邦題通りに宝石店に押し入った強盗親子の逃避行を描いています。しかもその逃避行である集団の中に忍び込む事に….
原題「Un p'tit truc en plus」は”ちょっとしたおまけ”という事らしいです。英題「A Little Something Extra」もそれを言い表した面がありますが、劇中で「Something Extra」は”特別なもの”と訳しています。この映画に出てくるある集団とは障がい施設の入所者たちの事。すなわち障がいの有無に関わらず、皆特別なものを持っていると言いたいのです。
日本でもEテレ「バリバラ」やニッポン放送「チャリティミュージックソン」等互いの理解を深める番組があったりしますが、そこまで。この手の番組で世間の認知度は日テレ「24時間テレビ」が上ですが、番組立ち上げの頃の志は無くなり、しかも色々やらかしてますからねぇ。
日本映画なら「梅切らぬバカ」がありましたが、健常者が演じるところの限界。一方海外では「コーダ あいのうた」のように障がいを超えてオスカーを受賞する機会があったりします。基本シリアスな切り口な映画が多くなりますが、この作品はフランスらしく常に笑いに溢れ、しかも毒のあるユーモア、セリフで描かれています。
自責の念を込め、日本の福祉の理解、描き方は歪(いびつ)なのかもしれません。少なくともこの映画ではお互いの理解に垣根はありません。確かに強盗親子は初見で面食らうのですが、気がつけば血の繋がり以上の関係性になっていきます。それこそ出演者の演技が物語を超えた瞬間だと思います。彼らが笑わせたいシーンは笑っていいんです。
だからといって劇中、理解のすれ違いがヒロインのアリスにあったり。ちなみに施設の関係者、入所者は皆役名と出演者名が一緒なんですね。そういう気配りが演技(!?)を引き出したのかもしれません。あまり構えずに観て欲しい作品です。最後に悲しいかな、障がい者専用駐車場のエピソードは国を問いませんね。
個人的には「愛のささやき」が流れてきた際は「とんねるずのオールナイトニッポン」(”パローレ”のコーナー)を思い出してつい笑ってしまいましたよ。
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