「ブゴニア」を観る
今夜は「ブゴニア」を観てきました。エマ・ストーン主演、ヨルゴス・ランティモス監督作品。「女王陛下のお気に入り」からの彼ら5度目のタッグです。オスカーを席巻した「哀れなるものたち」もあれば、「憐れみの3章」のような彼のクセが際立った作品もあります。果たして本作は…
一応、前情報として韓国映画のリメイクである事、さらにあのアリ・アスターが製作に関わっている事は知っていました。物語はジェシー・プレモンス演じるテディが従兄弟のドンと共にエマ・ストーン演じる製薬会社の経営者ミシェルを誘拐します。その理由こそが彼女がエイリアンであると信じての事だった…
冒頭から相変わらずの怪優ぶりを発揮するジェシー・プレモンス。SF?あるいはスリラーなのか?彼によって観ている我々は大いに惑わされます。今のハリウッドで奇行を演じさせたら右に出る者は無いでしょう。「憐れみの3章」や「シビル・ウォー」を彷彿とさせる演技です。チャリ激コキのシーンは思わず笑ってしまいました。
一方、主演のエマ・ストーンは丸刈りする程のイレコミようで本作製作にも関わっています。テディの拷問に耐えるミシェル。ジェシー・プレモンスと演技で対峙できるのはエマしかいないでしょう。彼らによって我々は物語のカオスに翻弄されていくのです。
ヨルゴス・ランティモスとアリ・アスターのクセの強さが融合し、クライマックスに至っては口あんぐり必至。さらに淡々と続く顛末は神の警告に思えてきます…と高尚な事を書いてしまいましたが、観る人を選ぶ作品であるし、サービスデー以外で観るとダメージは大きいかもしれません。
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