「Black Box Diaries」を観る
今日は盟友N氏と「Black Box Diaries」を観てきました。性被害を受けたジャーナリスト自身が立ち向かう姿を映したドキュメンタリー作品。昨年の米アカデミー賞長編ドキュメンタリー部門にノミネートされ、その後紆余曲折を経てやっと日本で公開される事になりました。
非常に重い内容です。でも伊藤詩織さん自身のパーソナリティ、明るさがあってバランスが取れている印象もあります。逆にその点で彼女に対する誤解が生じるかもしれませんが、当事者が事件を語る、戦っていく姿はとても力強く感じます。
この戦いは時の政権との対峙という側面もあります。何せあのお方のお友だちが訴える相手(彼の著書の出版先もそのお友だち)で組織の下、逮捕は取り消されてしまいます。彼の勤め先はリベラル系放送局ですが、その人脈からも総理との蜜月ぶりは想像に難くありません。
訴えた相手の逮捕が取り消された後、水面下で進めた事件をまとめた著書「Black Box 」発売に漕ぎ着けます。その後、逆に名誉毀損で1億3000万円の訴訟を受ける事になるのですが、その渦中で心身が疲れ果てていく姿も赤裸々に語られていきます。
このドキュメンタリーではそうした伊藤さんの姿勢だけでなく、真実に眼を逸らさない人々にもスポットが当てられています。立ち向かう中の孤独、ただそれだけでは無い事が描かれていました。相手の記者会見に臨む彼女は壁を乗り越えた姿なのかもしれません。
性被害に対し見直される世界的な潮流の中、後進国と言われる日本。ちなみに報道特集や王様のブランチでこの作品をどのように紹介するでしょうか?いや、忖度なくちゃんと紹介すべきだと思いますよ。
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