「レンタル・ファミリー」を観る
今日は盟友N氏と「レンタル・ファミリー」を観てきました。「ザ・ホエール」のブレンダン・フレイザー主演のヒューマンドラマ。かつて日本のCMでブレイクしたアメリカ人俳優がタイトル通り、依頼人の家族になる姿を描いています。内容的にコメディ色はあるけども、最後は少し心が温かくなる物語です。
現実に日本で”家族レンタル”なる商売があるようですが、そんな立場を戸惑いながらも依頼人に寄り添うフィリップをブレイダンが好演しています。登場人物は皆ほとんどが良い人、でも中には理不尽な依頼もあるわけでそこはアンチテーゼ的に物語の中で昇華されています。
この映画の中で描かれる日本は大都会が刺激的に、地方では大自然と何処か懐かしさを感じさせます。物語に日本の式典、行事、文化が織り込まれ、ハリウッド作品にありがちな似非な表現はありません。それでいて今を映すようなプロットもあって最初のエピソードからハッとさせられます。
主役はブレイダンですが、これは平岳大演じるシンジを中心にしたチーム「レンタル・ファミリー」の物語でもあります。ある出来事で窮地に追い込まれたフィリップが紆余曲折を経て、4人がお寺を後にする姿はまさにそれでした。だから物語の大団円にも納得がいきます。
ハリウッド作品で日本人俳優が活躍するのは嬉しいです。柄本明の存在感、平岳大はもちろんチーム「レンタル・ファミリー」の愛子演じる山本真理も光っていました。個人的には安藤玉恵ちゃんがいい味を出していました。彼女の役柄はわかる人にはわかる描写、全編そんな行間を感じさせる演出も良かった。HIKARI監督、製作も兼ねるブレイダンの優しさが伝わる作品でした。
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