「ペンギン・レッスン」を観る
今日は盟友N氏と静岡シネギャラリーへ遠征、一本目は「ペンギン・レッスン」を観て来ました。1976年軍事政権下のアルゼンチンを舞台に、学校に赴任した英語教師と、彼と生活する事になったペンギンを描いた映画、しかも実話に基づく作品です。
ピーター・バラカンさんがラジオ番組でオススメした事以外、特に情報は入れずに鑑賞しました。アルゼンチンの事情に反し、雇われ感ばかりの主人公。現実逃避で訪れたパラグアイでペンギンに出会い、そこからはサルバドールと名付けられたペンギンが人々を惹きつけていきます。
この映画はリアルな「E.T.」なのかもしれません。実話なのでリアルは当たり前なのですが、サルバドールを中心に起こる化学変化は似ています。不仲な生徒も建前だけの教員たちも、サルバドールの前では本音で接するのです。動物セラピーみたいなものでしょうか。
また軍事政権下という事情が主人公たちに影を落とします。しかも目の前で起こった出来事に何もできなかったと。一つの区切りとしてラストシーンで描かれるエピソードがありますが、それは事実よりも希望なのかもしれません。そして今も同じ事実に対峙する人たちがいると映画は結ばれています。
主人公トムを演じたアラン・リックマン似のスティーヴ・クーガンが好演。エンドロールで改めてこの映画が実話である事を知ると共に、実際のサルバトールの泳ぎはさらに可愛かったりします。年初からとても良い映画を見せてもらいました。
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