劇場版「緊急取調室 THE FINAL」を観る
改めて…あけましておめでとうございます。今年も宜しくお願い致します。今日は映画の日。劇場版「緊急取調室 THE FINAL」を観てきました。天海祐希主演、緊急事案対応取調班(通称キントリ)の活躍を描く刑事ドラマシリーズの劇場版、そしてシリーズのファイナルを飾る作品です。
ファイナルの相手は内閣総理大臣。総理襲撃犯の森下の動機を追及していく中で、石丸幹二演じる長内総理との接点が明らかになっていきます。動機となる”空白の10分”の追求、総理と対峙していくキントリメンバーの姿が描かれていきます。
ある不祥事で公開未定となった本作。今回、石丸幹二にリキャストされ、むしろキャラクターがしっくりきました。悪人顔の総理では先入観が入ってしまいますから。未曾有の台風、災害の前で陣頭指揮を執る総理には正義感が必要だし、実は…というところがキントリの見どころだからです。
ただしそこはエンターテイメント、ファンタジー。実際、総理大臣を聴取する事はあり得ません。それができたら森友学園問題、その後の襲撃事件と歴史は変わったと思います。この作品はある意味、それら出来事へのアンチテーゼに思えるのです。だからといって物語に破綻がないところは井上由美子による脚本の巧さだと思います。
この映画の見どころは邦画界で最も男気ある天海祐希の演技と存在感。「てっぺんの向こうにあなたがいる」でヒロインを支える記者を好演していましたが、本作では座長らしさ、シリーズを引っ張ってきた気概に溢れる姿がスクリーンから伝わってきます。
もちろん10年培ったキントリメンバーのキャラクターたちも存在感を発揮していました。田中哲司、小日向文世、でんでん、塚地武雅、そして大倉孝二。それ以外にもキャラ多数。ただし今回の劇場版初見の方だとキャラが、彼らの過去も含めて渋滞気味に感じるかもしれません。
でも見事なファンムービーとなっていて、観て損はない作品。初期メンバー大杉漣さんへの感謝も忘れていません。改めてファイナルが寂しいです。ただ興行も良いようで、配給する東宝は簡単に金脈は逃さないかもしれないけれども…
なお冒頭、富士市での災害対応で静岡県知事に対する揶揄があったのですが、まだまだ川勝県政時代の名残があるのかもしれませんね。
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