「赤い風船 4K」「白い馬 4K」を観る
今日は盟友N氏と伊東市の金星シネマで一本目「赤い風船 4K」「白い馬 4K」を観ました。二作共にフランスの映画作家アルベール・ラモリスによる作品で「白い馬」が1953年、「赤い風船」が1956年に公開されたもの。今回、70年を経て4Kリマスター版として甦りました。
製作順でいけば先に「白い馬」からの上映となりますが、連続上映で物語的には「赤い風船」が先で正解です。とても可愛い映画でパスカル少年と赤い風船の友情ともいうべき関係性が描かれています。まるで意志を持ったような動きをする風船が堪りません。
ちなみに予告編やチラシの説明通り、世界の多くのクリエイターに支持された作品で、母国ではトリュフォー、日本では円谷英二、手塚治虫、黒澤明がそこに名を連ねます。作品を観るとその意味が凄く解るし、現実的な描写とファンタジーの匙加減が絶妙です。しかもラストシーンの昇華具合が非常に印象に残りました。
一方「白い馬」はカラフルな「赤い風船」と異なりモノクロ作品です。野生の白い荒馬と少年の姿を描いています。群れのリーダーだった馬が馬飼いに追い込まれ、主人公の少年と出会います。馬を救いたい少年と馬飼いの攻防、そして追い詰められた少年たちの顛末が描かれていきます。
馬飼いたちは鞍や鎧(アブミ)を装備して騎乗していますが、少年は裸馬のまま。それでいて全速力で疾走しています。これは結構危ない事で競馬好きの俺はそこで驚いてしまいました。また主人公の馬ともう一頭の馬がリーダー争いする姿、描写はリアルで中々観られません。本当に噛みつきあっていました。
物語の顛末を含め、当時の撮影技術の高さが感じられます。また「白い馬」のラストシーンの崇高さが印象に残りました。
なお「白い馬」の少年の弟は「赤い風船」のパスカル少年です。しかも彼は監督の息子さんのようです。俺はテロップで気づきましたが、盟友N氏も少年の顔を見て気づいたよう。この子本当に可愛いですね。
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