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2025/12/03

「TOKYOタクシー」を観る

今夜は「TOKYOタクシー」を観てきました。「ハウルの動く城」以来となる倍賞千恵子、木村拓哉共演、フランス映画「パリタクシー」を山田洋次監督(兼共同脚本)が日本版にリメイクした人間ドラマ。オリジナル同様、客に乗せたマダムとタクシー運転手の交流、そしてマダムの人生を辿った物語となっています。

オリジナルを観ているせいか、本作の製作が決まった時、「何故リメイク?」と思い、公開が始まると観るのを少々躊躇していました。ただ実際観てみてマダムの人生は国を超えて不変なのだと思いました。しかもこの日本版では男のゲスぶりが絶妙な配役(キャスト名を見た瞬間に納得)で色濃くなります。

山田洋次カラーはマダムとの旅が葛飾柴又からスタートする点でも判ります。それだけでなく「こんにちは、母さん」同様に戦争へのメッセージを込められています。またオリジナルに比べ、宇佐美の家族が出てくるシーンが多い気もしました。

タクシー運転手演じる木村拓哉(ヒーロー系彼らしからぬ配役)に最初は違和感を持ちましたが、倍賞千恵子演じるマダムとの掛け合いが始まると気にならなくなり、むしろ中盤からいい感じで観る事ができました。マダムの人生と出会う事で最後の一日でも二人は家族になったのだと思います。

ロードムービーらしく東京下町や目的地へ向かう横浜の夜景の美しさは良かったのですが、都内の映像にあまり魅力を感じませんでした。見飽きた光景、高層ビルばかりでこれは仕方ない事。横浜での二人の交流は良かったですね。本作はオリジナル以上の出来とは言いませんが、オリジナル同等に良かったと思います。

追伸.
ニッポン放送、上ちゃんの「あさぼらけ」でこの映画を話題に取り上げていた時、車内の映像は全てLEDウォールの前で撮影したものと聞いていました。鑑賞中はそこばかりが気になって(苦笑)。でもフロントガラスの映り込みとかどうやって撮ったのか。考えていたら今夜、眠れなくなっちゃうかもしれません。

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