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2025/11/15

「ミシェル・ルグラン 世界を変えた映画音楽家」を観る

金星シネマで今日の映画二本目「ミシェル・ルグラン 世界を変えた映画音楽家」を観ました。フランスを代表する映画音楽家であるミシェル・ルグランの過去と今を追ったドキュメンタリー。彼の軌跡を追いつつ、パリで行われた人生最後のコンサートを迎えます。

一本目でやや鬱状態になったところでしたが、この作品には救われました。冒頭、「キャラバンの到着」をバックにオシャレなアバンタイトルが流れ、グッと気持ちを掴まれます。彼の才能を認めた音楽学校の先生があえて卒業を遅らせたエピソード(より良く教えるために)が可笑しいです。

その後は編曲、彼自身の歌があったり、マイルス・デイビスと共演(この他の共演陣の名前も凄い)があったり、ジャズ畑とキャリアを重ねていったミシェル・ルグラン。そんな彼が映画音楽の発注を受け、頭角を現していきます。中でもジャック・デゥミ監督の「シェルブールの雨傘」で世界的な評価を受けていくのです。

「シェルブールの雨傘」「ロシュフォールの恋人たち」と総天然色の映像にミュージカル、ルグランのスコアが彩ります。いいですねぇ。二作とも未見なのですが、思わず観たくなりました。また彼の偉大さはスティングを始めとするアーティストたちの証言からもそれを裏付けていきます。

全世界を駆け巡るルグランですが、最初のハリウッドの仕事で精神的ダメージを受けたよう。母国を地盤に仕事を展開していきます。妥協しない姿勢はプロの証(煙たがれる事も…)。個人的には彼が手掛けた「ネバー・セイ・ネバー・アゲイン」が超あっさりと扱われた事が残念でした。

ドキュメンタリーとしてつい「モリコーネ 映画が恋した音楽家」と比較してしまいますが、沢山の作品を満遍なく見せていた「モリコーネ ….」に対して、こちらは作品を絞っていました。また個人のアーカイブ映像も多く、ルグランの人物像に迫っていました。

また日本での仕事(「シェルブールの雨傘」日本語吹替歌の指導)やブルーノート東京での演奏も出てきます。そして最後は自らが指揮、演奏するコンサート。満身創痍の中、ステージ上ではその裏側を見せないプロでした。フランス映画界、音楽界での彼の影響力を知らしめるドキュメンタリーです。

追伸.
この映画の前にいつも通りに「一徳」さんで盟友N氏と昼ごはん。久しぶりに油そばを食べました。ふたくち食べてから酢で味変、さらにニンニクを足しました。ニンニク堪らんですね。最強の味変でオススメしたいです。

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