「港のひかり」を観る
今夜は舘ひろし主演、藤井道人監督最新作「港のひかり」を観てきました。元ヤクザの漁師三浦と事故で視力を失った少年幸太の出会いと絆を描いた作品です。ヤクザ映画といえばかつての東映の王道路線。物語自体に新味はありませんが、若い藤井監督(兼脚本)が撮る事に意味があります。
しかも名カメラマン木村大作とのコラボレーション。これまでの藤井監督作のようなシャープな現代タッチの映像と異なり、石川の風景と銀塩感が実にマッチしていました。特に雪の中で鮮血のまま対峙する三浦と幸太を捉えた映像は趣き、味わい共に素晴らしかったです。
舘さんが良かったですね。決して演技の幅は広い方では無いですが、優しさと時に凄みのある表情がスクリーン映えしていました。また「ヤクザと家族」以来ですが、藤井監督との相性が良いのではないでしょうか。
幸太は少年期を尾上眞秀くんが、青年期を眞栄田郷敦が演じています。舘さん演じる三浦との絆を紡ぐ少年期の幸太が丁寧に描かれていました。そのおかげで再会する青年期にも絆が引き継がれ、ある出来事から三浦は強くある決意を固める事になります。
その相手こそ元舎弟で組を継いだ石崎で演じるは椎名桔平。若頭を演じる斎藤工と共に超キレた演技に怖さを超え、時にちょっとニヤけてしまいました。でも(ピエール)瀧さんをズタボロにするところは本当に怖かったです。
加えて笹野高史や市川正親の安定ぶり、そして個人的名女優MEGUMI演じる毒親のどハマり具合が目立ちましたね。
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