「ドミニク 孤高の反逆者」を観る
今夜は「ドミニク 孤高の反逆者」を観てきました。アメリカ・コロンビア合作のクライム・アクション。主演はウクライナ系アメリカ人のオクサナ・オルランで劇中のドミニクもウクライナ出身と言及しています。先日大関に昇進した安青錦と共に母国を支える意気を感じます。
物語は正義感の強いフリオがカルテルと癒着する警察内の出来事を密告しようと試みますが、サンティアゴ署長の力で阻まれてしまいます。その圧力は彼の家族にまで及び、そして悲劇が…前夜、酒場でフリオと出会ったドミニクはそんな彼らを助けるべく動き出すのです。
冒頭の瞬殺でドミニクの殺し屋としてのポテンシャルは充分に伝わりますし、しかもドキッとする艶っぽいシーンもあり。いやそれ以上にコロンビアのお国事情を表すような物語は想像の斜め上を行く展開が待っています。その結果に愕然として思わず涙が出てきました。
ズバリ、この映画は強い女性の物語です。ウクライナの夏木マリとも言うべきドミニク=オクサナ・オルランだけでなく、彼女と行動を共にするフリオの家族の女性たちにもスポットが当たります。戦いの果てに何があろうとも最後まで戦う姿に感動します。
一方のカルテル側のヒエラルキーにもその一端が見えてきます。女性に圧倒されていく男たちが隠れたテーマなのかもしれません。ドミニクの素性は断片的に明かされていきますが、そんな描き方も想像力を掻き立てます。
20年前ならB級映画として扱われるかもしれませんが、スタイリッシュな映像と戦いぶりに見事惹きこまれました。適度にクール、でも家族の絆も感じます。これは観て良かった。B級どころか傑作、最上級のアクション映画ですね。
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