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2025/11/09

「モンテ・クリスト伯」を観る

今日は現在公開中の「モンテ・クリスト伯」を観てきました。2024年製作のフランス映画。原作者アレクサンドル・デュマといえば「三銃士」が有名ですが、この「モンテ・クリスト伯」も復讐劇として知られています。ただし劇中、ダンテスは復讐と呼ばず、正義のためと理由付けしてますけど。

1815年、航海士ダンテスが婚礼の儀を前にして逮捕されてしまいます。無実の彼は嵌められて10年に及ぶ投獄で気力を失う中、ある司祭との出会いから脱獄の機会を得ていきます。脱獄したダンテスは5年に及ぶ準備ののち、モンテ・クリストと名乗って彼を嵌めた人物たちへの復讐が始まるのでした…

ダンテスを嵌めた三人が力を持ち、成り上がっていく15年の月日。そんな権力の虜の三人の前に現れたモンテ・クリスト伯爵はさぞ魅力的に見えたでしょう。そもそも1815年時点のダンテスも人々、女性を魅了し、恨み嫉み嫉みの対象にあり、復活した彼なら当たり前の姿かもしれません。

観ているうち、綿密に準備を進めるダンテスに加え、彼と行動を共にする二人への感情移入が生まれます。ある出生の下で宿命を生きたアンドレを泣きながら寄り添うエデが悲しく映りました。復讐を背負う二人を冷静に見つめるダンテスの視線も悲しいです。

このエデを演じたアナマリア・ヴァルトロメイがいいですね。アナ・デ・アルマスを彷彿とさせる美貌にハッとさせる表情。復讐と愛の狭間に生きるエデを見事に演じていました。今後、世界的に出てくる女優さんのような気がします。ちなみにこの映画、美男美女にヒゲ面のオジさんでできた作品でもあります。

こちらも「国宝」に負けず劣らずの3時間弱の作品ですが、むしろ本作のほうが惹きつけられた気がします。古典的復讐劇である点も大きいと思うのですが、それを補うようにテンポの良い展開、演出も功を奏したのだと思います。映像も美しかったですし。間違いなくオススメの一本ですね。

強いて欠点を挙げるとすれば、ダンテスがモンテ・クリストとなるメイク(=マスク)がやり過ぎな気が。だって「ミッション:インポッシブル」のイーサン・ハントばりのクオリティなのだもの。そりゃバレないって。この時代、普通はスケキヨレベルで精一杯ですよ。この点は一度だけ心の中で軽くツッコミを入れておきました。

追伸.
「モンテ・クリスト伯」は世界中で映像化される程の人気作品ですが、フジテレビでディーン・フジオカ主演ドラマにもなっていた事を思い出しました。ダンテスを見てると、確かに彼なら似合う役柄だと思いますけどね。

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