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2025/11/24

「台風クラブ 4Kレストア版」を観る

今日は盟友N氏がN氏の同僚さんに金星シネマ布教のため「台風クラブ」を観て来ました。相米慎二監督による1985年公開の日本映画。台風一過となる中学校を舞台に学生たちの騒動を描いた作品です。

「台風クラブ」というと真っ先に工藤夕貴の名が浮かびますが、どちらかといえば学生たちを巡る群像劇でブレイク前の大西結花も出ていたりします。なお今回の上映は4Kレストア版になります。

物語は台風と彼らの騒動を軸に若さの有り余るエネルギーと、その一方で生まれる悩みを赤裸々に描いています。今ならコンプライアンスで問題になりそうなプロットもあり、時代を感じさせます。また木造校舎や国鉄等、懐かしさを感じる面も多くありました。

仮にテーマがあるとすれば、中学生たちのエネルギーだと思います。ただちょっとヤバい映画。レ○プまがいの行動があったり、性的描写もあります。かつてある女優さんの若手時代に"泣かした"と言われる相米組ですから、本作も長回しの撮影と相まってかなり過酷だったと推測します。

しかも台風の中(あるいは降水車を使った)、しんどいシーンの連続です。特に暴力シーンは同じゴジ(長谷川和彦監督)組ATGの「青春の殺人者」譲りなのかもしれません。

その中でユーモアがあったのは、大人たちの描写です。「(お前たちも)15年経ったらこうなるんだ」みたいな事を三浦友和が宣っていましたが、40年経ったオレはさらに達観した目線でこの作品を観ていました。この作品には我々大人世代が失ったものが詰まっています。

さらにちょっと笑えたのは三浦友和のフィアンセがジュンコだったという事。モモエではありません。これは昭和世代にしかわからないユーモアですけど。ただし全編シュールであったり、かなり観る側を選ぶ作品である事は間違いありません。やはり劇場でこそ…の作品では無いでしょうか。

追伸.
N氏の同僚さんはこの後、「ふつうの子ども」を鑑賞。「台風クラブ」のシュールさを払拭する良さがあったそう。この二作は非常に対照的な映画ではありますが、小回りの良さ(中山競馬場かよ?)、金星シネマっぽいセレクションだったと思います。

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