「エヴァンゲリオン30周年特別番組「残酷な天使のテーゼ」時代も国境も超えて」を観る
TVerで配信された「エヴァンゲリオン30周年特別番組「残酷な天使のテーゼ」時代も国境も超えて」を観ました。何とエヴァ30周年だそうです。新劇場版以降、シンエヴァは複数配給になったり、日テレ「金ロー」で放送されたりする等、メジャー感に溢れています。
しかしその第一歩は当時万年マイナー局だったテレビ東京からでした。1995年10月4日に放送開始した「新世紀エヴァンゲリオン」のオープニングテーマ「残酷な天使のテーゼ」を掘り下げ、現在に至る影響力を探っていくテレ東製作の約30分番組です。最初の育ての親テレ東だからこそ「残酷な天使のテーゼ」に斬り込む資格があると思います。
Z世代は判りませんが、50代以下で「残酷な天使のテーゼ」を歌えない人はいないと思います。その魅力、楽曲に纏わる化学反応が番組で語られていきます。
30分番組なのであっさりしている感がありますが、及川眠子さんによる作詞、大森俊之さんによる編曲秘話を通してこの曲の持つ神秘性、特に何度耳にしても飽きない、むしろ惹き込まれる理由がこの番組を通して実証されています。
特に高橋洋子さんが30年間変わらない歌声を聴かせてくれる努力、番組内で何度も歌う姿が神々しいです。しかも海外での熱狂ぶり。この歌が全世界、国境を越えて広く愛される、日本語で歌ってくれる曲は僅か。エヴァの持つ宗教感はこのオープニング、曲、映像が決定付けた事を改めて実感できます。
テレ東にはテレビ版エヴァのスタート時の秘話をドキュメントかドラマにして欲しいですね。これも育ての親(あるいは生みの親かも)、テレ東しかできないです。企画が通っていく過程とか、製作時のドタバタとか。当時のムック本でも触れられていましたが、30年経った今だからこそ面白いと思います。
ちなみに今月から旧劇場版、新劇場版が映画館で連続上映されますが、これ観て(番組内での「魂のルフラン」)ちょっと刺激されましたね。ヤバいな旧劇場版だけでも観に行こうなぁ?
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