シネマサンシャイン沼津が閉館
Yahooニュースになってしまったので書きたいと思います。このニュースの前にシネマサンシャインのメルマガに登録していたので、昨日の午前中に同じ情報が記載されていました。目にした瞬間、ショックだったと同時に納得する面も多々…
20年前、沼津駅周辺には2か所の映画館がありました。ジョイランド沼津ボウルビルと同じ系列の宝塚。そして2006年、そこにシネマサンシャイン沼津が仲間入りする事になります。当時は映画ファンとしては嬉し過ぎる、まさに狂気の沙汰状態でした。
ところが近場に3か所の映画館があるという事は間も無く共食いが始まります。静岡県東部最大のスクリーンを有していたボウルビルが2007年に、ボウルビルと同じく場末の映画館の宝塚が2015年2月に閉館することになりました。シネマサンシャイン沼津が圧倒的に有利。やっぱり音と環境のいいシネコンで観たいですから。
ちなみにボウルビルでは「ゴッドファーザーPart3」が上映途中でフィルムが止まったり、宝塚では正月興行の「カンフーハッスル」の音声がおかしな事になっていたりした事が思い出されます。それでも大昔に東京の名画座で感じた場末感を味として楽しんでいました。
一方でシネマサンシャイン沼津は優等生映画館。初期にはイベントがあったり、4DXが追加されたり、それも思い出です。トラブルはあまり無かったけど、近年は観客我一人で観る事も多くありました。そして2019年から沼津市内はIMAXシアターのある、ららぽーと沼津のシネマサンシャインと2館体制での共(友)食いが始まりました。
そしてシネマサンシャイン沼津は差別化が始まり、ミニシアター系を上映したりしてそこが映画ファンとして近年のメリットではあったのですが…
ジョイランド沼津2館が潰れ、さらに来春にシネマサンシャイン沼津が無くなる今。映画人生の大半がこれら映画館で培われた事、ここまで映画が大好きになった事に対し、無くなった、無くなっていくこれら映画館に感謝しかありません。思えば、妻との初映画、子供共々家族で観たのもシネマサンシャイン沼津でした。
沼津はいまだに「ラブライブ」頼りの街です。沼津市行政は色々テコ入れしているようですが、街中に人の姿はありません。街中の老舗、有名店は次々と消えてます。だから観光客は地元民には”港湾”と呼ばれる沼津港へ行くし、郊外のららぽーと沼津は盛況。いわゆるドーナツ化現象の典型です。「ラブライブ」のランドマークの一つであるBiVi沼津。今回のニュースはBiVi沼津のテナント、周辺のお店にとっても青天の霹靂だったかもしれません。
さてシネマサンシャイン沼津が無くなる事によるメリットは唯一これだけです。以下、転記…
「シネマサンシャインららぽーと沼津との劇場間違いが多発しておりますので、劇場名を必ずご確認の上、チケットをご購入ください」
ちなみに地元民はほぼ間違えないけどね。
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