« 競馬初心者のための小ネタ「海外で種付すること」 | トップページ | 「ホウセンカ」を観る »

2025/10/29

「新世紀エヴァンゲリオン Air/まごころを、君に」を観る

今夜は月1エヴァとして現在リバイバル上映されている「新世紀エヴァンゲリオン Air/まごころを、君に」を観てきました。1997年公開のアニメーション映画。庵野秀明監督がその後、袂を分つ事になるGAINAX製作で最後の作品。配給は東映ですが、スターチャイルドやテレビ東京のロゴもオープニングを彩って懐かしいです。

本当は今回の月1エヴァで「シト新生」(=魂のルフラン)も観たかったけれど、予算と予定上無理と判断。せめてこの旧劇場版だけはどうしても観たかった。皆が期待した真(シン)の人類補完計画に対し展開された映像の数々。あの夏、鑑賞後に何とも言えない空気に包まれた劇場の事を今も忘れられません。

あの頃の場末の映画館と違い、シネコンの音と映像の素晴らしさ。音響、サラウンドとそのセパレーションの良さも多くのシーンで感じました。”偽りの再生”直前のアスカに対する囁きの数々が生々しかった。

しかも今回はBESTIA上映なのでスクリーンも巨大。おかげで補完計画の中で登場する白い綾波のスケール感に圧倒されました。”偽りの再生”でのエヴァ弐号機の活躍も良かった。これは劇場で観るべきです。あと残り二日間しか上映はないけども…

物語はテレビシリーズ第二十四話から受けた第25話「Air」と第26話「まごころを、君に」が描かれていきます。特に「Air」はタイトルの通りにバッハの「G線上のアリア」がフィーチャーされたエヴァシリーズと弐号機との対決シーンが素晴らしいです。この曲を通して残酷な描写をこれ程に美しく見せてくれたのはこの旧劇場版と「Se7en」だけです。

第25話「Air」に関しては「もののけ姫」同様に生きる事への渇望に尽きます。自棄になるシンジに対して”偽りの再生”でのアスカに心動かされます。アスカにしろ、ミサトにしろそのセリフの一つ一つが今の俺の心に刺さりました。そして泣けました。あの夏には全く感じた事が無かったのに。

第26話「まごころを、君に」は”現実を受け止める”というテーマはもちろん、シンジとアスカとのやり取りがあの夏はただの茶番に見えたのだけれど、何故かアスカの行動、言葉が◯◯の◯◯◯の姿が重なりました。終劇直前の最後のセリフは今、俺に投げ掛けられるそのものです。

閑話休題。新劇場版はこの旧劇場版に比べて非常に分かりやすい作品になりました。でも反面、実はこのわかりにくさが旧劇場版の魅力だと思うのです。しかも冒頭からこれでもかと嫌なものを見せていく。対して新劇場版はあらゆる面でトリートメントされて美しい。同じ作品でこれ程の違いはありますが、旧劇場版の雑味やケレン味は大きな魅力です。

“エヴァンゲリオン”という言葉には福音の意味が含まれています。新劇場版よりも(テレビシリーズと)旧劇場版の方が福音という点で今の俺には相応しい作品でした。だから月1エヴァで新劇場版を観に行くつもりはありません。(おしまい)

251029_01

|

« 競馬初心者のための小ネタ「海外で種付すること」 | トップページ | 「ホウセンカ」を観る »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 競馬初心者のための小ネタ「海外で種付すること」 | トップページ | 「ホウセンカ」を観る »