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2025/10/28

競馬初心者のための小ネタ「海外で種付すること」

曜劇場「ザ・ロイヤルファミリー」で今週登場したロイヤルホープ。彼は日本生まれのサラブレッドです。ただ劇中でも言及されているように加奈子の父、野崎武史は母馬をアメリカに持っていって種付しました。つまりロイヤルホープのお父さんはアメリカの種牡馬という事になります。

ディープインパクトの父でノーザンテースト以来、日本競馬の勢力図を変えたのがサンデーサイレンスです。彼はアメリカで活躍しましたが、種牡馬として社台グループにトレードされ、日本にやってきました。ディープインパクトは日本で母ウインドインハーヘアに種付されて、日本で生まれました。

ロイヤルホープもディープもお父さんがアメリカ馬ながら日本生まれです。しかしロイヤルホープは海外で種付された母親が日本に持ち込まれています。ひと昔前は持込馬(もちこみば)と呼ばれて特別に扱いされていました。それはマルゼンスキーの時代です。日本で生まれたのに外国で種付したために外国産馬(別名マルガイ)と同じ扱いを受けたのです。※色々定義はあるみたいです。

正確にいうと1971年から1983年までの持込馬がこれにあたります。この頃の持込馬はある制限が、それはクラシックや天皇賞に出走する権利が与えられなかった事です。たとえ朝日杯を大差勝ちしてもダービーには出られませんでした。この点に関しては多くの逸話がありますが、当時「外車」と呼ばれたマルゼンスキーが如何に頭抜けていたかを物語ります。

そして2000年以降、外国産馬及び外国馬へのクラシック及び天皇賞への出走制限が緩和され、今に至ります。

出走制限の緩和はある意味、日本競馬のレベル向上の成果です。サンデーサイレンス、ブライアンズタイム、トニービン等、バブル時代に輸入された種牡馬たちによって血統と競走レベルは大幅に向上しました。しかしながらその恩恵を受けるのは高額種牡馬を種付できる大手や一部の牧場だけです。

「ザ・ロイヤルファミリー」では日高の生産者である野崎ファームが大枚叩いて海外で種付する博打と描かれましたが、大手牧場に勝つ、G1を勝つための執念がそうさせたのは言うまでもありません。果たしてその成果は、今後のドラマ展開が楽しみです。

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