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2025/10/12

「バード ここから羽ばたく」を観る

今夜は盟友N氏の誘いで「バード ここから羽ばたく」を観てきました。少女ベイリーの過ごした4日間の出来事を追った青春ドラマ。ここでジャンルを示す事すらネタバレになりそう。彼女の継父?を若手実力派で「チェルノブイリ」に出演していたバリー・コーガンが演じています。

冒頭での継父とのやり取りまでは何となく我慢できたのですが、どんどんベイリーの境遇が悪くなっていた事を知ると嫌悪感だけが残ります。特に実母家族との対面は最悪。この映画はどのように収束させたいのか想像しながら観ていました。

そしてベイリーの前に登場するのがバードです。バードとベイリー、子供たちとのピュアなやり取りは前述の描写を薄めていく感じがします。そんな中ベイリーは初潮を迎え、大人への第一歩を踏み出すのですが、バードとの出会いはその狭間の成せる出来事だったのかもしれません。

でもこの映画を観ながら、オレは何となくバードの存在を当てていました。年初に観たあの作品を思い出したのです(クリック注意)。後にまんま似た描写もあったし、そこだけを切り取れば別の映画になってしまいます。あくまでバードの存在はベイリーとの関係が成せる出来事なのでしょう。

毒親と虐待描写が多く、観る人を選ぶ作品です。バリー・コーガン演じる全身タトゥーの父親さえ、最後には優しく見えてしまいます。それでも「お前、歌ってる場合じゃないだろ」と心の中でツッコミを入れていました。ちょっと微妙な作品でした。

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