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2025/09/14

「グロリア」を観る

今日はU-NEXTで「グロリア」を観ました。1980年公開のアメリカ映画。ジョン・カサヴェテス監督、ジーナ・ローランズ主演(実生活ではご夫婦)による女性版ハードボイルド逃走劇。友人の男児を引き取る事になったグロリア。同時にある手帳を託された男児フィルと組織から逃れる姿が描かれていきます。

今回初見。かつて別冊宝島の「このビデオを見ろ!」を読むと必ず紹介されているのが「グロリア」でした。なかなか観る機会が無かったのですが、U-NEXTのラインナップにあったので視聴。映像から漂う80年代、ニューヨークの街並みが懐かしく映ります。

それを強くしたのは音楽を担当したのがビル・コンティだという事。そう80年代、ニューヨーク、音楽ビル・コンティときたら「探偵マイク・ハマー/俺が掟だ!」が頭の中で重なりました。サックスをフィーチャーした音楽がグロリアとフィルの心情を表現しています。

まぁあちらは超ハードボイルドなのですが、こちらは心の交流、母性愛を感じるマイルド気味なハードボイルドです(やや日本語がオカシイ)。常に逃げ回るというより、女性らしく休む時は休む、撃つ時は撃つ…そんなメリハリがこの映画の魅力。しかもヤワな男に啖呵きるグロリアがいい。

物語はニューヨークの巨大なギャング組織に対して女性一人(事情を知る"組織の女")で挑むこのと無謀さ、一方でフィルの成長も描いていきます。結果ある終局を迎える事になりますが、個人的にはハッピーエンドに思えませんでした。むしろ次なる始まり。とはいえ、続編はなく1999年にリメイクされた本作。今こういう骨太な作品が劇場で掛かってくれたら嬉しいのだけれど。

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