「ベートーヴェン捏造」を観る
今夜は「ベートーヴェン捏造」を観てきました。歴史ノンフィクション書をテレビドラマ「ブラッシュアップライフ」「ホットスポット」のバカリズムによる脚本が売りの「かくかくしかじか」関和亮監督作品。
ごめんなさい、私はこの作品ダメでした。導入部はバカリ世界らしさがあり、会話もウィットに富んでいい感じで始まりました…だから日本人が外国人を演じる流れに納得、そこまでは良かったんです。その後は今風になったセリフの応酬(Amazonレビューによると原作由来らしい)も平板で上映時間中ずっと苦痛でした。
前半の見どころは古田新太演じるベートーヴェンが劇場で第9を披露するシーンだと思います。ただそれもCG合成ありありだったし、後半では嫌なヤツ=ヴェートーベンが山田裕貴演じるシンドラーによって捏造されていく物語(現代伝聞、報道のメタファー)になっていくのですが、正直面白さを感じませんでした。
この映画鑑賞時、やはり頭の隅には似たコンセプトながら大傑作「アマデウス」がありました。エッジの効いた登場人物、ストーリーの面白さに加え、音楽が本物で生きていました(=ここは重要)。それに比べるといずれの要素も本作は三枚も四枚も落ちると言わざるを得ません。特に映像から受ける音楽の印象はとって付けた感が否めませんでした。
上映中、特に後半はほとんど眠気に負けていました。個人的に今現在、今年ワーストです。ちなみに今回の午前十時の映画祭15のラインナップに「アマデウス」があるので、是非本物の映画、演出、音楽を劇場で観たくなりました、とさ。
| 固定リンク



コメント